あいさつレス?
「あいさつレス」職場が増加中という記事を読みました。
「おはようございます」「お先に失礼します」など社会人として当たり前とされてきた基本的なあいさつを交わさない職場も増えているようです。
勤務時間ずれるフレックスタイム制や時短勤務などの広がりが一つの要因になっているとも言われています。
「出社が遅い人や、退社が早い人にあいさつするのはなんとなく・・・、仕事に集中している人に声をかけるのは気がひけるような・・・」といった声もあるようです。
決して悪意があって挨拶していない訳では無く、あえて余計なあいさつをしないという働き方も増えつつあるようだ」と記事は締め括られていますが、少し寂しいような気がします。
ハワイに行った時、朝の散歩やジョギングをしている時には、必ずアメリカ人は笑顔で「グッモーニン」とあいさつをしてくれます。
道ですれ違っただけの全く知らない人相手でも「アロハ」と笑顔が飛んで来ます。
つられてこちらも笑顔で「グッモーニン」「アロハ」とやっています。
英語なんて全く喋れない私でもです。
たった一言の挨拶ですが、とっても気持ちが良いものです。
アメリカ本土(メインランド)には行ったことが無いので全てがそうなのか定かでありませんが、アメリカ人は人懐こく、そして物怖じしない人が多いようです。
余談ですが、ハワイに住んでいる友人は生粋の日本人ですが「人見知り?なにそれ美味しいの?」と言いそうなくらい、誰にでも話し掛けられるコミュニケーション能力を持っています。だからこそアメリカ社会に普通に馴染めるのかな?
日本人は、私も含めシャイな人が多く、見知らぬ人と挨拶を交わすという事は、少し抵抗があるような気がします。
しかし、当然の事ですが「おはようございます」「こんにちは」「グッドモーニング」「アロハ」・・・
気持ちの良い余韻を含むこれらの言葉は、本当はもっと口に出したいと、誰でも思っているのでは・・・1~2秒で済む事です。
皆が勇気を持って「あいさつ」をすれば職場や地域の雰囲気が変わるような気がします。
職場で一緒に働いている人に挨拶くらいしても・・・と思ってしまいます。挨拶しない事が思いやりというのは可笑しな話です。古いオッサンです。
記事の中では「上下関係に縛られているような挨拶は苦手です、後輩が先にしなきゃいけないとか、声は大きくとか暗黙の決まりみたいなものがどうもダメで」などとも書かれていましたが、人と人が出会う時のマナーです。そこまで気をまわさなくても良いのでは?
「あいさつ」は、ちょっとしたマナーですが、私には人と人が暮らす時の大切な潤滑剤になっているような気がします。
「残業している人に対して気を遣うから・・・」という理由もありましたが、私には「あいさつ」をしない為の言い訳のように聞こえます。1~2秒の事です!
家内は周囲の人から冗談で「超勤カッター」と呼ばれるくらい職場の超勤を減らしているようです。
そのコツは?というと「自分が超勤をしないこと」との一言!
沢山超勤をしている人間が「超勤するな」と言っても説得力が有りません。
先ず自分が超勤をしないで、皆に早く帰るよう促す、それを徹底したら本当は超勤したくないと思っている人も同調してくれるようになるようです。
そのかわり時間中に暇そうにしている人が居ると「何か仕事しろ」とピーピー言っているようですが、有る意味、今課題となっている生産性の向上といった観点からも、一人くらいは「超勤カッタ―」を必要な気がします。
家内の職場は、早出や遅出がありますが、家内は先に帰る時でも必ず「お先でーす」と言っているみたいです。
別に職場の人全員に「お先に帰らせて頂きます」と言って回る必要などありません。
忙しい時には誰も返事してくれない時もあるようですが、それでも挨拶はちゃんとして帰っているようですし、職場の他の人達同じように挨拶をしているようです。
職場の人が一人、二人と知らぬ間に帰っているのも可笑しな話です。
私が古い人間なのかもしれませんが、やはり「あいさつ」は、してもされても気持ちの良いものだと思います。