堺市の変人

堺市から情報を発信する変人親父です

やるせない気持ち!

昨日、夜の散歩の帰りに鳴き癖のある小型犬に会いました。

このワンコは、他の犬を見ると、とにかく鳴きわめきます。

犬が見えなくなるまで鳴くのを止めませんので、飼い主さんも気を遣い他の犬と出合うのを避けられていました。

 

最近は飼い主さんもお年のせいか、犬の散歩をサポーターさんに任されているらしく、制服をきたサポーターさんが散歩させているのが常でした。

どちらにしても、自分が散歩出来なくなったらサポーターにお願いするという事は、ワンコが可愛がられている事は確かなようです。

 

散歩も終わり家に帰ろうと思っていたら、「ワン ワン ワン」と、その小型犬が力の限り此方に向かって吠え続けています。

此方の二匹は制御が効きますので、そのままやり過ごそうとお座りをさせ待っていたら、小型犬は吠えながら近寄って来ます。

 

試しに手の甲を犬の鼻先に出してみると、噛み付く事も無いようです。

了解を得てリードを預かり、お座りをさせてみました。

簡単にお座りとはいきませんでしたので、力づくでお尻を押さえお座り!

壊れた蓄音器のように吠え続けていたのが、側に犬が居るのにも関わらず鳴き止みました。

 

この仔は、きちっと躾をすれば無吠えは無くなるような気がしました。

しばらくすると、我が家の預かり犬にちょっかいをかけようとしたため、今度は地面に押さえ付けて行動を制御しました。

「降参!」とワンコが言っているようです。

力を抜いてもワンコは、そのまま地べたでじっとしています。

 

躾をしだしたら、最後までやり切り、良い形で終わる。

トレーナーさんに教わった事の実践です。

途中で終わるとワンコの勝ち!次も暴れるぞ!とワンコが学習してしまいます。

 

サポーターさんに、「この犬の鳴き癖は治りますよ。」と感想をお伝えしたところ、「この犬は飼い主さんが手放す事に決められています。ただ、鳴き癖があるので簡単に次の飼い主さんが見付かるか・・・」

 

いい子なのに、ショックです。

やるせない気持ちに襲われました。

別れ際、思わず小型犬を抱きしめていました。