災害時の「ライン」
私も家内もアナログ的な人間で、自宅PCでのインターネットはなんとか使えるものの、携帯は二人共、未だに「ガラケー」を使っています。
家内はそれでも「タブレット」を持っていて、通勤途中でネットなどは見ているようですが、それ以上の有効活用はしていないようです。
今朝、大きい地震が起きて関西の交通網は大打撃を受けました。
家内が遅番の出勤だったので地震が起きた時刻は、二人でのんびり朝食を食べていました。
突然の大きな揺れに驚いたものの震源地から離れている我が家は被害に遭いませんでした。
しかし、大阪市の中心部まで通勤している家内にとっては一大事です。
電車が止まっていないか鉄道会社のHPで確認するも「通常通り運行」と書いてあるだけで更新されていない様子?
仕方なく目視で確認(我が家から線路が見えます)したところ上下線共に動いている気配がありません。
「これは会社に行けないな」と思っても、家内は職場の様子が気になります。
早番の人は通勤途中の時間です。誰が職場に到着しているのか?仕事はスタート出来るのか?か気になります。
上司や職場に電話をするも「この地域は只今電話が大変混みあっています」のメッセージばかりで全く繋がりません。
やきもきしながらテレビを見ていましたが、タブレットにラインのメッセージが入ったようです。
通勤途中の部下から「今〇〇にいて電車が動き出すのを待っています」とのメッセージ!
その後も数人からメッセージが入り、職場はなんとかなりそうだと、家内は「ホッ」と一安心していました。
「ライン」は凄いです!
結局10時半頃に運転再開して11時半には職場に着いたらしいですが、今回の一件で災害時の「ライン」の有効性を確信したらしく、職場の人間全員参加のライングループを作って帰ってきました。
職場に一番最初に出勤していた人は、皆がラインで職場の様子を問い合わせてくるので返信にてんてこ舞いしていたそうですが、「災害時こそ皆で情報を共有することが大事」とライングループを作ったそうです。
私は、リタイアして職場の心配は無いですが、家内は「携帯電話が有る」と安心していた事を反省したようです。
いつかは、私も「ライン」なんかさせられるのかな?通話とメールしかやってませんので「ガラケ―」で満足していますが、「職場だけでなく家族間でも要るやろ」なんて言われたら観念するしか無いようです。
今回の地震ではお亡くなりになられた方も居られます。
このような事は二度と起こって欲しくないですが、自然相手では、これを最後にと止めることもままなりません。
せめて災害時の備えだけでもキチンとしておく必要かあると改めて感じました。