堺市の変人

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「ジョン・ウェイン」をさがして!

「ミスター・アメリカ」と言われたジョン・ウェインが無くなって40年近く経ちますが、彼が主演した「駅馬車」「アパッチ砦」「黄色いリボン」「リオ・ブラボー」「アラモ」・・・

多くの名作が今日でも回を重ねて放映されています。

 

私なんかは、主演ジョン・ウェイン、監督ジョン・フォードとなると必ずテレビに釘付けになってしまいます。

彼の映画は、古き良き時代の「アメリカの正義」をそのまま映像にしたようで、「勧善懲悪」の典型といった感じです。

さしずめ日本の「水戸黄門」や「大岡越前」のように、弱きを助け悪を懲らしめる典型的なワンパターンストーリーですが、見始めたら最後、「The End」まで必ず見てしまっています。

 

さすがに、ネイティブアメリカンを悪者と決めつけた古い西部劇は、歴史を直視していないため放映は少なくなっていますが、良きにつけ悪しきにつけアメリカの良心の象徴のようです。

 

あの時代、アメリカでは未だ「理想」があり、「社会正義」が貫かれるといった期待が残っていたように思われます。

アメリカが世界に軍隊を派遣し秩序を保っていた頃、「パックス・アメリカーナ(米国による平和)」は、多くの問題も引き起こしたようですが、最低限「アメリカは正義を貫く」という信頼感もあったような気がします。

 

今日、いろんなニュースを見ていると、アメリカは世界平和に向け「理想」や「正義」を持っているのかな?思ってしまう事がしばしば出て来ました。

アメリカ国民の政治に対する信頼も薄れて来ているような気がしてなりません。

「雇用が奪われた」「格差がひどい」・・・当然の主張ですが、その先に「あるべき国の姿」「目指すべき社会」といったものがハッキリしていないようにも見えます。

 

日本は、古より人々が助け合って生きてきた国です。

不断の努力で「理想」忘れずに「正義」が貫かれる社会を作って行きたいものです。

政治家の役割は重大です。

政治家を選ぶ国民の役割はもっと重要です。

 

ジョン・ウェインに拍手を送る風潮が恋しいです。水戸黄門しかり!