堺市の変人

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グレゴリー・ペック

1961年制作のアメリカ映画「ナヴァロンの要塞」、主演は私の好きなグレゴリー・ペックです。

グレゴリー・ペックヘンリー・フォンダジョン・ウェインなんかは、出演しているだけで映画が様になるような気がします。

 

最近テレビでやっていたのが「ナヴァロンの要塞」、共演は名優のアンソニー・クインとデヴィット・二―ヴン、どちらもアカデミー賞を取っていますから、おのずと映画に深みが出て来ます。

 

戦争物ですが意外と戦闘シーンが少ない映画です。しかし、「戦争と人間の弱さ・強さ」と言ったものが上手く表現されているようです。最近の派手な戦闘シーンで観客を引き付ける映画とは一線を画しています。

 

併せて、気のせいか色彩がチャラチャラしていません。最近のデジタル化された映像とは少し違って奥行きを感じます。フィルムで撮った映画でもDVDにダビングしテレビで再生するまでには一旦デジタル処理されていますので、そんな事は無いはずですが撮り方の違いかも知れませんが映像が落ち着いています。

さすがにアカデミー賞ゴールデングローブ賞を取った作品と納得させられます。

 

グレゴリー・ペックといえば「ローマも休日」が余りにも有名ですが、私は「ナヴァロンの要塞」や「大いなる西部」の方が好みです。単純に男らしくて挌好良いのが好きなオッサンです。

 

実は、この映画の主役はケーリー・グラントウィリアム・ホールデンに辞退され彼に、ミラー伍長もディーン・マーチンからデヴィッド・二―ヴンになったようです。

5年前に制作された「白鯨」は、少し彼の演技が鼻に着くように感じますが、「ナヴァロンの要塞」は彼以外のマロリー大尉役は考えられません。

 

50年以上前の映画ですが、現代でも越えられない名作の一つだと思います。