堺市の変人

堺市から情報を発信する変人親父です

「おせち料理」

私は、「おせち」の中では「棒鱈と小芋、田作り」が大好物、ご飯と食べても美味しいし、酒の肴にもぴったりです。(一人前の事を言っていますが、そんなにお酒は飲めません)

今年は珍しく家内が「棒鱈」を炊いてくれました。義母の体調が悪かったので買ってきた棒鱈を丸投げされた形です。

初めての挑戦ですが、「丁寧に作ってみよう」と思ったらしく、ネットで色々調べていました。

柔らかく戻してあるのを買ってきましたで、後は煮るだけと軽く考えていましたが、柔らかく仕上げるためには下茹でをした後に味付けと大層時間が掛かったようです。(棒鱈は下茹ですると鱈の臭いが部屋中に充満します。)

 

家内は「こんなんやったら安請け合いするんや無かった!」とグチグチ言っていましたが、なんとか作りあげました。

手間を掛けて昆布と鰹節で取った出汁で味付けをしたせいか、家内が作ったにしては上品な感じに出来上がっていました。

 

何時も我が家では、「おせち料理」をは取り寄せています。(棒鱈、黒豆、田作りを除く)

今年の正月は、京都の料理屋さんのおせち料理を注文しました。

毎年、郵便局のカタログで注文しているのですが、今年は例年より5,000円アップと張り込んで頼んでいました。

 

京都の料理屋さんの「おせち」と言っても、実はあまり期待していませんでした。

「どうせ似たり寄ったりだろう」と思っていたのですが、入っていた棒鱈を食べて驚きました。甘ったるく無くとても上品な味付けでした。

「おせち」に入っている棒鱈は、甘みが前に出ているものが多いのですが、京都の「おせち」の棒鱈はしっかり出汁の味がしみ込んだ甘過ぎず、噛むほどに鱈の味わいが楽しめます。

 

「さすが京都の料理屋さん!」、残念ながら家内が作った棒鱈の煮つけより美味しかったです。

 

10月位からデパートに行くとおせち料理の予約が始まっています。

人気のお節は即日売り切れなども珍しくないとか・・・

お節は家庭で作るとなったら大変な作業ですので、最近は家庭で「おせち」を作る事も少なくなったようです。

 

核家庭化が進んで、お正月に親戚一同大勢集まってワイワイ酒を酌み交わすなどという事が少なくなっている現代では買ったほうが安くつくし効率的なのでしょう。

家内も、年末は仕事に追われ「おせち」を作っている時間が無いようです。

 

でも、「おせち料理」の無い正月なんかは考えられません。

新年の「おせち料理」、新年を祝うめでたい料理、見た目にも綺麗な料理、正月にしか味わえない料理・・・これからも大切にしたい日本の文化です。

私は作りませんが・・・