ちょっと遅い「正月」
以前は、正月には親戚の家に一族郎党が集まりちょっとした酒宴で盛り上がったものでした。
そんなにお酒が飲めない私も、正月に限っては勧められるお酒を無下に断る事も出来ず、当日は「飲まねばなるまい」と腹をくくったものでした。
宴が終わると「飲み過ぎて頭が痛い・・・」と家内に愚痴っていたものですが、尽きるところ苦手な酒宴の席も、何時の頃からか心待ちにしていたものです。
年に一度の親戚が集まる場ですので「飲まねばなるまい」といった諦もあったようですが・・・
そんな親戚も一人欠け、二人欠けと少しずつ寂しくなってきました。
私が高齢者ですので母は90歳を越えています。元気な叔父さん叔母さんも押し並べて70~80歳代ですので、さすがに酒量も減ってきています。
なにより、「集まろか」という言いだしっぺも居なくなってきましたので、ここ数年は正月といえども家族だけで過ごしています。
しかし、先日義母が「正月以降〇〇さんから何回も電話があった」「会いたいのかな?」と日頃元気な叔父さんが寂しがっているのでは?といったような話を家内としていました。
叔父さんは一人者、会社に勤めていた頃の友人と何時もゴルフに行ってきたという話を聞いていましたので、あまり気にしていなかったのですが、「もう80歳」「ゴルフも止めた」「(家の中で)一人で倒れたら思うと夜も眠れない」・・・
どうしても他人事とは思えません。私も「布団の中で一人で死んでいたら・・・」といった気持が分かる歳になりました。
「あの時呼んであげていたら・・・」となったら大変です。
そんなこんなで、明日は叔父さんを呼んでの遅い正月です。
久し振りに「飲まなければ」と腹をくくっています。
叱られるのを覚悟で、運転免許の返上なんか話題にしようかな・・・
叔父さんも歳!明日だけは体力の弱っている事を祈るのみです。