久し振りの「淀屋橋」
橋の南詰の「カフェ ベローチェ」で約束の時間まで「コーヒータイム」、嬉しい事にこのお店、二階に喫煙席があります。
時間もたっぷりありましたので、ブレンドコーヒーのLサイズを頼み二階に陣取りました。
丁度、陽も傾きかけた頃で、夕暮れ時の柔らかな日差しに「ホッ」と一息つきました。
思わず「懐かしいなあ・・・」
実は、20年位まえには、職場がこの界隈でしたので毎日通っていました。
仕事を終えて、歩いて北新地に繰り出した事もありました。
カフェの二階から道行く人を眺めていると、さすが「ビジネス街」、現役のサラリーマンが足早に通り過ぎて行きます。
20年前には、私もあの人並みの中の一人だったと思うと、不思議な気持ちになります。
それにしても、昔と違い「マスク」を着けている人が目立ちます。
健康志向?それとも花粉症?
20年もすれば街の様子も変わります。
窓越しに見えているのは、日本銀行やフェスティバルホール・・・
大きな建物は、昔のままですが入っているお店が大分変わっているようです。
昔ながらの淀屋橋南詰の時計屋さんや京阪淀屋橋駅の看板を見ると「ホッ」としてしまいます。
時代が変わっても古い店が残っているのは嬉しいものです。
これから何十年も変わらないのは、「土佐堀川」の流れだけのような気がします。
現役時代は、目の前の仕事に日々追われていましたが、リタイヤした今、同じ景色を眺めていても、街や人の流れをゆっくり見れる余裕が出来た気がします。
ネオンが点き始めました。車のライトも眩しく見えます。
これから街は、夕闇に包まれ夜の顔に変わっていくようです。
昔通った「居酒屋」は、もう無いかな?
煙草の煙が似合う時間帯です。
仕事も終わり、皆、真っすぐ家に帰るのかな?
それとも、ちょっと一杯?
240円のコーヒー(大)で、一時間半ほど時間を潰しましたが、高層ビルの窓には、未だ煌々と電気が点いています。
「まだまだこれからや!」と企業戦士が気を吐いているようです。