「魚」がご馳走
今日は、家内が職場の飲み会で遅くなります。
それではと、昨日から夕食を何にしようか思いを巡らしていました。
「うなぎ」は高いし一人で入るにはちょっと・・・「がんこ」も結構高くつきます。
以前は良く食べた「ラーメン」も、今ではお腹に重いような気がします。
結局いつもの「焼肉」か「とんかつ」・・・
何とレパ―トリ―の少ないことか!トホホ・・・
食べに行く前に、家内から頼まれていた「牛乳」「オレンジジュース」「サラダ」を買いにスーパーへ、買物ついでに売り場をまわっていたら目に付きました「かますご」!
淡路産の新物で、一食分位が290円、今日はこれで決まりです。
「焼き肉」や「とんかつ」なら1000円は軽く越えますから断然安くつきます。
最近でこそ「肉」より「魚」の方がしつこく無く美味しく食べれますが、若い頃は「ご馳走」といえば牛肉でした。
今でも「ステーキ」と言えばご馳走の代名詞といった感があります。
でも、昔は「ご馳走」と言えば「焼魚」や「煮魚」だったような気がします。
わが国では、「魚」がご馳走の時代が長かったようです。
飛鳥時代には「食肉禁止令」が出され、それ以降永く肉食が禁じられていました。外国人の影響を受け始めた江戸時代でも「牛肉」は薬と言った感覚だったようです。
大正時代になって、ようやく「牛肉」が日常的に食され現代に至っています。
「ご馳走」と言えば「牛肉」というイメージですが、元々日本人の一番の「ご馳走」は、「魚」でした。
一部の高級魚は別として、牛肉よりも格段に安い「魚」ですが、安い「魚」でも「ご馳走」と思える気持ちを大切にしたいです。
勿論、たまには「焼肉」ですが、サバや秋刀魚の塩焼きなんかは、美味しさでは「焼肉」に決して負けていません!