堺市の変人

堺市から情報を発信する変人親父です

魚離れ

今日、近所のスーパーで買った商品を袋詰めしている時の事です。

隣のテーブルで30代位の男性と、そのお母さんと思われる女性が話しておられるのが聞こえてきました。

 

男性「一生懸命働いて、家に帰って来て晩御飯のおかずが魚やったらテンション下がりまくるわ」、と言う会話が聞こえて来ました。

お母さんは「ふんふん」と聞いておられるだけでしたが、やはり今の若い方は「肉!!」なのだなぁと改めて思いました。

 

そう言えば先日干物を購入した清水港の久保田商店のおやっさんも「干物が売れなくなった、隣の沼津は干物で有名な所で干物を製造している業者さんも多かったが、全盛期の半分位になっている。そのくらい干物が売れない、私ところも何時までやってられるかわかりません」とぼやいておられました。

 

その久保田商店で購入した干物、先日から毎晩のように食卓にあがっています。

旅行から帰ったその日に「さば」、翌日「金目鯛」、翌々日「大アジ」、一日とばして本日「さんま」とほぼ毎日魚の干物続きです。

今日食べた「さんまの醤油干」、初めての味ですがなかなか美味しい干物です。

家内は塩干しよりも醤油干しのほうが美味しいと気に入ったようです。

でも「やっぱりサバが一番美味しかった」との事(家内はサバが大好きです)、でも私はやはり「金目鯛」が一番美味しかったです。

白身の魚のほうがあっさりしているからなんでしょうか、やはり歳ですね!

 

しかし、こうやってほぼ毎日のように干物を食べていても全く飽きることはありません。

たとえば、一日目「サーロインステーキ」、二日目「フィレステーキ」、三日目「Tボーンステーキ」が晩御飯のおかずだったらどうでしょう?

私は無理です、二日目で音を上げると思います。

 

でも魚だったら毎日でもOK,やはり魚は日本人の味覚に合った食べ物のようです。

歳だから「肉より魚」なのかな・・・

魚は刺身として生で食べたり、塩をして焼いたり、干して干物、煮て煮物と色々な食べ方が出来、それぞれに美味しい物です。

 

肉好きな方には「肉だって色んな食べ方ができる!」と言われそうですが、少なくとも肉を干しておかずにする事はないのでは?

 

若者の魚離れとか言われますが、周りが海に囲まれている国ですから、もっと魚を食べて欲しいと思います。魚に関しては日本ほど多彩な食べ方をする国は少ないような気がします。世界に誇れる「魚文化」、大切にしたいです。

 

ただ、魚の漁獲量が年々減少し、肉に比べて意外と高く付くというのも否めません。

こんなところにも気候変動の影響が出てきているのかと思うと少し複雑な気持ちになってしまいます。