「換毛期」 Part2
以前に犬の換毛期の話を書きましたが、今日は猫の話です。
猫にも換毛期があるそうです。犬と同じく冬から春に変わる今の時期が一番毛が抜けます。(正直いって私は知りませんでした)
猫は犬と違って、常に自分で身体を舐めて清潔にしてるようですが(ですから猫は洗わなくて大丈夫!)、舐めたついでに毛を飲み込んでしまいます。
ほとんどの猫が飲み込んだ毛を毛玉として吐き出します。先の尖った猫草を食べて胃を刺激して毛玉を吐き出すという説もありますが、糞に混じって体外に排出する猫も居るようです。
毛玉を吐き出さない猫は、毛玉を糞で排出しています。
我が家の凡猫は数少ない毛玉を吐き出さない猫でしたので部屋が汚れる事無く楽でした。(幸いにもウンチは必ず猫砂の上でします)
しかし、あくまでも過去形です。残念ながら今年の春から毛を吐き出すようになってしまいました。
どういう訳かフワフワした場所で吐き出すのが好みのようで、私の座布団の上、キッチンマットの上、家内の掛布団の上などに吐き出してくれますので後の洗濯が大変です。(私はしませんが!)
たまりかねて家内は「まめにブラッシングをしなければ」と、毎日暇さえあればブラッシングをしています。
しかし、このブラッシングがまた大変なようで、こ奴は子猫の時、ブラッシングに慣れさせていないので嫌がります。
色んなブラシを試してみて、やっと辿り着いたのが家内が今使っている「シリコン製のブラシ」です。
このブラシは櫛の部分までシリコンで出来ているので皮膚に当たった感じが柔らかく、まるで親猫が舐めてくれているような感覚になるのか「うっとり」した表情で喉をゴロゴロ鳴らしながら撫でられています。
しかし、それは自分が撫でてほしい場所をブラッシングしてもらっている時だけ!
一旦、気に入らない場所(脚とかお尻の辺り)でブラシが動き出すと不機嫌そうな声を出して家内の手に噛みつき、噛みついたまま身体を丸めて後ろ脚で家内の腕をゲシゲシと蹴り始めます。
そこでブラッシングは一旦中止、機嫌が治るまで気持ち良さそうな場所からやり直し・・・
これを何度か繰り返し、なんとかブラッシングさせて頂いているという感じです。
それでも、家内の努力(傷だらけの手を見れば分かります)の賜物で猫が毛玉を吐き出す回数は少なくなってきました。
この凡猫、家内にとっては大切な家族のようですが、私と猫の関係は「あくまで知人」です。(私には、少しでも気に入らないと猫パンチを連発します)
ですから、ワンコのブラッシングはたまにする事はありますが、ニャンコのブラッシングはした事がありません!
私がやれば本気で噛みつき、猫パンチを連発してきます。そんな危険な事はする勇気がありません!
このまま以前のように毛玉を吐き出さなくなってくれたら良いのですが、「知人」のやる事、毎日洗濯機を回そうと私には関係ありません。
最近、顎の下を撫でてあげたら喉を鳴らし喜んで手を舐めてきますが、そんな事では騙されません!
凡猫のブラッシングだけは、絶対にやらないと心に決めているオッサンです。