我儘な「暖房器具」
若い頃はそうでも無かったのですが、最近は少し寒さが応えます。
冬場は布団に入ってもなかなか暖かくならず、電気毛布に頼る始末。
しかし、電気毛布だと暖かくなり過ぎて、今度は布団をはねてしまっていることもしばしばです。
家内は冬に強い体型のせいか電気毛布等を使わなくても冬場もぬくぬく寝ています。
ある日、あまりにも足先が冷たいので暖かそうに寝ている家内の布団に足先だけ突っ込ませてもらいました。
すると、とても柔らかく肌触りの良い感触が・・・
「これ何?」と聞くと「猫」と答えるではありませんか?
そうです、家内は冬場になると猫を布団の足元に仕込んで寝ていたのです。
横向きに寝て両脚を曲げた状態の丁度お尻の下あたりに猫は潜り込んでいるのでお尻の辺りから足先までほっこりと温もるらしいです。
猫は熱過ぎず、低温の心配も無し、肌触りもよいと三拍子揃った暖房器具らしいです。
ただし、夜中に布団を出ては、また戻ってきて「布団に入れて」と鳴いて家内を起こす言う難点もあるそうです。朝起きた時には絶対布団の中には居ないようです。
私に向かって猫パンチを連発する猫ですが、冬だけは仲良くしても良いかな?
あの温もりと毛皮の肌触りは冬場、本当に気持ちいいものです。
でも、私の布団の中には絶対に入って来ない、役立たずの凡猫です。
まだまだ、凡猫との微妙な距離感は続くようです。