堺市の変人

堺市から情報を発信する変人親父です

「黒曜石の水」

今から7年くらい前になりますが、長野県は蓼科高原に旅行に行きました。蓼科にあるコンドミニアム風のホテル(部屋に簡易キッチンが付いてました)に3~4四泊しました。

 

私はどちらかというと海よりも山の方が好きです。(ハワイに行っても海には入らず山の方ばかり行っています)ですから長野県や山梨県あたりの高原はお気に入りの場所です。

 

滞在先に着いてから「何を見に行こうかな」というのがいつものパターンです。

蓼科高原に行った時は家内がホテルに置いてあるガイドブックを見て「黒曜の水を汲みに行きたい」と言い出したので、急遽、茅野の街まで降りてホームセンターでポリタンク(20ℓ)を買い水を汲みに行きました。

 

「黒曜の水」は中山道の難所であった和田峠の近くにあります。峠付近は昔から黒曜石の産地であったらしいです。その黒曜石で濾過された水が「黒曜の水」として湧き出しています。

 

蓼科高原から黒曜の水を汲みに行くには白樺湖の辺りを通って、車通りの少ない山道を通って行きます。ナビに頼って走っていくのですが、細く周りに建物もない山道をくねくねと走っていると「この道で間違いないのか?」と心細くなってきた頃に水汲み場に行きつきます。(少し遠回りするともっと良い道があったようです)

 

日暮れ前に行ったので私達の他にもうひと組、ご夫婦で水汲みに来られていたのですが、別荘を持っておられる関西方面の方で「別荘に来たら必ずここの水を汲みにくるんです、本当においしい水ですよ」と山ほどペットボトルを車に積み込んで来て汲んでおられました。

 

湧水は勢いよく出ているのでポリタンクは直ぐに満たされます。私達は3つのポリタンクに水をつめて大阪まで持って帰りました。

 

義母にこのポリタンクを一つお土産として渡し、さっそくお茶を入れて飲んでみたところ「ものすごくお茶の香りがいい!」と義母が感動するくらいお茶がおいしいのです。

それもそのはず、この水は日本一の超軟水ということで素材の香りや味をしっかり引き出すという特徴があるらしいのです。それに加えて黒曜石の持つ微弱エネルギーである遠赤外線・磁力線によって濾過されているので腐らないらしいのです。

 

「あんな遠い所からあんなに重たい水を持って帰るなんてガソリン代の無駄や」と嫌味を言っていた私の言葉にも、家内は「フフン」と鼻を高くして気にも留めません。

私の嫌味より美味しい水をゲット出来た事の方が嬉しかったようです。

 

蓼科高原霧ヶ峰辺りに行かれることがあったら、寄ってみるのも良いかもしれません。確かに水は美味しかったです!