扉のないヘリコプター(ハワイ島観光案内)
今日は家内の体験談です。
数年前ハワイ島に行った折、家内がヘリコプターで上空から火山(キラウェア山)を観たいと言い出しました。(私は絶対に乗りません!)結局、家内と一緒に旅行していた友人の二人で大空へ、私と家内のお袋はヒロで待っているという事になりました。
「同じ乗るなら扉のないヘリコプター」と現地の友人に勧められ、あえて扉無しにチャレンジしたそうです。
先ずは体重測定?小さなヘリ(5人乗り)はバランスが大事なので乗る前にキッチリ体重計に乗せられ体重によって座る場所が決まるそうです。(そんなに微妙なバランスで飛ぶの?大丈夫?)
乗る順は
外 |操縦士 友人 家内| 外
となったそうです。(ヘリの安全ためで、乗客の意思は関係無いそうです。)
座席に座ってシートベルトを締めたのですが「こんなゆるゆるで大丈夫?」と思ったそうですが、残念ながら英語しか通じず聞けないまま離陸してしまったそうです。
いよいよ離陸、飛び立って直ぐに「しまった!えらいことしてしもたっ!」と乗った事を後悔したそうです。10センチお尻をずらせばもうそこは空中!左足の靴のすぐ横にはどんどん小さくなっていく地面!取っ手を握るてに力が入ります!手に汗握るというのを地でいってます。なにせ怖かったと言っていました。
クライマックスが噴火口上空のフライト!パイロットが気を利かせて噴火口がよく見えるようにと噴火口上空で旋回してくれたらしいのですが、回る時にヘリが傾くと火山の熱で腕や頬が熱い!(有る程度離れていても熱さを感じたそうです。)
「今、落ちたら格好の新聞ネタなんやろなぁ・・・」と新聞の見出しまで考えたそうです。
そのくらい怖いと思いをしていたヘリですが乗っているとだんだん慣れてくるもので噴火口を過ぎたくらいから余裕が出て来て風景を楽しむ事が出来たそうです。
今では「ハワイ島でヘリに乗るなら絶対扉のないヘリ!!」と無責任に人に勧めております。(でも、再度チャレンジする気は無いようです。)
日本では扉のない観光ヘリコプターなんて絶対ありません。扉のあるヘリより少しだけお値段は高いらしいですが乗ってみる価値ありそうです。(注、今回のヘリコプターは、パイロットも含め現地でレスキューに出動している確かな会社との事です。)