堺市の変人

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無人島に持って行きたいCD(Part3)

 ステレオ好きの人から良く「音の善し悪しはボーカルを聞け!」という言葉を聞く事が有ります。日頃から楽器の生の音に触れていればスピーカーから出てくる音の善し悪しは分かり易いかも知れませんが、私なんかは此れがピアノの音と言われれば「そうかな」と思ってしまいます。

 反面「ボーカル」は誰もが毎日耳にしていますから一番善し悪しが分かり易いというのも頷けます。

 クラシックで「ボーカル」と言えばオペラですが、私は苦手です。いいな!と思って聞いている歌詞が「復讐」なんて意味合いの歌詞だったりしますので、言葉の分からない者にとってはハードルが高いように思えます。

 オペラ歌手ではありませんが、アンドレア ボチェッリのベスト「ビリーブ」2曲目、夢の香りは彼の少しハスキーぽい声を最高に堪能できる曲です。更に15曲目の祈り~プレイヤ―~は、ボチェッリとセリーヌディオンのデュエットですがクラシックとポップスの垣根を越えた共演は圧巻そのものです。

 キャサリン ジェンキンスの「夢を生きて」アモ―レ セイ トゥ(映画ボディガードのテーマ)とジュピターも有名なサラ ブライトマンより少し低めの声が私には心地よく聞こえます。

 ジャズでは、エラ フィッツジェラルドの「イン ベルリン」なんかは豊かな声量で雰囲気たっぷりに歌い上げる彼女の本領発揮といったところです。

 他の音楽と違いジャズは豊かな声量は当然の事ですが、加えて「汗」とか「涙」がストレートに伝わって来るのが好きです。そういう意味で、安富祖貴子の「マブイのうた」なんかは、声に「憂い」が感じられて好きです。一度、7曲目「ラヴァーズ・コンチェルト」を聞いてみて下さい。マイナーですが日本人離れした声と情感は特筆物です。