伊豆半島旅行記 その2
昨日はあいにくの雨、でも家内の食欲は衰える事を知らず、雨の中を車で1時間半かけて下田まで干物を食べに行きました。
下田と言っても中心部に入る手前の小さな漁港にある「万宝」、小さな小さな海鮮屋さんです。
万宝さんでは自分で選んだ干物をその場で炭火で焼いて貰えます。
今日のオススメは?と聞いたところ「のどぐろ」という答えでしたが、家内が「伊豆に来たらやっぱり金目鯛が食べたい!」と言うので「金目鯛」と「アカイカの味噌漬け」「メヒカリ」の3品にしました。
メヒカリはシシャモに似た感じですが、シシャモより脂が乗っている深海魚だそうです。
ネットで調べた情報ではお茶とご飯は持参ということだったので準備して行ったのですが、情報が古かったのか今ではご飯等も用意されているようでした。(お茶も出てきました。)
しかし、持ち込んでも大丈夫です。(私たちは持参した塩オニギリを食べました。)
干物といえば少し塩分が効いているという感覚ですが、この店のは違います。極力魚の旨味が前面に出るように塩分を抑えています。
併せて、炭火で焼いているので身がふっくらと焼き上がっています。
魚好きの親父の拘りが感じられました。
金目鯛は「皮と頭の部分だけ残してください、後で焼きますから」と言われて「?」と思っていたのですが、身を食べた後の皮と頭は再度焼かれて戻ってきます。
頭の部分は骨をバラして、ヒレや皮もパリパリに焼かれ、まさに皮煎餅、香ばしくて最高でした。
家内は魚の皮が大嫌いで普段は食べないのですが、今回だけは「美味しい!」と喜んで食べていました。目玉も含めて全部余すところ無く食べ尽くせます。
イカも柔らかくてプリプリしていて美味しかったのですが、お腹いっぱい!幸いイカは持ち帰りOKでした。
お店は大将と女将さんと息子さん夫婦で営まれているようですが、どの方もとても愛想が良く気持ちよく食事ができます。
月曜日にもかかわらず私たちの他にも10人近い団体さんが2組と2~3人のグループが私たちを含めて3組、10人座ればいっぱいの小さいお店が満杯でした。。(私たちは店の外にテーブルを出してもらって食べました。10人の団体さんは入れ違いで入店)
予約が出来ないお店らしいので土日は絶対に混みます。「行くなら絶対平日」がお勧めです。
お腹も一杯になり、早々に帰路につきましたが、関西からここまで来ているのに下田の町に行かないのも珍しいのかもしれません。でも、下田の味覚は堪能しましたので満足です。
また来たいと思わせる、干物にこだわったお店でした。
伊豆半島旅行記
昨日は朝から山に登ってきました。
天城連山の万二郎岳(1300m)と万三郎岳(1405m)を巡るコースですが、ホテルの人に聞いたところ、このシャクナゲコースは3~4時間位で登山口に戻ってこれる初心者コースだとの事ですので気軽な気持ちで出かけました。
しかし、歩いてみると大小の岩がゴロゴロ転がり足元が定まらない事に加えて、前日の雨でしっかり水を含んだ道でスリップに気を遣っての山歩きとなりました。
私基準では、初心者コースではありません。
出発した登山口まで帰って来るのに5時間余り掛かりましたし、万三郎岳からの下りも道が荒れていたためか結構長く感じました。
ただ、近畿の金剛・葛城山や六甲山と比べると動植物の種類が多いように思います。近畿でも吉野の山奥に入れば別ですが、車で登山口まで入れ2時間余りでピークまでと言った環境で自然の深さを感じられるというのは驚きでした。
途中で、大きなリスや、20㎝位の大きいカエル(イボイボ付き)などに出会えるというハプニングもありました。
ホテルの近くには野生の鹿が数多く生息しているようで、10匹位の群れも駐車場の近くまで出てきていました。
伊豆の山々は雨が多く、倒木にはビッシリと苔が生えている事からも豊かな自然を感じる事が出来ます。
残念ながら、富士山を見る事は出来ませんでしたが、次々と雲が湧き出し、山々に掛かっていく眺めは山水画を見るようでした。
下山後は、家内と合流して伊東の街に降りてみました。
大室山のリフト乗り場近くにある「 おおむろ軽食堂」でちょっと遅いランチ、私は「自然薯ワサビ丼」1,400円、家内は「地魚フライ丼」1,450円にしました。
観光地価格なのか「ちょっと高いな」と思っていたのですが、丼の他に5種類の前菜が乗ったプレートと、食事が終わってからの抹茶+お菓子がセットになっていましたので割高感が吹っ飛びました。どれもなかなか美味しかったです。
今回初めて伊豆半島に行きましたが、別荘地という事もあってか「犬を連れて入れる体験教室」や「ドッグカフェ」などが多く有り、車でちょっと走れば「犬」という文字の入った看板を多く見かけました。
信州方面も犬連れで入れる店は結構有りますが、伊豆は信州の比ではありません。
陶芸などの体験教室もワンコ同伴可ですので驚いてしまいました。
「明日は、魚の干物屋さんに下田まで!」と家内が張り切っています。
犬とのバカンス
昨日から家内が遅い夏休みなので久しぶりに遠出をしています。
伊豆半島に来ていますが、犬猫が居るので大変です。
犬と一緒に泊まれる施設は結構ありますが、猫も一緒となると一気に少なくなります。
今回は猫が泊まれる宿が見つからず、猫は家でお留守番、知り合いに餌とウンチの世話をお願いしました。
犬が一緒なので移動は車です。
成犬だけなら後部座席に犬用カバーをして乗せるだけですが、今回は預かり犬のチビ助(2ヶ月)が一緒です。
バリケンを乗せると狭くなるし、凡犬と一緒に後部座席に乗せると揉めるし・・・
家内は私が抱っこしていればokと言いますが、もしももしも事故ったりしたらチビ助がエアバックになってしまうので御免です。
何か良い方法はと悩んでいたら、家内が猫用の室内ハウスを持ってきました。
災害時などにも使える入り口に網が付いてチャックで締められるようになった物で、サイズも猫用なのでチビ助にぴったり!これにチビ助を入れて後部座席に積んで行く事に決めました。
今回は猫抜きで、お供は犬だけですが、仔犬連れとなるとトイレシートやタオル等々荷物も格段に多くなって大変です。
堺から伊豆まで車で6時間くらい掛かりますので、チビ助は酔ってしまうのではないか?と心配していたのですが、酔う事もなく夕刻に無事現地に到着しました。
天城高原は、夕方ともなると長袖を着ていないと寒いくらいです。(天気のせいもあるかな?)
でも犬にとっては気持ちの良いハイシーズン!
ただでさえ旅行好きの凡犬、到着するなり普段は嫌々歩く散歩に張り切って出かけます。(好き嫌いがはっきりし過ぎている凡犬です。)
方やチビ助は、何時もと同じように散歩はするのですが、散歩から帰った途端に何時もと違う部屋に途端に萎縮してしまっていました。
しかし、やはり仔犬です。好奇心に負けてしまったのか、いつの間にか猫ハウスからソロソロ出てきては楽しそうに遊び始めました。
野犬の子は引っ張り出さないとバリケンから出てこれない子も多い中、此奴はなかなかの大物です。
明日は早く起きて敷地内をゆっくり散歩します。
高原の朝をゆっくり味わっている贅沢なオッサンです。
ジッポー「アーマー」
今使っているライターはジッポー(ZIPPO)のオイルライター、シンプルな構造ですので故障・修理は永久保障ですので安心です。基本的に壊れる箇所が無いといったところでしょうか。
映画の中でもアメリカのGI(陸軍兵士)が持っているライターといえばジッポーという感があります。
オイルとフリント(発火石)さえ有ればOK!戦場では専用オイルではなしにガソリンを使っていたようです。
80年以上の前に第1号が発売されていますが、基本構造が変わらず今日まで根強い人気を誇っています。
私もジッポー派です。とは言っても今使っているのは、2000円位で買った中古のジッポー、ブラス(真鍮)の何の飾りも無いシンプルなものです。
煙草に火を付ける時に、100円ライターよりも味があるような気がして使い続けています。
ライターを空ける時に「カチッ」、蓋を閉める時にも「カチッ」という音が心地よいです。
煙草そのものが雰囲気を楽しむという面も有りますので、その時に「カチッ」「カチッ」というのが堪りません。
開け閉めする時の音は、別にジッポーだけで無くガスライターでも楽しめますが、ガスライターの重量感がある良いものは万円単位、ジッポーは安いものでしたら2,000円でお釣りがきます。
機構上の故障は送料は要りますが修理は無料、永久保障です!
返送料も要りません!さすがジッポーといったところです。
最近、ジッポーに「アーマー」というモデルが有る事を知りました。本体の厚みが一般の物より1.5倍となっています。
さっそくお店で手に取ってみました。
さすがに重量感があります。
「カチッ」と蓋を閉める音にも重みがあります。
3,000円位と少し高くつきますが買って損の無いオイルライターです。
開け閉めの「カチッ」「カチッ」という音に快感を覚えるオッサンでした。
「ダイベストメント」
環境に悪影響を及ぼす可能性のある企業などの株式売却や融資の引き揚・停止を意味する「ダイベストメント」、日本では「融資撤退」と訳されているようですが、近年、化石燃料などに関連する企業の株式や債券を売却する投資家が増えているようです。
世界的な流れのようですが、900を越える投資家の約700兆円もの金額が動き出しています。
アイルランドでは、「化石燃料ダイベストメント法」が可決され、政府系ファンドが石炭や石油などの化石燃料企業資産を5年以内に全て売却する事としています。
ニューヨーク市の年金基金も化石燃料企業からの撤退を決めると共に、ノルウェーの公的年金も日本の中国電力や北陸電力の株式を売却しています。
これらの動きは世界の金融規模から見ると、まだまだ小さな規模ですが暗闇のなかで一筋の光明を見る思いがします。
当然の事ながら、本来なら政治が主導して環境問題に取り組んで行くべきですが、政治が利害関係に縛られ機能不全といった感も拭えません!
世界的にみても「ポピュリズム」が台頭し政治家は、有るべき姿を論ずるよりも目先の利益に走っているような気がします。
トランプ大統領の「アメリカファースト」も「ポピュリズム」の延長のように思われてなりません。
「ポピュリズム」が全て悪いとは思いませんが、世界各国の共存・発展という面から考えるとポピュリズムの台頭は不安要素という感が拭えません。
「ダイベストメント」は、気候変動リスクにつながる企業(産業)を縮小させる事にもなり、政治主導では無く、市場の圧力による事業転換を促します。
「ダイベストメント」が民間投資家にも広がり、環境問題を乗り切る有効な手段となる事を心から願います。
女性が働き続けるために
家内の職場の新人女性がおめでただそうです。
大変おめでたい事なのですが、なぜか家内は浮かない顔?
新人女性は今年の4月に配属になったばかり、まだ仕事も覚えていないのにあと3~4ヶ月で「産休」→「育休」に入るようです。
家内曰く「1~2年休んだら、今まで教えてきた事も忘れてしまうだろうし、そもそも仕事上の手続きが変わってしまうから覚えていたとしてもまた一から覚えな直さなければならない」と肩を落としていました。上司もがっくりきているらしいです。
「マタハラ」と言われそうですが、その新人女性は何のために就職したのだろう?と思ってしまうと言っていました。
家内の会社の別の部署では、今年の4月に配属された1週間後に産休に入った女性もいたそうで、二人とも中途採用なのですが「こういうことが続くと女性の採用が厳しくなる」と心配していました。
家内の世代は女性の総合職採用が始まったばかりの頃で、若い頃は女性が随分肩ひじ張って生きてきた世代です。それだけに「自分たちが頑張って築いてきた女性の地位を落とされた」といった気がするようです。
最近話題になっている「東京医科大学」の女性受験者への減点問題も女性医師は出産で職場を一時的に離れたり、辞めたりする、ハードな現場(外科や整形外科)などの医師に女性はなりたがらない事を嫌われての措置のように言われています。
現場の女性医師からも「妊娠したら職場の地位を自分より年下の男性医師に譲るよう言われた、悔しい」などという声があがっています。
女性であるから減点することは許されることではありません。しかし命の現場で人員不足が起きてしまうということも問題です。
もちろん、東京医科大学の問題については女性医師達から怒りの声が上がっていますが、同じ女性医師でも「医療の現場では仕方ない事」と言っておられる方も多数おられ、「激務に疲れ果てた諦めた」と言われている女性医師も居られるようです。
でも本当に「諦め」なのでしょうか?
もしかしたら「権利」だけを主張して義務を果たさない女性医師に対して、同性の女性医師も反感を持っているのでは?
と、家内の職場の現状を見て思ったようです。
全ての女性がそうだとは思いませんが、日頃の仕事に対する姿勢に「女だから」という甘えあれば、「出産」「育児」に対する職場の理解を得るのが難しい面も出て来ます。
妊娠というのは大切な事です。大変尊い事でもあります。
女性が結婚・出産をすることで働く事を諦めることはバカバカしい事ですし、諦めさせてはいけないと思います。職場は、出来るかぎりのフォローをしていくのは当然の事です。
子供を抱えた女性でも働きやすい制度や仕組みを早急に作ることが必要です。
女性ばかりに皺寄せがいく社会はおかしいとは思いますが、今すぐに人々の意識や制度は変わりません。
女性の側も社会人としての意識をしっかり持って、一緒に働く皆から「出産しても働き続けて欲しい」「応援したい」と思われる存在になれるよう努力しなくてはならないと思います。
叱らない躾?
今日、よく行く喫茶店の店員さんと話していると「最近は叱らない子育て、というのを実践しているママさんが多い」との話、その方も3歳になる子供さんが居られるのですが、「叱らないのはちょっと?」おっしゃっていました。
私は子供が居りませんので「子育て」についてどうこう言える立場ではありませんが、子供の頃を振り返っても沢山叱られて育って来ました。
子供の頃は、親から叱られるのは当たり前、特に父親は怖かったです。(それだけ悪かった?でも昔は近所の大人からも良く叱られました)
調べてみると「叱らない育児」とは、教育評論家の尾木直樹先生(尾木ママ)が推奨している育児法だそうです。ただ「叱らない」というのではなく
・叱る場面ではママの感情を抑える
・叱られるような行為を行った時に「なぜそうしたか」を考える
・「やめなさい」「だめ」と頭ごなしに叱らない
・褒められる部分は褒める
等々、叱る時の親の心の持ち方や叱り方がを書かれているようですが、叱りっぱなしにしないという事のようです。
しかし、叱らない育児を実践しておられる方々の中には、自分の子供が悪い事をしても全く叱らないのが「叱らない育児」だと勘違いも?ネットを検索したら様々な意見が飛び交い賛否両論のようです。
「子供が他所の子を叩いたりしても親が叱らない」「他の子は親から叱られているのに、同じ悪い事をしていても自分の子は叱られない」・・・
しかし、それで良いのかなという思いがしてなりません。
暴力や虐待と躾の線引きは難しい部分も有りますが、私の子供の頃、大人は怖いものといった感もありました。(良い意味で学校でも怖い先生が居ました。)
喫茶店の店員さんの友達も会社の新人君は、上司から叱られると直ぐに泣き、まるで小さな子供のようですといって嘆いておられたそうです。
そういえば、家内の職場の新人君も仕事上の事でちょっと注意されると「落ち込み方が半端ない」と言っていました。
打たれ弱い子は少しの事で引き籠ってしまったりもします。やはり子供の内に叱られて、叱られる事に慣れておくことも大切な事なのでは?
犬の躾と一緒にしたらお叱りを受けるかもしれませんが、犬の躾でも「叱らない躾」が流行っていますが、そういう躾方は大変難しい高等テクニックです。
飼主に絶大なカリスマ性(犬が信頼を寄せるような)が無ければ不可能のように思われます。
散歩の時にも、ワンコが先頭で飼主を引っ張っているようでは話になりません!
家内が教えてもらっているドッグトレーナーさんは、犬が悪い事をした時にはしっかり叱る躾方法ですので、コツを覚えれば比較的簡単です。
でも、いくら躾教室に通ってもそれを身に着けられない方などは「そんなに厳しく躾けなくても大丈夫よ、可哀相じゃない」という声に惑わされ躾教室に来なくなったりされるようです。
「大型犬ほど厳しく躾なければならないのに・・・」とトレーナーさんは残念そうに話されていました。(大型犬になればなる程、事故の確率は高くなります。大きな事故ではワンコが殺処分てな事も!)
人でも犬でも同じです
子のためを思うなら、時には厳しく叱る事が本当の愛情なのだと私は思います。
「愛」が有れば怪我などさせる事はありません!