堺市の変人

堺市から情報を発信する変人親父です

「スーパー台風」

今日は台風直撃、暴風の被害に加え、JR、私鉄、めったな事では止まらない大阪メトロの一部まで運休となる大変な一日でした。

 

昼頃には、電車の運休が予想されていましたので家内は朝から自宅待機、昨夜の内に大騒ぎでベランダに置いてある物などは室内に入れ、のんびり朝食を取って、日課である犬の散歩に出かけました。

 

散歩に出たのは朝8時、少々風は強いものの太陽も出ているし「本当に台風が来るの?」といった感じでしたが、さすがに犬を散歩させている人は誰もいませんでした。

 

我が家の凡犬は柴犬、絶対に外でしか排泄しません。雨が降ろうが風が吹こうが散歩は欠かせません。

凡犬と預り犬を連れてお決まりのコースを辿り、途中新聞を買って帰りました。

ここまでは、何時と変わらないパターンでした。

「本当に台風来るの?」

 

昼過ぎ頃から風が急に強くなり、家が揺れているのかと思うくらいの風、マンション(高層ではありません)なので家が揺れるということは無いのですが、「大丈夫かな?窓が割れないかな?」と思わせるほどの猛烈な風でした。

 

暴風が吹き荒れる中「何もすることもないし」と昼寝を決めていると足元に何か気配が・・・

凡犬です、暴風の音に恐れをなして人の側に来たようです。

あわよくばもっと近く(布団の上)と思っているようですが、私に足で押し出されて諦め「せめて足元に居させてください」とでも言っているように足元から動きません。

 

普段は「柴距離?」とか世間で言われているように、名前を呼んでも無視をする(完全に聞こえているのに!)、人がちょっと席を外した隙に私の座布団を奪い取る、そういうことを平気でする輩ですが、驚くほど根性なし!

こ奴は、この前の金曜の夜も雷の音に驚き寝室にやって来てはうだうだしていました。

 

それに比べて小悪魔(2ヶ月の預り犬)の大物っぷり、暴風が吹き荒れるさ中でもお腹を出して寝ていました。

 

台風が過ぎ去った後、ベランダに置いてある大きな植木鉢が転んでいました、隣の公園でも沢山の大きな木が無残に折れていました。

本当に強力な風台風でした。

 

しかし、沖縄県では海水温の高い所を進んで来て勢力が強いまま通過するのが常ですので、強風の被害を避けるため窓には鉄格子をつけている家も多いそうです。

そんな沖縄の方達から見たら「今回の台風一回くらいで大騒ぎして」と思われるのかもしれませんが、私達には何十年に一度の強い風台風、被害も大きくなります。

 

地球の温暖化に伴いこれからこういった台風が増えると警鐘を鳴らしている科学者も居られますが、アメリカでも「スーパーハリケーン」が近年多く発生し、予想を越えた大きな被害が有った事は記憶に新しいものがあります。

 

「スーパーハリケーン」は、私達が生み出した悪魔かも知れません!

環境問題を真剣に考え、地球温暖化防止のために一人一人が出来る事を地道に行っていく事も大切なような気がします。

ジバンシィの「万年筆」

先日、実家で小物を整理していたら、一本の「万年筆」が出て来ました。

筆記具用の細長い布に入った万年筆、頭だけが見えていたのですが黒く錆びています。

そっと抜いてみると細身のシンプルなデザインで、クリップの先端に「ジバンシィ」のロゴが入っていました。

 

全体に黒くなっていますが、縦の細かなストライプで銀色をしています。

ロゴの入ったクリップだけが金色、落ち着いた風合いでキャップを閉めると心地よい音が「カチツ」と、良い感じです。

 

そう言えば、若い頃に買った記憶が甦ってきました。

町の万年筆屋さんで薦められ購入しました。

そこのオヤジの万年筆への拘りが懐かしく思い出されます。

気難しいオヤジでしたが腕は一流、「ペン先の調整」から「分解掃除」まで万年筆の事なら何でもOK!

 

「金色」よりも「銀」が好きだった私の好みを知っていたオヤジの薦めでしたが、今、手にとってみても「適度な重量感」「シンプルなデザイン」「私の手に合う細身の軸」、文句の付けようがありません。

 

気になって調べてみると、日本の「プラチナ」が作っていたようです。

プラチナのコンバーターやカートリッジが使用可となっています。

30~40年前の万年筆ですが、現行のカートリッジが使えるとは嬉しい限りです。

 

さっそく本体の錆を落としコンバーターを買ってこなければ!

黒く錆びているという事は、「銀製?」

販売当時で15,000円!

ひょっとして「スターリングシルバー(銀無垢)?」

 

手にとってみると、しっかりと作られている事が伝わって来る銀製万年筆です。

当分は、この万年筆をポケットに忍ばせるつもりです。

もう誰も使っていない筈です!

歩きだした「小悪魔」

昨日、我が家に来た新しい預り犬(小さな悪魔)が歩き出しました。

2ヶ月の仔犬で未だワクチン接種が済んでいません。本格的な散歩が出来ませんので、排便の時だけ降ろしていたのですが、マンションの廊下で少しチャレンジしてみました。

 

全く動きません!腹這いになって引っ張ってもそのまま「ズルズル」といった状態でした。

トレーナーさんに報告すると「道路では避けて下さい。マンションの廊下で引っ張っては緩めを根気よくやって下さい。」との事でした。

 

一夜明け、今朝も我が家の凡犬と二匹でチャレンジしました。

感染が心配なので草の所は避けて、他のワンコがオシッコをしていない所で歩かせてみましたが大成功でした。

先住犬を見習っているのか、どうにか「チョコチョコ」とついて来ます。

未だ、車の音が大きかったりすると、地面にへばり付きますが、リードで合図をすると一生懸命付いて来ようとしています。

 

我が家の凡犬が大人しく横に付いて歩けるようになるまで2年近く掛かりましたので驚くばかりです。比べる相手が悪過ぎたかな?

まあ、凡犬は散歩の時に家内がいつまでも自由にさせ過ぎた事と凡犬の少し「お馬鹿さん」加減が重なっての2年という極端な例です。

 

夕方、もう一度チビ助だけで散歩に出掛けました。

一匹だけでは怖がって歩かないかなと少し心配でしたが、なんのなんの頑張って歩いています。

右に行ったり左に行ったり、前に行ったり後ろに行ったりとちょこまかしていますが、2日目にして散歩OKです。

 

途中の下りの階段も、昨日は全く下りられませんでしたが、今日は自分で下りれるようになりました。

 

初日からオシッコは必ずシートでしかしません。

ひょっとしたら「お利口さん?」ちょっと期待してしまいます。

 

明日は、階段の上りに挑戦してみます。

でも「仔犬は悪魔」、馴れたら馴れたで何をしでかすか・・・小さな爆弾を抱えている心境です。

仔犬は「悪魔」

老いた預かり犬の里親さんが決まりホッと一息ついたと思っていたら、早々に次の預かり犬がやってきました。

今度は二か月の仔犬(雑種)です。仔犬は可愛いですが何をするか分かりません。預るなら成犬と常日頃から言っているのですが、世の中思い通りにはいかないものです。

 

今回は兄弟三頭で保護された野犬の仔犬、人に馴れていませんので超ビビリです。

保護当初は、バリケンの奥に三頭で固まって声も上げなければ身動きもしないといった状態だったようです。

残念な事に野犬の仔犬は捕獲されたが最後、だいたい殺処分対象になります。(人馴れしないため月齢が小さくても殺処分というパターンが多いようです)

 

私がお手伝いしている団体の代表は公認ドッグトレーナー、野犬の仔犬でも家庭犬にすることが出来ます。それどころか噛み付き犬でも引っ張り犬でもOKですので、保健所で持て余すワンコがまわって来ているようです。

殺処分一歩手前で救われた命ですので、ある意味とても強運なワンコ達です。

 

今回は三人の預かりさんで一頭ずつ面倒をみることになりました。兄弟が何時までも一緒だとそれぞれに依存してしまい良くないようです。

 

我が家に来たのは唯一の雌犬、保護されて未だ二週間位ですが、排泄はちゃんとシートで出来るようです。今日、兄弟と引き離して我が家に連れて来ましたが、バリケンの中でご飯も食べ、水も飲み、排泄もして今はグーグー寝ています。

 

しかも寝ている場所がバリケンの一番手前のタオルを敷いて寝床をセットしている場所です。

普通は怖くてバリケンの奥のほうに引き籠ってしまうのが常ですが、タオルが敷かれている場所とトイレシートが敷かれている場所の違いを既に理解しているようですので我が家の凡犬より賢い子のようです。

 

しかし、仔犬は何をするか分からない「悪魔」です。

「どうせ預かるなら仔犬の方が可愛い?」と思われる方も多いかと思いますが、仔犬は成犬より何倍も大変です。何をしでかすか全く予想出来ません。

 

トイレを認識していない仔犬はトイレトレーニングからですので時間が掛かります。どこでオシッコやウンチをするか予想できません。

以前も、家の至る所にトイレシートといった事もありました。

仔犬は「悪魔」。

 

バリケンの中でうんちをし、それを踏んでウンチまみれになって、敷物も犬もお洗濯、なんて事もありました。

リードにも慣れていないのでお散歩の練習、リードに馴れていない仔は歩きません!

仔犬は「悪魔」?

 

慣れれば慣れたで、後のハッチャケて何をするやら!

仔犬は「悪魔」!

 

でも、飼い主が諦めなければ、ワンコが少しずつ変わっていきます。

信頼関係が出来れば此方のものです。

気持ちが通じればワンコは絶対の信頼を寄せてきます。

朝の「コーヒータイム」

何時も朝はパンとウインナー、サラダと目玉焼き、そしてコーヒーとヨーグルトが定番です。

私の役は、コーヒー係、起きて直ぐに豆を挽きコーヒーメーカーにセットが終われば、次にパンを一人2~3枚、二人分のカットをして終了。

後は朝食が出来るまで、もうひと眠りというのがパターンです。

 

9月になれば気温も下がりバルコニーで食べるのが常です。

もうそろそろかな?やはり外で食べる方が気分も良く美味しく感じます。

陽射しがきつい時にはシェードを降ろしてなるべく快適にと工夫しています。

 

ここ何日か朝のコーヒーがこおばしく感じられコーヒー担当としては大満足といったところです。

今使っている豆は、近くのコーヒーショップで特別にブレンドして頂いたものです。

特別といっても100g400円程度の豆ですが、焙煎してから日が経っていない為、苦味の少なく、とても美味しいです。

 

実は、7月以降、お土産のコナコーヒーを飲んでいました。コナ―コーヒーと言えば易くても100g1,500円はしますが、いくらコナコーヒーでも、焙煎してから日が経っているために苦みが前に出てしまいます。!

頂いてからでも2~3ヶ月、出荷してから店で売れるまで1ヶ月とすると、焙煎してから4ヶ月は経っていますので仕方がありません。

 

手頃な値段の豆でも、丁寧に焙煎され早めに飲むコーヒーは決して高価なコナコーヒーに引けを取りません。

焙煎したてのコナコーヒーは、勿論美味しいに決まっていますが、日本で飲むコナコーヒーはどうしても日が経ってしまいますので、要注意といったところです。

 

コナコーヒーを美味しく頂くには、生豆で買ってきて100~200gづつ行き付けの店で焙煎してもらうのがベストのようです。(次は生豆をリクエストします)

今は、安いなりにも豆を選び丁寧に焙煎されたスペシャブレンドで「コーヒータイム」を楽しんでいます。

映画「ダンケルク」

一風変わった戦争映画「ダンケルク」、2017年のイギリス・オランダ・フランス・アメリカの4カ国合作映画です。

第二次世界大戦ダンケルク撤退をテーマにした戦争映画ですが、よくある戦闘シーンが少なくまるで「サスペンス映画」を観ているような感覚になってしまいました。

 

映画そのものは、アカデミー賞8部門にノミネートされ、編集・録音・音響編集の3賞を獲得し評価も高く「傑作」との声も聞かれますが、「史上最大の作戦」や「遠過ぎた橋」とは趣が違います。

 

戦争の醜さ・悲惨さを、派手な戦闘と流血で表現するのでは無く、叙事詩を思わせる映像と抒情的な人間表現で映像化していますので、静かな「戦争映画」ともいえます。

 

監督は、「バットマンシリーズ」で有名なクリストファー・ノ―ラン(イギリス出身)2017年の映画ですが、彼はCG(コンピューター・グラフィック)などの最先端技術を好まず、他の映画では本物のビル一棟を実際に爆破するといった実写に拘りが有ったようです。

 

ノ―ラン監督の拘りが余すところ無く発揮された「ダンケルク」、静かでありながらも戦争の悲惨さが十二分に表現されています。

 

ダンケルク撤退作戦が完了した次の日、イギリスのチャーチル首相は、絶望的な状況下においても、「我々は最後まで戦う。フランスで戦い、海で戦う。空で戦う。我々はいかなる代償を払おうとも国土を守る。海岸で戦い、上陸地点で戦い、野で、街で、丘で戦う。我々は決して降伏することはない。」とナチスドイツに徹底抗戦する事を国民に訴えています。「ノルマンデー上陸作戦」とは違う意味で歴史の転換点といった感があります。

 

ドイツ軍によりダンケルクに追いつめられた35万人の連合軍兵士救出作戦は、多くの兵士の犠牲により33万人が無事イギリスに渡っていますが、「助かる命」と、助けるために「死んでいった命」が見事に表現されています。

 

派手な戦闘シーンが無いだけに評価は分かれますが、私は「戦争サスペンス映画」の傑作だと思っています。

「捨てる神あれば・・・」

預り犬が里親さんに貰われていって一週間になります。

人気の黒柴でしたが、なにせ13歳(推定)という高齢、我が家に来て9月で一年が経ちますので、そろそろ正式に家の子にと思っていた矢先でした。

里親さんが見付かり難かったのも当然,、貰っても元気でいてくれるのは2~3年?、誰もそんな辛い思いはしたくはありません。

 

でも、この子は不思議な赤い糸に結ばれ、目出度くといったところです。

新しい里親さんは、ワンコの介護器具を販売されている所ですので、我が家に居るより安心です。

でも、家の中が少し寂しくなりました。

今は、私に微妙な距離を置いている凡猫と、いかに食い物に有りつけるかしか考えていない凡犬の二匹が、それぞれの場所に怠惰に横たわっています。

 

凡犬ときたら「おいで」と言って呼んでも此方を見るだけで、気が向かなければ寄って来ません。

「柴距離」といって日本犬特有の距離感が堪らないといった見方もあるようですが、私には「ただの呼び戻しが効かない犬」にしか見えません。(我が家に来てもう10年です)

柴は元々狩猟犬(追立て犬)、猟師の呼び戻しに応えなければ役に立ちません!

人間と同じく、犬の中にも退化している奴も居るようです。

 

「ばあちゃん犬は、新しい家に慣れたかな」「餌は食べているかな」「お腹は壊していないかな」・・・

我が家に来た時も3日程少ししかフードを食べませんでした。神経質でお腹を壊した事もありました。なかなか人の側に寄って来ませんでした。

 

「便りが無いのは良い便り」でも気になります。

100%幸せになると分かっていても気になります。

 

まあ、この週末には新しいワンコが来ます。

2ヶ月位の仔犬!何をするか分からない「悪魔」です。

可愛い仔犬ですから、そんなに長く居る事は無いと思いますが、暫くは「チビ犬」に振り回されそうです。