堺市の変人

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叱らない躾?

今日、よく行く喫茶店の店員さんと話していると「最近は叱らない子育て、というのを実践しているママさんが多い」との話、その方も3歳になる子供さんが居られるのですが、「叱らないのはちょっと?」おっしゃっていました。

 

私は子供が居りませんので「子育て」についてどうこう言える立場ではありませんが、子供の頃を振り返っても沢山叱られて育って来ました。

子供の頃は、親から叱られるのは当たり前、特に父親は怖かったです。(それだけ悪かった?でも昔は近所の大人からも良く叱られました)

 

調べてみると「叱らない育児」とは、教育評論家の尾木直樹先生(尾木ママ)が推奨している育児法だそうです。ただ「叱らない」というのではなく

・叱る場面ではママの感情を抑える

・叱られるような行為を行った時に「なぜそうしたか」を考える

・「やめなさい」「だめ」と頭ごなしに叱らない

・褒められる部分は褒める

等々、叱る時の親の心の持ち方や叱り方がを書かれているようですが、叱りっぱなしにしないという事のようです。

 

しかし、叱らない育児を実践しておられる方々の中には、自分の子供が悪い事をしても全く叱らないのが「叱らない育児」だと勘違いも?ネットを検索したら様々な意見が飛び交い賛否両論のようです。

「子供が他所の子を叩いたりしても親が叱らない」「他の子は親から叱られているのに、同じ悪い事をしていても自分の子は叱られない」・・・

 

しかし、それで良いのかなという思いがしてなりません。

暴力や虐待と躾の線引きは難しい部分も有りますが、私の子供の頃、大人は怖いものといった感もありました。(良い意味で学校でも怖い先生が居ました。)

 

茶店の店員さんの友達も会社の新人君は、上司から叱られると直ぐに泣き、まるで小さな子供のようですといって嘆いておられたそうです。

 

そういえば、家内の職場の新人君も仕事上の事でちょっと注意されると「落ち込み方が半端ない」と言っていました。

打たれ弱い子は少しの事で引き籠ってしまったりもします。やはり子供の内に叱られて、叱られる事に慣れておくことも大切な事なのでは?

 

犬の躾と一緒にしたらお叱りを受けるかもしれませんが、犬の躾でも「叱らない躾」が流行っていますが、そういう躾方は大変難しい高等テクニックです。

飼主に絶大なカリスマ性(犬が信頼を寄せるような)が無ければ不可能のように思われます。

散歩の時にも、ワンコが先頭で飼主を引っ張っているようでは話になりません!

 

家内が教えてもらっているドッグトレーナーさんは、犬が悪い事をした時にはしっかり叱る躾方法ですので、コツを覚えれば比較的簡単です。

でも、いくら躾教室に通ってもそれを身に着けられない方などは「そんなに厳しく躾けなくても大丈夫よ、可哀相じゃない」という声に惑わされ躾教室に来なくなったりされるようです。

 

「大型犬ほど厳しく躾なければならないのに・・・」とトレーナーさんは残念そうに話されていました。(大型犬になればなる程、事故の確率は高くなります。大きな事故ではワンコが殺処分てな事も!)

 

人でも犬でも同じです

子のためを思うなら、時には厳しく叱る事が本当の愛情なのだと私は思います。

「愛」が有れば怪我などさせる事はありません!