堺市の変人

堺市から情報を発信する変人親父です

「元旦の風景」

昨日、義母から「正月に上階の方から貰った刺身食べるからワサビ買ってきて」と朝から電話が入っていましたので、昼頃に近所のスーパーに寄りました。
元旦は買い物客が少ないのでは?といった予想に反して客足は普段通りで結構賑わってました。


そんなスーパーの片隅にパン屋さんのイートインコーナーがあります。
そこで男性が幼稚園児くらいの子供さん2人を連れてピザを食べておられました。お母さんの姿がありませんでしたので「家族揃ってお正月」という感じではありません。


昼に新年の挨拶を兼ね立ち寄った義母の家で、家内が「元旦からピザを食べるって、時代は変わったなぁー」と言いますと、義母が「お母さんが働きに行ってはるんとちゃうか?」と言いました。(私達は義母の家で、しっかり正月料理を頂きました)
「そうかもしれない・・・」、実際、私たちが買い物したスーパーの店員さんは元旦から働いておられます。レジの女性は小さいお子さんがいてもおかしくない年齢でした。

近年、スーパーやデパート、大型の電気店などが元旦から営業するというのが当たり前になっています。
昔は正月三ヶ日はどのお店も閉まっていました。
それが1店舗が開けると負けじと多くの店が元旦でも営業し始め、今では「おせち料理」なんか要らないと思わせる程、どこかのお店が空いています。

 

三ヶ日の営業は、消費者にとっては便利になった反面、働いておられる方やそのご家族にとってはかなりの負担なのでは・・・(稼ぎ時だから仕方ない!?


昔は三ヶ日は買物が出来ないのが普通でしたし、それに備えて年末に買出しをしていました。
買い忘れて不便を感じた事もあるかもしれませんが、どうにかなりました。

 

最近、働き方改革が取りざたされていますが、まずお正月をちゃんと休むことからはじめてもいいような気がします。(警察、病院、鉄道、物流、ライフラインに関する会社、等々どうしても休めない方々はおられると思いますが・・・)


以前、銀行は暦通りの営業でしたので12月31日が日曜でないかぎり営業していました。
それが今では全ての金融機関が12月31日は休みとなっています。
スーパーやデパートなどの小売店も「新年は3日まで休むこと」みたいな縛りができれば・・・と勝手な事を思ってしまいます。


お正月はささやかながらも家族団欒というのが、やはりお正月らしいような気がします。

少なくともイートインコ―ナ―でピザを食べていた子供達の笑顔は、お母さんが居ればもっと膨らんでいたでしょう!