堺市の変人

堺市から情報を発信する変人親父です

フィラリア予防

凡犬を連れて動物病院へ行ってきました。

この時期、恒例のフィラリア予防薬を処方してもらうための検診です。

犬を飼っている方ならよくご存知だと思いますが、フィラリアは蚊が媒介する寄生虫による病気です。

フィラリアに感染している犬の血を吸った蚊が、感染していない犬の血を吸う事によって感染してしまいます。この寄生虫は成虫になると長さ30センチになるものもあるそうです。

 

フィラリアは犬や猫の肺や心臓に住み付きますので、元気そうに見える犬でも突然死んでしまったりします。

実際、私がお手伝いしている保護団体の代表が保護犬を保健所から連れて帰ろうとした時にも、リードに繋がれて「散歩に行ける!」と喜びいさんでいた犬が突然倒れて死んでしまったという事もありました。

 

たとえ、突然死しなくても、末期になると咳、呼吸困難、嘔吐(血が混じる事もあります)などの症状が出て来て苦しみながら死んでいくという怖い病気です。

蚊が活動する5月~11月までは薬を飲まなくてはなりません。

蚊は自力で飛んで来れるのは7~8階と聞いたことがありますので、我が家で蚊に刺される事は、まずありません。(時々風に乗って上がってきたり、エレベーターで上がってきたりするようですが・・・)

 

しかし、散歩は公園に行きますので、ワンコはヤブ蚊からの容赦ない攻撃を受けます。その蚊がどんな血を吸っているか分からないので予防薬は必須です。

フィラリアの薬は体重やフィラリアに感染しているかどうかで量が変わります。

凡犬は9キロで今回は7回分で13,500円でした。(初診料・検査代金含む)

毎年、狂犬病予防接種・9種混合ワクチン・フィラリア予防薬、これだけで約3万円、凡犬は健康な犬でめったに病気にならないので、病院代はそれで済みますが、もちろん日々のご飯代もかかります。

 

トリミングが必要な犬ともなれば一月か二月に一回のトリミングも欠かせません。

昨今のペットブームで「可愛い」という理由だけで安易に動物を飼う方もおられるようですが、ペットを飼うということはお金もかかり、責任も伴います。

 

ぬいぐるみのように可愛いトイプードル、でもその可愛さを保つために飼い主さんはトリミングに出して可愛くカットし、ご飯を食べた後の口周りについた汚れを拭いてやりと色々世話を焼かれています。

 

なんにも手間をかけないで、可愛い姿を保つ事は出来ません。

これから犬を飼おうとしている方には、是非この事は理解してもらいたいと思います。

犬を飼う前には「動物飼育に関する講習会」みたいなものを必ず受講しなければ飼えないような制度ができれば飼育放棄も少しは減るような気がします。

 

犬は命を持った生き物です。飽きたから、可愛く無くなったからといって捨てる訳にはいかないのですから。

一旦ペットを飼えば、責任をもって最後まで一緒に暮らす覚悟が必要です。