堺市の変人

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「島唄」

先日「首里現代音宴」というコンサートを放送していました。

出演者の一人が宮沢和史、ロックバンド「THE BOOM」のボーカルで島唄の作詞・作曲者です。

彼は、意外なことに山梨県出身だと聞き驚きました。

以前から島唄は知っていましたし大好きな曲でしたが、沖縄の人が作った歌だと思い込んでいました。意外や意外という事で、少し調べてみました。

 

この歌は当初、「沖縄の人間でない者が沖縄民謡の真似事をするなんてとんでもない」などと痛烈に批判されていたらしいですが、沖縄出身のグループ「BEGIN」の比嘉栄昇氏から「島唄は本土と沖縄の橋渡し」とのエールを貰って非常に感謝したと、宮沢は後にコメントしています。

 

そしてこの歌は「沖縄の地下にあるガマに眠っている皆さんの魂を空に解放したいという思いで作った」との事でした。

 

私はこれまでこの歌を「沖縄の民謡」「恋の歌」と思って聴いていましたが、今回この歌が反戦の意味を込めて作られていると知った上で聴きなおしてみると、本当に言葉の意味が染みてきました。

 

三線の音だけで歌うこの曲を聞いていると涙が出てきます。

彼は30年近く沖縄に住み、今は「琉球黒檀」の植樹プロジェクトなども行っているようです。

三線は、棹によって音が変わるようですが一番良い音を出すのが「琉球黒檀」、しかし、三線の棹にする黒檀は、樹齢100年以上の木が使われているようです。

沖縄戦琉球黒檀の木が全て焼失したため、これから100年後にようやく三線の棹に使えるようになるとの事です。

「100年後に棹に出来たら、それまでの100年は平和であったという事です」という言葉に平和の大切さを感じさせられました。

 

平和は本当に大切です。この地球上で戦争が無かった時は無いのかな?

世界中にこの島唄が届く事を心から願います。

「このまま永遠に夕凪を」島歌の歌詞が流れています。