堺市の変人

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映画の中の「コピ・ルクア」

余命6ヶ月を宣告された二人の男の冒険旅行、ジャック・ニコルソンモーガン・フリーマン(どちらが主役か?)が出演する映画「最高の人生の見つけ方」、大富豪(ニコルソン)と自動車整備工(フリーマン)、白人と黒人のコンビが織りなす「スカイダイビング」や「ライオン狩り」・・・

 

テンポも良く観ていて飽きません。

人間模様も十分に演出されていますので、ただの冒険物の映画とは一線を画します。

やりたい事のリストにある「世界一の美女とキスをする」の場面には泣かされます。

二人の男が、それぞれの「幸せ」に気付く場面のようです。

 

この映画で、ニコルソンが演じる大富豪のエドワードが愛飲しているのが、世界一高価なコーヒーとも言われている「コピ・ルクア」です。

最高のものしか口にしない大富豪が、コーヒーはこれしか飲まない!といった感じで登場してきますが、上手く映画に取り込まれています。

 

実はこの「コピ・ルクア」、インドネシアで作られるのですが、コーヒーの実を食べたジャコウネコのウンチから未消化の豆を集めたものらしいです。

私もマレーシアで売っていたと知人が買って来たものを一杯飲ませてもらった事がありますが、はっきり言って分かりませんでした。

というより、我が家のブレンド(100グラム300円程度)で十分のような気がしました。

 

完熟した実だけをネコが食べるから美味しいとかいわれていますが、ジャコウネコの体を通ったからと言って特に美味しいというものでは無いようです。

高値で売れるからと、檻に閉じ込めたネコに無理に実を食べさせて作っている業者もいるようですので、評判が先行しているのかなと思ったりもします。

 

映画でも、カーター(整備工)が、エドワード(大富豪)に「ネコのウンチから取れたコーヒー」だと言って冷やかしています。

二人で大笑いしていましたが、「お金」より大切な物があるとエドワードが気付いた瞬間だったかも知れません。

 

小道具として映画に出て来るコーヒー!

最高に「粋」な使い方だと感じ入りました。