堺市の変人

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樹上脱渋柿

先日、義母とお墓参りに行きました。

まずは、お墓に備える花を買うために和歌山にあるJAファーマーズマーケット「めっけもん広場」へ、

行く前は「お供えの花を買うだけ」と言っていた義母ですが「肝心の花はいつ買うんや?」と思うくらい果物や野菜ばかり買い物かごの中に放り込んでいます。

家内はと言えば花のコーナーになど行こうともせず、こちらも果物や野菜ばっかり買っている様子!

 

私はつまらないので外でコーヒーなど飲みながら待っていたのですが、家内から電話がありました。「贈答用の柿を買うから見に来て」と言うのです。

 

行ってみますと、さすが日本一の柿の産地だけあります。大きな柿が入った箱が沢山積み上げてありますが、その中の「樹上脱渋柿」と書かれたひときわ立派な柿を家内は買おうと思うと言っていました。

 

しかし食べた事も無く、美味しいかどうかも分からない柿を人様に贈るのはいかがなものかと思い、お店の方に聞いてみたところ、家内が買おうとしていた「樹上脱渋柿」とは「紀ノ川柿」と呼ばれるもので、樹に生っている状態の柿に固形アルコールを入れたビニール袋を24時間かぶせて渋を抜いたものなのだそうです。

 

収穫してから渋抜きをした柿はすぐに柔らかくなってしまうのですが、樹上で渋を抜くと収穫してからの日持ちも良いようです。そして皮を剥くと黒い点々が散らばった黒っぽい実の色になっている、という事でした。

 

試しに一つ買って食べてみようということになって買って帰って試食、驚きました。

 

ジューシーで甘すぎず、かといって水っぽい訳でもなく、柔らかすぎる柿が苦手な私にも程よい硬さを保った美味しい柿でした。

 

柿好きな方は一度試してみる価値はあると思いますよ。