堺市の変人

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米、パリ協定離脱決断

 今日の新聞に「米、パリ協定離脱決断」という記事が掲載されていました。ちょっと複雑な気持ちです。パリ協定は、地球温暖化対策が人類の生存にもかかわる重要な問題だという認識の基、アメリカ(オバマ大統領)が主導的立場に立って、2016年に195ヶ国の署名によって発効したものですが、アメリカが離脱するとなると事は大変です。

 私達の子孫に生存可能な地球を残していこうと、各国は個々にはマイナスの部分はあっても宇宙船「地球号」を守ろうと協力して来ましたが、世界で2番目に温暖化ガスを排出しているアメリカが抜けるという事は、世界的な規模での進んでいる温暖化に歯止めがかからなくなる恐れが懸念されます。

 トランプ大統領は、「米国第一主義」を唱え数日以内に決断すると言う事ですが、1年、遅くても4年後には脱退という可能性が出て来ました。

 最近は、「ポピュリズム大衆迎合)」「自国第一」「排他主義」と言った言葉がよく聞かれますが、政治はそれらを克服し勇気を持って「国民」を導いていって欲しいものです。

 企業は自分の利益追求が理念かも知れませんが、政治に「正義」という理念が無くなれば結果として多くの人が不幸になっていくような気がします。

 是非とも政治に「正義」を取り戻して欲しいものです。