堺市の変人

堺市から情報を発信する変人親父です

「草刈」

先週の土曜日、実家の草刈りをしました。

家内には、「土曜日に片付かなければ日曜までかかるかも?」といって一泊覚悟の草刈でした。

 

午前中に実家に着き、買ってきたサンドイッチと牛乳で昼食を済ませ、草刈の準備です。

とりあえず、一年前に使ったきりの草刈機の刃の交換、古い刃を取り外そうとして必死でナットを緩めますが、びくともしません。

草刈機の刃は、逆締めでした。

年に1・2回、慣れない事ですので戸惑います。

 

次に、草刈機用の混合油を給油し、燃料タンクキャップを閉めようとしたら、キャップの上部が割れ、閉める事が出来ません。

燃料タンクの口をビニールで覆い、壊れたキャップで固定、どうにかタンクの口を塞ぐ事が出来ました。

 

ようやく準備OK!エンジンをかけてみました。

気温も高く、燃料も去年買ったものですが未開封でしたので、一回で始動!

すこぶる順調に思えましたが、「しまった!」、刃の取り付けが逆でした。

 

刃を正しく付け替えて、ようやく草刈りをスタートしましたが、準備を始めてから1時間が経っていました。

家の前の駐車場は、小石を跳ね飛ばしながらの作業でしたが、1時間位で終了しました。

 

燃料が空になると水分補給を兼ねて小休止、燃料を補給し、次は家の周りの雑草退治です。

エンジンの調子も良く、快調に草刈りをしていましたが、2回目にタンクが空になる頃から草の切れが悪くなってきました。

「新しい刃を使ったのに?」

 

給油の時に刃をチェックしたところ、刃先のチップが全て無くなっていました。

草が切れないはずです!

小石を飛ばし過ぎたのか?刃が安物?(確かに一番安い刃でした)

仕方無しに刃を取り替えると、気持ち良く草が切れますが、安い歯は禁物のようです。

 

2時間位すると、今度は草刈機の振動で右手が痺れてきました。

しまった!去年は軍手を二重にしていました。(学習能力0!)

 

3時間もすると、今度は腕や胸の筋肉が痛くなってきました。

ショルダーベルトで草刈り機を吊っているのですが、斜面に合わせ草刈り機を操作しますので、日頃使わない筋肉を使っているようです。

燃料(2ℓ)を使いきる頃には、もう体がポンコツ状態です。

 

今回はこれで終わり!

私は今66歳、2日にわたる草刈は、無謀な挑戦のようです。

草刈は厳しい!

やったぞ!「便座交換」

今日、新しい便座が届きました。

一週間程、シャワートイレ無しで暮らしていましたが、ようやくシャワートイレのある生活に戻れそうです。

 

正午に届いて、梱包を開けて部品や便座本体を取り出して並べてみました。

故障した便座は、午前中に取り外し、配達の人に持って帰って頂きました。

不用品の持ち帰りは、500円で引き取ってもらえますので便利です。

 

いよいよ便座の設置です。

並べた部品を見ながら手順をイメージ、便座の固定、水周りの接続、電源・アースの接続の順にやっていく事にしました。

 

施行説明書を読んでも、色々なケースが並んでいますので、頭がこんがらがってきます。

説明書を横において、アタックしてみました。

 

先ずは、新しい便座の固定です。

古い固定板を取り外し、新しいのを付けようとしましたが、附属のビスが使えません。

仕方がないので、前の便座に使っていた固定ビスで間に合わせました。

古い固定板のビスを残していたのでセーフでした。

 

次は、不安な水周りの接続です。

便座のホースの端に付いていた金具を止水栓に、パッキンを忘れないよう取り付けました。

これで水道と便座の接続は完了です。

次は、タンクと水道の接続ですが、差し込み式の先端が接続出来ません。

 

シャワートイレ設置への道が大変遠く思えてきました。

接続金具を持ってホームセンターへ行くしか無いのか?

とりあえず便座を買った電気店に確認の電話を入れたのですが大正解でした。

古い接続金具の部品を新しい金具に取り付けると、古いタンクのホースが問題無く刺し込め接続完了!(注 パッキンは忘れずに!トイレが水浸しになります)

 

アースを繋ぎ、便座のプラグをコンセントに差し込み、作業完了!(水周りですからアースは必須です)

恐る恐る止水栓を開けましたが水漏れ無し、後はウォッシュレットの試運転です。

先ずは、マニュアルどおりテストボタンからスタートしました。

いよいよ洗浄、ちょっと水の勢いが強いようですが、メーカー(機種)の違いかな?

違いました!

メーカーや機種の違いによる水の勢いは、止水栓の調整でクリア出来ました。

 

初めての便座交換、冷や汗ものの便座交換でしたが、どうにか完了です。

約2時間かかりました。一時はどうなる事か?少し焦りましたが、便座交換のポイントは水道とタンク・便座の接続のようです。

 

家内が帰れば、早速自慢たらたら・・・

今から楽しみです。

我が家の「トムとジェリー」

トムとジェリー」という有名なアニメーションがあります。

アメリカの映画会社製作の子供向けアニメ、日本では1964年に初めて放映されてから「新 トムとジェリー」「トムとジェリー大行進」など名前を変えながら長年にわたって放映され、ファンも多いアニメです。

 

私も子供の頃見ていたのですが、ちょっと意地悪ながらも少し間抜けな猫のトムと、可愛くて賢いネズミのジェリーの意地悪合戦の様子を描いたアニメーションです。

 

毎回、トムがジェリーに意地悪を仕掛けるのですが、かえり打ちに合って負けてしまうというストーリーでした。

小さいネズミが、何倍も大きな猫を負かすというストーリーが受けたようです。

いつも意地悪を仕掛けるトムも、どこか間抜けていて憎めないキャラクターでした。

 

今、我が家でも、このトムとジェリーのアニメみたいな事が、実写版で毎日繰り広げられています。

昨日、家内とご飯を食べていると、けたたましくリビングの床を走る音がしたと思ったら、犬のチビ助が床を滑るように走ってテーブルの下で這いつくばっています。追いかけていたのは、もちろん猫!

 

猫は、相変わらずチビ助が目障りなようで、ちょっと気に入らないと追っかけたり、「にゃー!!」と威嚇しています。犬を追いかけるのを日課にしているようです。

 

チビ助は家に来た時は、2ヶ月の仔犬だったので、名前の如く「チビ助」で、猫より小さかったのですが、もうじき1歳を迎える今は、猫の約三倍の大きさです。勝負したらチビ助のほうが勝つのは明白です。

 

しかし、悲しいかな仔犬の頃から刷り込まれた恐怖?

チビ助は猫に刃向う事が出来ずいつもやられっぱなしです。

そう、まるでトムのように・・・

 

でも、チビ助がトムと違い決して自分から猫に仕掛ける事はしません。

猫が側を通ったら伏せの姿勢をとって、決して猫と目を合わせません。

テーブルの下に猫が居たら、横を通りません(絶対猫パンチを食らうから・・・)

それだけ気を使って暮らしているのに、今日も猫パンチの餌食になっていました。

 

早く里親さんが決まって、ジェリーと離れられたら良いのにと思ってしまいますが、里親さんが決まったら決まったで、家内が嘆いてうるさいんだろうと思うと、今から憂鬱になるオッサンです。

観光 or リゾート

最近は、旅行といっても同じ所に行く事が多いです。

一般に言う「リピーター」ですが、歳のせいか名所回りも疲れますので一か所に滞在するのが性に合っているようです。

 

初めての場所だと、自分に合った場所(店・宿)探しが大変です。

時流に合った小洒落れたお店は、私にはどうも居心地が悪く感じます。

宿なんかも贅を尽くしたしつらえのホテルなんかは、居心地が悪くて「どうもなあ・・・」といった感じがしてなりません。(貧乏性です!)

 

連休に行った山梨のロッジなんかは、部屋に冷蔵庫さえありません。風呂とトイレとベッドのみという簡素な宿でしたが、犬も猫も私もご機嫌でした。

近くにスーパーや、食事の出来るお店がありましたので、何の不自由無く快適に過ごせました。(行く度に新しい発見があります。)

 

今回の宿はB&B(ベッド&ブレックファースト)、朝は簡単なパンとコーヒーのみですが、私にはピッタリです。

旅館の夕食やコース料理は、量が多過ぎて食べ切れません!

今はもう若い頃のパワーは有りませんが、美味しいものを少しといったパターンが、年金生活の私には合っているようです。

 

私の叔父なんかは、当然私より年上、でも一度行った所より知らない場所への旅行の方が良いようですし、知人なんかは、本人は滞在型のゆっくりした旅行が好きなようですが、奥様が「あそこにも行きたい、ここにも行きたい」といったタイプで、「家内に連れまわされる!」と何時も愚痴っています。

 

幸い私の場合は、家内も同じ所でノンビリしたい派ですので助かっていますが、これだけは性分の問題です。

観光 or リゾート、どちらが良いという問題ではありませんが、同じ性分同士で旅をした方が無難なようです。

「明日に架ける橋」

サイモント&ガーファンクルは、1964年にデビューし、僅か6年間という短い期間で解散しています。

64年の「サウンド オブ サイレンス」で始まり、70年に「明日に架ける橋」を録音した後、それぞれがソロに転向していますが、音楽的な意見の相違はあったものの、その後も何回か共演していますので親交は続いていたようです。

 

「明日に架ける橋」は、題名の如く、困難を乗り越えて行くといった内容の詩ですが、力強さだけでなく、ガーファンクルのソフトでありながら強い意志を感じさせる歌声、優しさおも感じさせる歌声は正に二人の独壇場といった感があります。

 

プレスリーのカヴァーも有名ですが、色っぽい力強さのプレスリーと違い、二人の歌声は、別世界の音を聞いているようで、心を揺さぶられます。

ハーモニーの妙といったところでしょうか!

 

初めてこの曲を聞いた時、ゆったりとした曲調が徐々に盛り上がり、クライマックスでは、涙が出てきたのを今でも覚えています。

「青春の1ページ!」、どれほど多くの人が、この歌に勇気づけられた事か!

 

つらい時が来て

友達がいなくなってしまった時も

困難の上に架かる橋のように

僕がこの身を捧げよう

 

もしも友が必要なら

僕がすぐ横にいるから

困難の上に架かる橋のように

僕が安らぎを与えよう

 

いかにもアメリカ的な歌詞ですが、文句無く苦境を乗り切る勇気を与えてくれます。

 

エルビス・プレスリーアレサ・フランクリンのバージョンも圧巻ですが、やはりこの曲は、本家本元のサイモン&ガーファンクルで決まりです。

トイレ騒動

我が家のシャワー便座が壊れてしまいました。

今の家に引っ越してかれこれ12年使用していましたので壊れても仕方がありません。しかし、たかが便座と言うなかれ・・・

昔は贅沢品だったシャワートイレですが、今の日本ではあって当たり前、使う側も使って当たり前、意外と日本文化の最たる物かも知れません。(アメリカでは、シャワートイレは見かけません!高級な所は知りませんのであしからず!)

 

「これは早速買いに行かなければ・・・」と近くの量販店に出掛けました。

最初、家内は「便座だけとりあえず買って自分で交換したらいい」と言っていたのですが、いざ店に行って店員さんの話を聞いてみると「やっぱり便器ごと変えたほうがいいかも・・・」と言いだしました。

 

10数年前と比べると便器の節水機能が向上しているので、取り替えた場合10年間で約13万円も節水できるという説明でした。しかし、費用は勿論アップします。

そして便器を変えるならば、ついでに床も変えておかないと、何年後かにトイレの床を変える時、また便器を取り外す必要があるようです。

 

家内と二人で悩んでいると、店員さんが「お見積りだけでもさせて頂きます。トイレの広さや仕様を見てみないと見積もりできないので係の者を伺わせますので、お家のトイレを見せて頂けますか?他店と相見積もりでもかまいません。見積もりした後でやっぱり便座だけにしていただいても結構です」と、なんとも気持ちの良い応対でしたので、とりあえず見積もりをお願いする事にしました。

 

行った日の夕方4時に見積もりの係の方が来て、トイレの状態とか床の状態をチェックして貰いました。

その上で「床は全く痛んでいません」「貯水タンクの水流しレバーが普通は右についているのですが、こちらのお宅は左についています、トイレの構造上左にしかつけられないので、別発注しないといけないので少々お高くなります」と、分かり易く説明して頂きました。

 

こちらからも色々質問した上で「今回は便座のみ交換ということにします」という事になったのですが、「支障が出れば、新しい便座はそのままで、トイレ本体の交換も出来ます」と嫌な顔一つされませんでした。

 

それではと、便座を選びに再度店に行ったのですが、店に行くと先に行った時に対応してくれた店員さんが「何度も足を運ばせてしまって申し訳ありませんでした」と痛く恐縮して出迎えて頂きました。

 

どうも見積もり係の方から早速連絡が入っていたようで、私達が希望する商品について色々調べてくれている途中だったようです。改めて店員さんに説明を聞き、購入品を決めました。

 

実は今回、他店にも相見積もりをお願いしていたのですが、他店の店員さんの対応よりも、店員さんと見積もり担当者の方の対応が気持ち良いものだったため、他店の見積もりを断って便座を購入しました。

 

強引に行けば、今回購入した店より安くなったかも知れませんが、何の迷いも無く納得して便座を購入出来ました。(済みません、たかが便座の事ですが・・・)

 

でも、やはり最後の決め手は「人」なんだなと、つくづく感じました。

最後の武士

太平洋戦争終結時に内閣を率いていた鈴木貫太郎首相は、命をかけて戦争終結の道筋をつけたと言われています。

天皇陛下の詔を受けた鈴木は、「私が、国民よ我が屍を越えて行け」と言ったのは、「今の戦争は勝ち目がないと予測していたので、大命が下った以上、機を見て終戦に導く、そうなれば、(自分は)殺されるということ」「自分の命を国に捧げると言う誠忠の意味」という意味合いであったと言っていますが、身をていして戦争終結に向かっていたのは確かなようです。

 

二・二六事件で瀕死の重傷を負った鈴木は、戦争を終結させる行動は陸軍将校の反発を買い、命が危ない事を身を持って感じていた事は確かですが、陸軍の圧力に屈する事無く天皇に願い出て御前会議を開催、会議の中で終戦の聖断が下されますが、一歩間違えれば内閣分裂という危機的な状況下で戦争の終結へと道筋をつけるというのは、鈴木以外に果たして誰が出来たでしょうか。

 

鈴木内閣は、昭和20年4月7日から終戦の8月15日までの4月余り、正に終戦処理内閣でしたが、正真正銘、命をかけて戦争を終わらせた首相でした。

鈴木内閣組閣後に、アメリカのルーズベルト大統領が病気で亡くなっていますが、鈴木が表明した弔意がアメリカ国民を驚かせています。

アメリカ側が今日、優勢であることについては、ルーズベルト大統領の指導力が非常に有効であって、それが原因であることを認めなければならない。であるから私は、ルーズベルト大統領の逝去がアメリカ国民にとって、非常なる損失であることが良く理解出来る・ここに私の深甚なる弔意を国民に表明する次第である」

 

ルーズベルトは、今次戦争を第二次世界大戦に拡大した扇動者であり、さらに、最大の対立者であるボルシェビキソビエトを強固にした愚かな大統領として、歴史に残るであろう」との弔意をヒトラーが表明していますが、余りにも対照的です。

 

ドイツの文豪トーマス・マンは、いたたまれず「東洋の国、日本には、今なお騎士道が存在し、人間の品性に対する感覚が存する。今なお死に対する畏敬の念と、偉大なる者に対する畏敬の念が存する。これが日独両国の大きな違いである」とラジオ放送で語りかけています。

 

日本では、鈴木のルーズベルトへの弔意に対し、不満を抱いた青年将校首相官邸に押し掛けたようですが、彼らに向かって鈴木は穏やかに「古来、日本精神の一つに、敵を愛するという事がある。私もまた、その精神にそったまでです」

正に最後の武士です。

 

最近、日本維新の会の国会議員が北方領土問題で「戦争で島を取り返す事に賛成ですか、反対ですか」という発言をし、物議を醸し出していますが、語る値打ちもありません。

ただ一つ、簡単に「戦争」という言葉を使って欲しく無いです!