GW in 山梨 その5
山梨滞在中に「nikomi831」(にこみやさい)というスープのお店に行きました。
タウン誌に掲載されていて、家内のリクエストで出掛けましたが、ナビが指し示す場所に店が見当たらず、何度試してみても全く見当違いの場所にしか行けないので諦めかけていたのですが、家内が「なんとなくこっちのような気がする」と言った方面に向かうとあっさり見付かりました。(ナビはなんのために有るのか?)
この店は、無農薬野菜で作ったスープがメインの煮込み料理をレトルトパックで販売しておられます。テラス席で食べるのもOKです。
私達が行った時は寒かったし、朝食もまだでお腹がペコペコ、テラスで頂く事にしました。
店員さんに「ストーブをつけましょうか?」と聞かれましたが、熱いスープを飲むのは、寒い方が美味しいような気がしてお断りしました。しかし、かなり寒かったです。
私達が注文したのは「じゃがいもと豆のスープ」と「ミネストローネ」、たっぷり大きいカップに入って出てきたスープを一口飲んだ家内は「美味しい!!」と一言、特にじゃがいもと豆のスープは野菜本来の甘みで、とても優しい味がしました。
クリームスープ系は嫌いな私でもとても美味しく感じました。クリームの味より野菜の味が前に出ていますので私でも美味しく頂けました。
スープはどれも一人前400円、一人前と言っても小さいカップだと二人分位の量ですので決して高くはありません!(家内がインフルエンザになった時、某有名ホテルの缶スープを買ってきたのですが、小さな缶(160g)で500円位はしました)
作るスープは採れる野菜によるので、旬の野菜を使ったスープを販売しておられるようです。
他にも「季節野菜のグリーンカレー」「とろとろ玉ねぎのトマトカレー」などの煮込み料理もレトルトパックで販売、これも400円です。
加えて、サイドメニューとして「トマトライス」「自家養鶏卵のなめらかプリン」「くんたま(卵の燻製)」などもあります。
再度メニューで、特に美味しかったのが「トマトライス」、トマトの味がしっかりとしていますが、後味は爽やかでした。(私は「くんたま」がお薦めです)
値段も手ごろなため、家内は「お土産に!」と沢山買い込んでいました。
犬の「躾教室」
先日、保護犬の預り仲間のお店で、犬の躾教室が開催されたので行ってきました。
我が家からは凡犬と、預かり中のチビ助の参加です。この躾教室は一ヶ月に一回開催され、参加者が犬を連れて集まり、時にはドッグランに犬を放し、時にはテラスで犬を集めて様子を見ます。勿論、ノ―リードです。
その時々の状況で問題行動が起こったら、それについての対処方をトレーナーさんが教えてくれます。正に実践的な「躾教室」です。
犬を自由にしている時などは、仲が悪い犬同士で喧嘩になったりする事もありますが、そうした時は喧嘩両成敗でどちらの犬も叱る必要があります。
叱り切った後で、必ず喧嘩した二匹の犬をリードで繋いで近くに居らせ、二匹が穏やかな雰囲気になるまで躾は終わりません。唸ったり喧嘩をすれば、また躾!
そういう事を何度か繰り返していると、会えば喧嘩ばかりしていた犬同士でも、仲良く・・・とまではいきませんが、少なくとも喧嘩はしなくなります。
犬との相性が悪いからと、接触を避けるのが一番悪い事のようです。
他にも、自分に気に入らない事をすると、人にでも噛みつく犬や、呼び戻しの効かない犬・・・、様々な悩みを抱えた飼い主さんが来られます。
そういった悩みを一つひとつ解消していくのが、「躾教室」の目的です。
今回、驚いた事が一つありました。
それは、我が家の凡犬とチビ助が、何時もの如く楽しくジャレ合って遊んでいると思っていた事が、躾の対象だった事です。
チビ助は、凡犬に体当たりや凡犬のお腹の下に頭を突っ込んだり、自分のお尻をぶつけていったり、凡犬の脚を甘噛みしたりする事があります。
私達は「ただジャレ付いているだけ」と思って見ていたのですが、それらの行為は全て相手より自分が優位に立とうとしている行為だそうです。
「そういう事をしている時はきちんと叱らなければ!」と家内は指導を受けたようです。
犬が「ごめんなさい」と態度で示すまで、キチンと叱ることが大切です。
何度も何度も同じ事を犬は、やってしまいますが、その都度叱る、叱り切る事を繰り返していると必ず問題行動は無くなるようです。
「躾は根気です、人間が諦めなければきっと犬は変わります」これはトレーナーさんが躾を教える時に何度もおっしゃる言葉です。
今日、チビ助が凡犬に体当たりしている時に、間髪入れずに「こらっ!」と叱りました。
じーっと私の顔を見詰めて、チビ助は動かなくなりました。
そのまま睨みあいを続けると、チビ助はお座り、その後伏せの体制になりました。
これはもう私に対して「ごめんなさい」と言っているので、その場はそれで納めました。
しかし、5分もたたない内に、また凡犬に絡み出しましたが、また叱る!
これの繰り返しです。
これを「めんどくさい」と思ってしまったら、犬は変わるチャンスを失います。
チビ助と私の根競べが続きます。
躾をする時には叱り切る、間違っても犬が勝ったと思うような終わり方は、かえって逆効果ですので要注意!
犬が勝ったと思ったら、犬の行為が全て正当化されてしまいます。
犬が「ウ―」と唸ったら、人が尻込みしてしまう事が良くありますが、そんな事の繰り返しが問題行動を助長させるようです。
心配要りません。ワンコは躾と虐待の違いが分かっています。
良い事をした時などに、思いっきり褒めてあげれば、犬は飼い主をリーダーと認め、全幅の信頼を寄せてきます。
だって、犬が憎くて躾をする人は、居ない筈ですから・・・
「美の壺」のBGMがオシャレ
NHKのテレビ番組「美の壺」といえば、さまざまな美を紹介する観賞マニュアルといった感がありますいが、お笑いやドタバタ、ゴシップなんかが幅を利かせている風潮からは、明らかに一線を画しており、しっかりとした内容のある番組という印象が強いです。
日本の美を紹介したものが多いですが、西洋の磁器等、日本に定着している西洋物も多く紹介されています。
「そうか」と感心してしまう、知らなかった観賞の「つぼ」がちりばめられています。
さすが「NHK」! 質の高い番組です。
2006年にスタートしていますので、正に長寿番組、ナビゲーターの「谷 啓」(初代)の巧妙な語りが印象的でした。
2009年からナビゲーターが「草刈正雄」に代わっています。
「谷 啓」の印象が余りに強かったせいか、当初は違和感もありましたが、今では草刈の語りも様になっているように感じます。
初めて「美の壺」を見た時には、多くの和の美を紹介する番組のBGMにジャズ?
驚きでした。
しかし、テーマ曲の「モ―ニン」が、この上なくこの番組を「粋」な物に変えています。
番組の中で使われているのも「ジャズ」の名曲揃いです。
和のテイストとジャズのコラボレーションが心地よく耳に響いてきます。
陶器や藍染め、万年筆や時計・・・
バックに流れるジャズ・・・
もう堪りません!
ナビゲーターはもとより、温もりのあるナレーションや映像、全てがマッチして独特の雰囲気を醸し出しています。
私は、伝統的な日本の美を取り上げているのが好みですが、全体として質の高さを感じる番組です。改めて、ジャズという音楽の懐の深さを感じてしまいました。
これから先、何年も続いて欲しい番組です。
GW in 山梨 その4
四日目もあいにくの天気で朝から大雨、家内に言わせると私は「雨男」、「関東方面に出掛けても、私が一緒だと富士山が見えたためしがない」と言われています。
今回も雨男の実力発揮というところで、すっきり晴れて中央アルプスや八ヶ岳の雄姿が見られたのはたったの一日だけでした。
そんな雨の中、朝から「コンプレ堂」という小さなパン屋さんに出掛けました。
別荘やペンションがポツンポツンと建っている林の中に、小さなパン屋さんがあります。
舗装されている別荘地内の道を脇にそれて、車一台がやっと通れる細い道を通って行きますが、見落としそうな小さな道標を頼りに、その店に着いたのは7時20分くらいでした。
オープンは7時半なのですが、もうすでにお店の前には傘の列、私達も早速並んだのですが、既に私達の前に6組くらいのご家族が並んでおられました。
お店は大変小さく、6人も入ったら一杯で、一組が出たら一組が店に入るといった感じです。
そこに食パンやら総菜パンやらクロワッサンなど美味しそうなパンが並べられています。
私はハード系のパンが好きなので、本当はバゲットを購入したかったのですが、8時半にならないとバゲットは焼き上がらないようです。
それでも五穀トースト(半分)、イギリス食パン(半分)、ミニクロワッサン、ミルクパン、くるみとレーズンの入ったハード系パン、カンパーニュ等々、かなり沢山買い込みました。
クロワッサン(ミニではないやつ)が160円でしたので、値段設定的にはそんなに高くないと思います。宿に持って帰ってさっそくトースターで焼いてみました。
宿はフロントの建物にトースターや冷蔵庫が置いてあって、宿泊客が共同で使うシステムです。
私達が入って行くと、大雨という事もあり外出されなかった一組のご夫婦がオーナー夫妻と話をされていました。
私達が「コンプレ堂」のパンを買ってきたと言うと、あれこれパン談義が始まりましたので、皆さんパンには目がないようでしたので、「よかったら食べてみはりませんか?」とお薦めし、イギリス食パンを一緒に食べてみることに・・・
このイギリス食パンは、ずっしりした感じで、モチモチして麦の味を感じるとても美味しいパンと好評でした。
沢山パンを買ったので、その日の晩御飯もパン!
コンプレ堂に行く途中にある「ハム日和」というハム工房のハムを五穀食パンに乗せたオープンサンドですが、ハムの味、パンの味、共に最高でした。
ロースハム100g 390円と手作りハムだけあって少し高いのですが、外で食べる事を考えると断然安くつきます。何しろスーパーで買うハムとは全然別物、しっとり感がまったく違います。
「ハム日和」では、サンドイッチがまた絶品、二種類のハムとチーズが挟んでありますが、ハムもチーズもその日によって種類が変わるようです。
手作りハムがたっぷり挟まっていて500円は、お買い得です。たっぷり入ったハムの味が口に広がります。
このサンドイッチのパンは、地元の人気店「バックハウス インノ」のパンなので、
ちょっと得した気分になります。このお店のパンも人気があり良く売り切れて買えないようです。
「ハム日和」では、旅先ということもあり奮発して「ショルダーハム」「ヒレハム」「レバーハム」などを自分用のお土産として買って帰りました。
レバーハムは、ワインとの相性が良いらしく食べるのが楽しみです。
他にソーセージも販売されており、地元の方が買いに来られていました。
今度行く時にはソーセージも試してみたいものです。
地元の人の御用達ですので、期待出来ます。
「カット」難民?
いつもカット(散髪)は、近くでやって貰っていました。
義母の知人の娘さんが一人で切り盛りされている店ですが、家内が行き始め、暫くすると男性も可という事で私もお世話になっていました。
家内は、「あそこで切って貰うと髪型が崩れ難い」とお気に入りでした。
私も、あまりバチッと決まらず自然な髪形が気に入って長年通っていたのですが、身体を壊され今は休業されています。
病気ですので仕方がありません。早く復帰を願うばかりですが、現実的には再起が難しいようです。
将来は、お子さんが後を継がれるようですが、気に入っていただけに困りました。
実際、他の店に入る勇気がありません。
正に、「カット難民」です。
苦肉の策で、ブラウンのトリマー(バリカン)を買ってきました。
意外とこれが優れ物です。
最近、髪が伸びて鬱陶しくなってきましたので、思い切ってトリマーを使ってみました。
洗面台の上で一人で適当に髪を切りましたが、髪の長さが調整できますので、ハサミのように切り過ぎるという事がありません。
後で、家内に見て貰うと「結構上手くできてるよ」と人から見ても違和感が無いようです。
知らない店で格好良く決められるよりは自分で切った方が良さそうです。
どうにか、「カット難民」からは、逃れられました。
家内は、しきりと「たまにはお店で切って貰った方が良い」と私の腕を疑っているようですが、行き付けの店が再開するまでは鏡を前にして無手勝流で凌いでいくしかありません。
「馴れたらお前の髪もカット出来るで・・・」と調子に乗っていますが、「絶対にイヤ!」と断られています。
家内も今は「カット難民」のようです。
私は、お店が再開されるまで、絶対に「浮気」はしません!
GW in 山梨 その3
3日目は、朝からどんより曇って気温も低く寒かったです。
しかし、家内は「ヤツレンの直売所に行く」と言って張り切っています。
ヤツレンは八ヶ岳高原農協連合会から、乳製品部門が分社化し設立された会社らしいです。
関西では、ヤツレンの製品を見かける事は無いようですが、関東方面では「シュポッポ牛乳」などで結構有名らしく、直売所で買物しているお客さんも「あら、シュポッポ牛乳って此処のだったのね」といった会話が聞こえてきました。
そのヤツレンの直売所は、日本の鉄道最高峰駅と言われる野辺山駅のある野辺山高原にあります。因みに、この駅の標高は、1,345mです。
清里ラインを北へ上がっていくと、途中で道の名が「野辺山高原サラダ街道」と変わります。
右に行くと野辺山の駅に行く分岐点をそのまま過ぎると、直ぐ左手が直売所ですが、ただでさえ寒い日だったので、1,300mの標高では大阪の冬といった感じです。
寒い寒いとブツブツ言いながらも家内は、「絶対(名物の)ソフトクリーム食べる」と決めていたようで、ニコニコしながらソフトクリ―ムを買っていました。
家内が買ったのは、カップ型のコーンの中に入ったプレーンヨーグルトの上にソフトクリームが絞り出してあるもので、400円?くらいだったでしょうか・・・(すみません、家内も値段を覚えていません)
ヨーグルトもソフトクリームも濃厚で、一口味見しましたが美味しかったです。
夏ともなると、ここのソフトクリーム売り場は、長い列が出来るらしいですが、さすがに寒かったので待つ事も無くソフトクリームにありつけたようです。
私一人なら絶対に買っていません!
ここの直売所では「濃厚ヨーグルト」と「ヤツレンジャージーヨーグルト」などを購入していましたが、どちらも濃厚な味でした。ジャージー牛乳で作ったヨーグルトは、さすがに一味違うようです。
お薦めは飲むヨーグルト、少し砂糖が入っていますが、さっぱりしていながらも濃厚で美味しかったです。
その後、再び清里に下ってランチを食べようということになったのですが、お目当てのお店はGW期間中だけあってどこも満席・・・
待つのが嫌いな大阪人ですので、ランチが食べれる店を探してうろうろする羽目になりました。ランチ難民といったところです。
時間も三時前となると「準備中」の看板を掲げている店も多くなってきます。
車通り沿いのお店がまだ営業していたので「ここでいい!」と入ってみる事にしました。
何の料理を出すお店かと思ったら、避暑地にはめずらしく「テキサス風のメキシコ料理」、テラス席ならワンちゃん連れもOKのようです。
私は「ハンバーガー」、家内は「日替わりランチ」(料理の名前は忘れましたが鳥肉をパリパリに焼いた物とスパイスの効いたご飯、チリソース的な物がかかっていました)
何の期待もせずに入ったお店でしたが、これが大正解!
家内が、お店の人に「なんで日本で食べるほうが、本場アメリカで食べるより美味しいんでしょうね?」と聞いていました。
やはり日本人は工夫をする民族なので、同じ料理でも日本人の口に合うように工夫しますし、舌が肥えているのでやはり美味しいものでないと生き残れないようです。
ハンバーガーは、牛肉100%なのか肉でいうとミディアムレア、中は生の状態でしたが、ジューシーでとても美味しかったです。
さすが、街に良くあるチェーン店のハンバーガーとは、一味違います。
家内は、「豚肉が入っていないからレアに出来るんや」との肉の味に感激していました。
店の名前は「Joshua Tree(ジョシュアツリー)」、もしお近くに行かれたら寄ってみてください。結構本格的なハンバーガーが楽しめます。
温差ボケ?
5室だけの小さなB&B(簡単な朝食付)形式のロッジに犬・猫連れで泊まり、結構満足して帰りました。
今回は、昼食にちょっぴりお金をかけ、夕食は近くで買ったパンとハムというようなパターンでしたが、これが正解でした。
昼食なら大体一人1,000円~2,000円まででOKですので、行った店がはずれでも納得出来ます。
なにより、夕食後、時間に余裕がありますので、ロッジのオーナーとの話や宿で初めて出合った人とも結構、情報交換が出来て楽しかったです。
第一、ペットと泊まれる宿ですので、「犬」という共通の話題がありますから話が弾みます。電車の中の乗り鉄、山小屋の登山客といったところです。
犬・猫好きの家内は、とにかく良く喋っていました。
昼食も毎回、何処にしようか・・・と言いながら、行きあたりバッタリで過ごしていました。
満員とか定休日なんかで、「ランチ難民」的な場面もありましたが、今回はどこも正解で、家内も「美味しい」と満足していたようです。
しかし、一つ誤算がありました。
旅も終り最終日は、帰路についたのですが、この頃から身体がだるくなり家内共々、風邪のひき初めのような倦怠感に襲われました。
まるで、海外旅行から帰った時の「時差ボケ」のようです。
フッと家内が、寒い所から急に暑い所に下りたから「温(度)差ボケ?」・・・
考えてみると、初日のロッジ周辺(標高1,000m位)では、季節外れの雪、周りの山も新雪を被っています。
旅の間は、1,000mを越える所を行ったり来たりしていましたので、暖かくて10℃超、朝方は3℃~5℃でしたが、帰りの浜松では20℃越えと極端です。
1日で寒い所から、一気に暑い所に帰ってしまいましたので、身体がついていかなかったようです。
完全な「温差ボケ」?
初めての経験でした。
ただ、連れて行った犬・猫達は家に帰ってもパワー全開、いたって元気です。
只ただ、羨ましい限りです。