堺市の変人

堺市から情報を発信する変人親父です

「引っ越し」は大変!

我が家の[「引っ越し」ではありません。家内の職場の話です。

駅ターミナルのビルが建替えられる事から、一旦仮の場所に移っていたのですが、ビルも完成し元の場所に戻る事になったようです。

 

いよいよ今日が移転ですので、平日と同じように家内は出勤して行きました。土曜日ですが月曜の開業に合わせ仮の事務所から全ての設備を移すようです。

一般の事務所とは少し違う職場なので機器類が山ほどあります。

多くが中央のコンピュータに繋がっていますので、一つでも不具合があれば、即、お客様に御迷惑がかかりますので気が抜けません。

 

とはいっても家内の職場の事、私には影響が無い引っ越しです。と思っていました。

しかし、10日程前から雲行きが怪しくなってきました。

 

家に帰る度に「引っ越し業者と会社の連絡がきっちり取れていない」「引っ越し案件の問い合わせの電話が多く仕事がはかどらない」「引っ越し業者が来る時間も不明、どうなっているの?」「機器や備品の配置が上手くいかない」「新しい場所の説明に行ったら立ちっぱなしで足がパンパンや」・・・

まるで毎日壊れたラジオが鳴っているように、愚痴が機関銃のように出て来ます。

 

私は「司令塔はあまり動いたらあかんで」「その機器は右に置いても左においても大勢に影響ないと思うで」「もっと皆に役割を振っていったら」「他の職場からの手伝いは役に立たないから断りや」「開店当日の他からの挨拶や花も断ったら」・・・

思い付く意見を返しておきましたが、「朝早くに目が覚めてしまう!きっと引っ越しのせいや」となると私にはどうにも出来ません!

 

最近は、家に帰ったら全ての機械が止まったように動きません。

私がこれ程被害を受けるとは想定外でした。

月曜に新しい職場に行っても、まだ1週間程は何やこれやとラジオのスピーカーが鳴り続けるような気がします。

 

職場の引っ越しの大変さを違う意味で実感しました。

何故、私がこれ程被害を受けるのか?

じっと耐えるのみのオッサンです。

映画「傷だらけの栄光」

「傷だらけの栄光」は、1940年代にアメリカのリングを沸かせたボクサー「ロッキー・グラジアノ」を題材にした映画ですが、監督がロバート・ワイズ、主演ポール・ニューマンと豪華です。

ウエスト・サイド物語」や「サウンド・オブ・ミュージック」、「砲艦サンパブロ」と後期の作品は名作が並んでいるロバート・ワイズと、「ハスラー」「タワーリング・インフェルノ」でお馴染みのポール・ニューマンのコンビです。

 

白黒映画ですが、カラーには無い映像の深みと情感を感じさせます。

何時も思う事ですが、白黒は人の心や町の情勢をカラー以上に表現し得るようです。

深みはカラーに勝ります。黒澤明の「七人の侍」も白黒ですが、カラーの「七人の侍」なんか、私には考えられません。

 

この映画、当初の主演は「理由なき反抗」で有名なジェームス・ディーンに決まっていたようですが、交通事故で他界したため、代わってポール・ニューマンとなったようです。

名優ジェームス・ディーンのグラジアノ役が実現していたら、この映画の印象はどう変わっていたか興味は尽きませんが、ニューマンのグラジアノ役も演技を越えて役に成り切っている様は、さすがアカデミー俳優です。

ほんの小さな所作も光っていました。並みの俳優では決して表現し得ないものです!

 

家族愛、親子愛が上手く表現されていますが、特にチャンピオンになる事を父に約束する場面なんかは、あまり目立ちませんが「グッ」と来るものがありました。(私も歳です)

 

最近の映画は、大作になればなる程「CG(コンピューター・グラフィック)」が使われますが、CGの無い時代ですので映っている映像が現実からかけ離れるという事はありません。

フィルムですから、デジタルのように自由に編集する事も出来ません。

一画一画を丁寧に撮っているのが伝わって来ます。

 

60年以上前の作品ですが、決して今の作品に劣っていないのには驚かされます。

古い白黒映画を観て悦に入っているオッサンでした。

「ジョギング」再開!

昨年の夏、風をひいて以来ストップしていた「ジョッキング」始めました。(少し訛っています)

夏が過ぎ走り易くなっても「忙しい」とか言っている内に冬になり、「寒さ」のせいにして「ジョッキング」をさぼっていたら大変!

今まで余裕で穿けていたお気に入りのジーパンが窮屈になってしまいました。

 

健康管理よりズボンが穿けなくなったら大変と連休明けから毎日1時間余り走っています。(不真面目な動機です)

走ってるといえば聞こえは良いですが、走る早さは歩くより少し早目の程度です。

4日目にして、ようやく1時間余りの周回コースを止まらず走り切る事ができました。(多分普通の人なら30~40分足らずで走れる距離です)

 

さすがに2日目、3日目は、1年間のブランクが災いし太ももが張って座るのも痛い状態でしたが、4日目の今日は筋肉の痛みが大分治まりました。

昨日は、若い女性に軽々と追い抜かれましたが、いくら「クソッ」と思っても体が言う事を効きません!

座る度に「痛い 痛い」と騒いでいる私に、家内は「もう歳やから、無理しないで2日に一回位にしたら」と呆れ顔で言うのみです。(労りの気持ちが欲しいな)

 

ただ、思い込みかも知れませんが、今日あたりから体が少し軽くなったような気がしてきました。

雨の日と土日は休みますが、「継続は力なり」!ジーパンが問題無く穿けるようになるまで走り続けます。(きっと)

 

目標は、一時間余りかかっている周回コース一周を30~40分で走る事!

先ずは暑さが増す夏までには達成したいですが、暑い夏場が鍵のようです。ちょっと不安ですが・・・

 

今、65歳ですが、あと10年位は「ジョッキング」をと、悪あがきをしているオッサンでした。

ペットは幸福?

今日、家内が「のどぐろのみりん干し」という珍味を職場の方からお土産に頂いてきました。

珍しいので義母と半分づつし残りをラップに包んで家に持ち帰りキッチンカウンターの上に置いておきました。

 

ふっと凡猫を見ると動きが変です。いつもは登らない流し台の上に乗ったり食器棚の引き出しを覗き込んだりしながら鼻をクンクンさせています。

家内は「なんかこの子、ようすが変や」と言いながらも、キッチンカウンターの上に置いた珍味のことはすっかり忘れ「おかしいなー」と不思議がっています。

 

じっと猫を観察していると珍味を見つけ出し一生懸命匂いを嗅いでいます。

家内は慌てて「アカン!」と言いながらニャンコが口を付ける寸前に取り上げましたが、その後もキッチン辺りをクンクン・・・

 

「猫は暗闇でも人間の6倍光を感じる事が出来ますが視力は人間の6分の1と目自体は悪いので匂いを嗅いで確認している」とこの前テレビの動物番組で解説しているのを聞いたことがあります。

 

我が家の凡猫は「刺身」や「動物系の肉」等には一切興味を示さないという変り種です。

以前は大好物の「煮干し」や「魚系の猫缶詰」を時々あげていました。(私は犬にも猫にもオヤツをあげた事はありません)

ただ、肝臓が弱く直ぐに膀胱炎になるので「結石が出来易いのでフードは療法食にして下さい、オヤツも厳禁です」と動物病院の先生に指導されからは、美味しく無さそうな療養食を食べています。「結石」騒ぎ以来、犬猫に甘々の家内も猫にだけは決してオヤツを与えていません。

ちょっと可哀相にも思えるのですが、元気で長生きしてもらうためには仕方がないと家内も諦めているようです。

 

私が子供の頃は、ペットには人間の食べ残しを与えていました。

今では多くのメーカーから年齢別、体質に合わせた療法食等、物凄い種類のペット用フードが提供されています。

短命ながらも自由に美味しい物を貰っていた昔と比べ、確かに長生きですが外を自由に歩く事も無く美味しい物は一生食べられない現代を考えると、ペットにとってどちらが幸福なのか?

 

煙草を未だに止められないオッサンには難しい問題です。

「高めの成長が前提」?

数日前の新聞に「財政黒字化25年度に」という記事が掲載されていました。

政府は2019年度以降の新たな財政健全化計画で、国と地方を合わせた基礎的財政収支を黒字化する目標時期を25年度とする検討に入ったとし、これまでより5年先送りするというものです。

 

我が国の財政は歳出が税収を上回り続けているため、毎年赤字国債を発行し続けています。

2002年度に601兆円だった公債残高が、2017年度には1,042兆円と先進国で最も多い状況となっています。

国家予算が100兆円前後ですから、民間企業ならとっくに潰れているでしょう!

 

先ずは単年度の収支を黒字にしていく事が喫緊の課題といえますが、何かと理由をつけて先送りされてきたような気がします。

今や財政の規律を守るべき日本銀行がせっせと国債を買い帳尻を合わせているというのが我が国の現状のようです。

 

私が最も危惧するのは、政府が名目成長率を3%と高めに設定している事です。成長率が高ければ税収が増えるため期待を込め3%(30年度予想は2.5%)としているようですが、不確定な予想値で最も重要な政策を決めて行くというのはあまりにも無責任な気がします。

 

50年弱で日本の人口は3分の2に、100年後には半分に成ると人口問題研究所は予想しています。

急激な人口減少下において、果たしてどれだけの成長が見込めるのかという事を考えると不要不急な歳出はバッサリといったような、従来の延長線上で無い政策が必要となってくるような気がします。

誠に荒っぽい考えですが、例えば今後道路や橋の新設は原則やらないといったような事も考えるべきではないでしょうか?(それでも古くなった道路や橋の補修に莫大なお金が必要となります)

 

安易な社会保障費を抑えるといった事よりも、人が住まなくなる地域が増えるという前提で公共投資を行って行くべきです。

人口減により税収も必ず減っていくのですから!

映画「アウトブレイク」

ダスティン・ホフマン主演の「アウトブレイク」は、パンデミック(世界的な感染の流行)映画を代表する作品です。

アウトブレイクとは、それまでその地域でほとんど発生していないか、発生していても低い頻度だった感染症が爆発的に広がる事を表しているようです。

 

3年前にコンゴで拡大した「エボラ出血熱」は、正にアウトブレイク!記憶に新しいものが有りますので架空の物語ではありません。

現在でも危険度の高い「鳥インフルエンザ」は、WHO(世界保健機構)が警戒を呼び掛けています。

 

主人公ダニエルズ大佐を演じたダスティン・ホフマンの演技は、さすがアカデミー賞俳優と思わせるものがありますが、この映画の脇役(バイプレーヤー)が豪華です。

モーガン・フリーマン、ケヴィン・スペイシ―、ドナルド・サザーランド・・・

好きな俳優が揃い踏みといった感じで見ずにはおられません!

 

名作とはいかないまでも、展開が良いため見ていて飽きません。家内も「明日仕事なのに観てしまった」と愚痴っていました。

私は二回目でしたが最後まで目が離せませんでした。

 

特に、今回は主演のダスティン・ホフマンよりもマクリントック少将を演じるドナルド・サザーランドの演技に感心させられました。

観ていて憎さが増して来る悪役を見事に演じ切っているのに感心させられました。

カナダ出身の俳優ですが大学を卒業後、イギリスで演技を学び舞台で活躍していたというのも頷けます。

 

悪役に徹したサザ―ランドの演技がこの映画をワンランクアップさせているようです。

映画の出演回数が200本近くあるというのは驚きですが、役に成り切る演技力は凄いとしか言いようがありません。

マクリントック少将が指揮権を剥奪されるシーンは痛快そのもので、「よしっ、ざまあみろ」といった気分になりましたが、サザーランドの術中に完全にはまってしまいます。

冷静で人間的なフォード准将を演じるモーガン・フリーマンとは対照的な一種の狂気を演じるサザーランドの個性が光っていた映画でした。

 

それにしても、この映画を見ていると豊かな自然を破壊し続けている人間に対する自然からの復讐(反撃)といった思いがしないでもありません。

このままでは、何時かもっとむごい「しっぺ返し」をくらいそうです!

「ゲイシャ」飲みました!

今日は二回目の「Beans57」、大阪狭山市にあるコーヒー豆屋さんです。

前回は、コナ―コ―ヒーを頂きました。しっかりと濃い目に淹れられたコーヒーでしたが苦みと酸味のバランスが良いのか家内までもがブラックで「とても美味しいと」満足していました。

 

豆を買わずにコーヒーを飲むだけなら一杯300円、上級の豆なら500円と少し高いように感じますが豆が違います!これだけ厳選した豆を自家焙煎して飲める店はめったに有りません。

コナコーヒーひとつとっても、オーナーが納得の出来る農園から直に仕入れているようですので、コーヒーに対するこだわりは大したものです。

 

帰り際にお店の方から「ゲイシャ」も置いていますと聞いてずっと気になっていました。

たまたま最近読んだ本に「ゲイシャ」が紹介されていました。

2004年にパナマに彗星のごとく現れた品種ですが、もともとは1930年代にエチオピアゲイシャ(ゲシャ)という村で発見された野生種がパナマに伝わったようです。

 

当初は独特な香り故に「バランスが崩れてコーヒーらしくない」と不評を買い一時忘れ去られていたようですが、パナマエスメラルダ農園の片隅に残っていた老木から採れた豆が2004年の「ベスト・オブ・パナマ」一位に輝いた事から世界の最高ランク(価格も)の豆となったようです。

今では高値で取引される事から多くの国で「ゲイシャ」が栽培されているようですが、なにせ噂の「ゲイシャ」です。

 

普通の土・日にはなかなか足が向きませんが、連休には一度行けるかな?と楽しみにしていました。

早速、私は「ゲイシャ」、家内は「モカ」を注文、コーヒーが出て来るまでワクワク状態です。

先ずは、しつこく無い香りに満足、おもむろにカップを口に運び一口、今まで飲んだコーヒーとはちょっと違います。普通は苦みと酸味のバランス、加えてローストしたこおばしさを楽しめたら、それだけで満足ですが「ゲイシャ」には不思議な味が加わっています。

 

一般にはレモンやベルガモットの香味と称されているようですが、私は、緑の葉の味?コーヒーの葉っぱの香りを連想してしまいました。

今まで経験した事のない味に大満足の一時でした。

「モカ」を頼んだ家内も「モカは酸味があるものと思っていたのに、酸味が抑えられてとても美味しい」と喜んでいました。」

 

「Beans57」、次は何を飲もうかな?