堺市の変人

堺市から情報を発信する変人親父です

女心

先日、義母に聞いた話です。


義母の知り合い、と言っても買い物に行った先で顔を見かけたら立ち話する程度の方なのですが、義母より歳上の方らしいです。(義母が70歳の時にその方は90歳手前位だったそうです。)

その方の事を指して言う時、義母はいつも「奥さん」と言ってたらしいです。
例えば「奥さん足が達者やからよろしねえ」みたいな感じです。

ある日、その奥さんと何時ものように話していた時、その方が「奥さんはいつも私の事「奥さん」って呼びかけてくれはるから嬉しいわ」と仰ったそうです。
義母は何も考えずに呼びかけていただけに「そ、、、そうなの?」って感じだったそうですが、よく考えて見れば、その方は90歳くらい、何時も周りからは「おばあちゃん」と呼びかけられていたのでしょう。

 

でも、心のどこかで「私はおばあちゃんって名前と違う」と思っておられたのかもしれません。(それとも「おばあちゃん」は、自他共に認めるお年寄りって事かな?)


そういえば以前サービス業で働いている知り合い(当時20代イケメン)は、「40歳から上くらいの女性とお話しする時は、苗字で呼びかけるのではなく、出来るだけ下の名前に様を付けてお呼びするようにしている、そのほうが打ち解けて話していただける」と言っておりました。

その時は「なんかホストみたいなやっちゃな」と思っていましたが、彼の言う事にも一理あるみたいです。

 

何時までも若く見られたいという「女心」

幾つになっても女性は女性として扱ってもらいたい「女心」

 

歳をとれば「爺っちゃん、婆っちゃん」で良いのに若く見られたいのやな?
家内に聞いてみたら「そんなん、当たり前やん!」と一蹴されました。

小谷さんの吹きガラス

倉敷ガラス(旧水島ガラス)と言えば、小谷眞三・栄次さん親子の吹きガラスで作られるグラスや小鉢・瓶なんかが有名です。

目指すのは「用の美」、50年位前から今日まで全工程を一人で行う「スタジオ・グラス」というスタイルは作者の個性が存分に発揮され、人柄から滲み出て来るようです。

このガラス製品の持っている「暖かさ」は、クリスタルガラスとは一線を画する物が有ります。

 

「健康で、無駄が無く、真面目で、威張らない」を大切に守っており、少し厚みが有りますが、40年間、毎日使っても壊れない長持ちグラスです。

我が家でも、ビールを飲む時やジュース・麦茶・牛乳等、冷たい飲み物は必ずこのグラスを使っています。

 

お薦めは、やはりグラス(コップ)です。さすがに倉敷ガラスの原点だけあって、何年使っても古さを感じさせません。クリスタル程の透明感は有りませんが、「暖かみ」のある表情は世界一?です。

大震災でも来ない限り、私が死んだ後も日常の器として活躍する事は間違い有りません。

 

以前、旅行に信州に行った時に宿屋で似たようなグラスが目に止まり、お店の人に「小谷さんのグラスに似ていますね?」とお尋ねした所、帰って来た言葉が「このガラス製品を作っておられるのは小谷さんの弟子で田坂真吾という方です。」

奇妙な縁を感じてしまいました。

 

田坂さんのグラスは、小谷さんのよりも少しだけ薄めで持った感じも軽く現代的だなと感じましたが、あの独特の「温かみ」はしっかりと受け継がれているようです。

 

日常使いの器として何時までも作り続けて欲しいものです。

不甲斐ない犬猫達

一週間程家を空ける事がありました。

問題は我が家の凡々(犬猫)、どうしても一緒に連れて行けないので、ワンコは何時もの所へお預け、ニャンコは2日に一回程、ウンチの世話と水とフードの補給を知人にお願いしていました。

 

家に帰る1日前に、ニャンコの様子が伝わって来ました。我が家の凡猫は、フードをあげに行っても一切姿を見せません。猫好きの人ですから最後に一目姿を確認しようと探したところ、和室の物陰に凡猫を発見!近寄って行くと「シャー」と威嚇するという可愛さです。

加えて、便がユルユルで間違い無く下痢の症状との事です。

 

片や、凡犬の方は迎えに行った時に報告を受けました。

これも、最初の2~3日はフードもあまり食べず、下痢気味だったそうです。さすがに後半になるとフードも食べるようになり下痢も治まったようでが、食欲に負けたのでしょう。

 

ずっと一緒に暮らしている凡々ですが、たまに飼い主が居ない時ぐらい、もう少ししっかりして欲しいものです。

これだけは、躾のしようも無く慣れてもらうしか無いです。

 

昨日は、猫は何時も以上に家内にべったり付きまとっています。犬は何事も無かったかのように、散歩の時もテンションが上がっています。

 

日頃、家では大きな顔をしている凡々(犬猫)ですが、ちょっと飼い主が家を空けると下痢ってしまう「メンタル」の弱い、不甲斐ない輩です。

 

「情けない奴らや」と言っても、何の返事も帰って来ません。

この時だけは、さすがに家内も認めざるを得なかったようです。

もう一息でした「マウナケア」

ワイ島にある「マウナケア」は、日本が世界に誇るすばる望遠鏡で有名ですが、世界11ヶ国、13基の天文台が頂上付近に点在しており、正に天文観測のメッカとも言える場所です。

このマウナケア山頂には、13基までしか天文台が設置出来ない取り決めが有る事から、スクラップ アンド ビルド又は、新たに原住民との取り決めを行わない限り天文台を造る事が出来ないようです。

 

この山頂には、アメリカは別として単独(国)で天文台を設置しているのはイギリスと日本だけです。

日本とハワイは、技術力もさることながら、長い歴史的な繋がりが有った事から地球上で理想的な場所に設置が許されたのかも知れません。

 

マウナケアは、ハワイの先住民にとっては神が住む神聖な場所である事から17年前に取り決めが行われ、最近では4分の1の天文台の撤去をハワイ州知事が求めているといったニュースも流れていました。

 

マウナケア山頂(4,205m)へは、オニヅカビジターセンター(2,800m)から四駆で山頂までというのが一般的ですが、変わり者は4~5時間歩いて登っているようです。

 

私もチャレンジしました。朝7時40分頃にオニヅカビジターセンターに到着、朝食を済ませ準備をして、8時20分に出発、登り始めから1時間余りは砂が多く足を取られながらも「Humuula Trai」の標識を頼りにひたすら足を前にといった具合でした。(昨日の寝不足が応えました。)

 

2時間位歩いて、やっと雲の上、日頃の運動不足を痛感しながらの登りでしたが、さすがに雲海を下に見て歩くのは気持ちの良い物です。

驚いた事に、私が「ハア ハア」いって登っている後ろから、ランニング姿のアスリート?が駆け足で私を追い抜いて行きました。1時間もすると、そのアスリートは駆け足で下って来ます。挨拶を交わしましたが「天気は最高!登山道はイージー(簡単)」と言っているようです。

それにしても小さなザックで身軽な装備に驚いてしまいました。

 

ビジターセンターから山頂までの道は、危険な所も無く標識代わりの鉄のポールを目印に歩いて行くという全く問題の無いコースでした。多分、一度登れば少々ガスっても大丈夫なルートのようです。(コンパスと地図は必帯ですが!)

 

4時間歩きました。後30~40分歩けばワイアウ湖(3970m)という場所で昼食を摂りながら「行こうか、戻ろうか」迷いました。ワイアウ湖から30分位で頂上下の駐車場(Park3、約4,000m)、でも、Park3まで来れば「すばる天文台」まで行きたくなるのは必然です!

でも、オニヅカビジタ―センターまで歩いて下る事を考えると3時間はかかります。(ビジターセンターで家内と待ち合わせ予定でした。)

山頂まで行って、下りはヒッチハイクという手も100%の自信は有りません。

 

結局、3,800m付近で引き返す事にしました。2時間下ってビジターセンターに到着し家内と合流し、今回のアドベンチャーは幕を閉じました。

 

次回は、夏場の天気の良い日を選んで、装備は水3ℓ、行動食、薄めの防寒暴風具、ツェルト、コンパス、地図、カメラ位で軽快に飛ばし山頂に必ずリベンジ!

ただし、寝不足は避け、山頂で家内と合流し下りは無しという事にするつもりです。

「アイム ソーリー」は禁句

先日、ハワイの友人と話をする機会が有りました。

ハワイも含めアメリカでは、車の「クルーズコントロール」は必需品と言っていました。

 

アメリカ本土を車で走った時に、一度、「クルーズコントロール」の付いていない車に乗ったらしいのですが、時速100キロ越えで何時間も走る事が多いアメリカでは、アクセルを踏む右足が痛くなってしまう事が有ったらしいです。最後は左足でアクセルを踏んでいたようですが、「アメリカの車はアクセルが重い!」と文句を言っていました。

 

家内なんかは、ディーラーから「クルーズコントロールが壊れていますが直しますか?」と言われても「使わないから直さないで下さい」と断ったようです。

「だって、日本では高速を走っていても直ぐにブレーキを踏まなあかんから必要無い!」と言っています。

 

100キロ越えで走ってもブレーキを踏む事が無いアメリカの交通事情をつくづく感じさせられました。

 

その時の話ですが、アメリカでは事故を起こした時に「アイム ソーリー(すみません)」と言わないような事を聞いた事があるが本当ですか?と聞いてみました。

帰って来た言葉は「絶対にアイム ソーリーと言ってはいけない、そんな事を言えば全て此方が悪くなってしまい全額負担になってしまう!」という言葉が返って来ました。

 

家内は「でも、アメリカの人からソーリーという言葉を良く耳にする」といった事を返したところ、仕事の責任や賠償が無い場面では「アイム ソーリー」は良く使われるが、それ以外の場面では絶対に使わないとの事でした。

 

アメリカでは、「アイム ソーリー」は禁句のようです。

旅の風物詩

以前、ハワイでのショッピングセンターで、一旦家内と別れ好きに行動、という事になりました。

〇時〇分に再度落ち合うという事で、それぞれ好きなお店を見て回ったのですが、待ち合わせの時間が来ても一向に家内が現れません。

もう20年位前の事ですので、今のように海外で使える携帯電話も無く、ただ、30~40分待っていました。

 

遅れて来た家内は、「見る所が多く、ついつい時間の経つのも忘れていたと」と涼しい顔で一言、反省の言葉がありません!

思わず私は、「僕もまだまだ見たい所が有ったのに!」と一言、それから沈黙です。

空港行きのバスの中では腹が立って喋る気にもなりませんでした。

 

いつかは、これもハワイですが、通りがかりのタクシーを止め、乗り込んでしばらくすると、タクシーの運ちゃんが英語で話しかけてきます。

私も、身振り手振りで応えていました。程無く目的地に着き料金を払って下車、ふっと横の家内の顔を見ると、鬼のような形相をしています。

 

家内曰く「あんたが調子に乗って通じもしない英語で話してるから、ぶったくられた!」と怒っています。

私は、運ちゃんに言われたまま払っただけです。高いと思ったらその時言えば良いのに!不意打ちで怒るのは卑怯です!

その時も、気まずい雰囲気が、暫く続きました。

 

夫婦喧嘩は、「旅の風物詩」のような気がします。

 

 

美味しい福岡

今は犬・猫が居るのであまり行かなくなりましたが、凡犬・凡猫らと一緒に暮らす前はたまに福岡に行っていました。

福岡は空港と繁華街の距離が近く移動が便利です。

そして都会であるにも関わらず、地下鉄に乗って気軽に泳ぎに行けるビーチ等もあり(泳ぎには行きませんが・・・)都会と自然がうまく融合している感じがします。

そして一歩天神の街に出れば美味しいものが待ち受けています。

 

福岡の水炊きは昆布で出汁を取る関西のものとは違い、スープは白濁した鳥のスープ、、野菜は白菜ではなくキャベツです。

一見しつこそうですが食べてみると、以外にもあっさりしているのに鳥の出汁がきいていてとても美味しく食べられます。

もつ鍋も九州の食べ物です。勿論明太子も!

ちょっと珍しいところで料亭「稚加栄」の「いか明太子」がお勧めです。(福岡空港で買えます)

 

私はガイドブックを見て「この店に行こう!」と予め店を決めて行くのは好みません。

街を歩いて「この店美味そうや」と思った店に入るのが好きです。

そうしてふらっと入った店で美味しい料理に巡り会うと、とても得をしたような気分になります。

 

天神の街は面白そうな店が多く、「当たり」の店も多いですから自分の感を信じて探してみるのも一興です。

 

そして以前も書いたことがありますが、11月~3月くらいまでのシーズンなら博多から一時間くらい車で走った糸島半島にある牡蠣小屋が一押しです。

 

jgtyhjlijutydf.hatenablog.com

今は犬・猫という居候が居ますのでペットと泊まれる宿の少ない福岡にはなかなか行く機会がなくなってきたのは寂しいことです。

福岡にもペット同伴で泊まれる宿が増えて欲しいと思う今日この頃です。