堺市の変人

堺市から情報を発信する変人親父です

KAU COFFEE

 ハワイ在住の友人からお土産を頂きました。日本に里帰りされると聞き家内は「Hawaiian Host」チョコレートをリクエストしていたのですが、日本では手に入り難い「100%カウ コーヒー」(コナ コーヒーでは有りません。)まで付いてきました。

 「Hawaiian Host」チョコは、定番中の定番!何処のお土産物屋さんんでも見かけるパッケージですが、コナ コーヒー入りの「KONA CARAMACS」は現地でないと購入は難しいようす。昨年、このメーカーのキャラメル入りをリクエストされた際、コナ土産という事で此れを買って帰ったのですが、これが「バカ受け!」、家内のお袋も近所の人も美味しいと大喜びでした。香ばしいマカダミアナッツは不動の人気を誇っていますが、しっかりとコーヒーの味がする濃厚なキャラメル味もお薦めです。(私は2つ続けては食べられませんが!)

 オバマ前大統領が好きだった「カウ コーヒ―」、今回頂いたのは、イノシシのマークが付いている「BIG ISLAND」(濃い緑も袋)カウ コーヒーのミディアムとミディアム ダークでしたが、昨夜さっそくミディアムの方を飲んでみました。何時もの豆と違いますので、とりあえずコーヒーメーカーで普通に入れてみました。友人からは「この味 この味」とお墨付きを頂いたのですが、私には少し軽く感じました。勿論、豆そのものは大粒で香りもしっかりしています。味も確かなので、もう一工夫!

 翌朝、再度チャレンジしました。コーヒーメーカーに挽いた豆と水をセット、そしてスイッチを入れる前に沸騰したお湯を挽いたコーヒーにかけて少し蒸らしてからスイッチオンといった具合です。少し自分の味に近づいたようです。次は、もう少し豆の量を増やしてみようかな?

 新しい豆を使う時は、何時も試行錯誤といったところです。

無人島へ持って行きたいCD(Part2)

 音楽好きな人は、レコード(CD)屋に足を踏み入れると手ぶらで店を出るという事があまり無いようです。私なんか、ジャケット買い(ジャケットのデザインに惹かれて)なんかもよくしました。棚にCDが並んでいるのを見てニコニコしている薄気味悪さです。

 しかし、何時も聴いているのは多くて10枚位です。私の知人なんかは「何時買ったか覚えていないけど、封を切っていないのが棚から出てきた」と笑っておられた事も有りました。

 ジャズのCDで、何度聴いても飽きないのはM・デイビスの「オリンピア」です。この頃のマイルスのトランペットは情感が有って最高ですが、それにも増して凄いのはJ・コルトレーンのサックスです。マイルスのトランペット対し、一歩も引かず挑みかかっていくようなコルトレーンのサックス!「普通はどちらかが出れば片方は引くでしょ」と言いたくなります。両巨人の掛け合いは圧巻そのものです。

 コルトレーンといえば、もう一枚!サックスの音を堪能出来るのが「クレセント」です。「私は神になりたい」と言っていたコルトレーンですが、この演奏(音)は比較的素直に音が鳴っていて何回聴いても飽きません!S・ロリンズ(サキソフォン・コロッサス)のパワーも凄いですが、私はコルトレーンの方が音に深みを感じます。

 トランペットでは、C・ブラウンは外せません。「C・ブラウン ウィズ  ストリングス」は、伸びやかなトランペットの音が心地よく伝わって来ます。1955年の録音ですが古さを感じさせません!

 ピアノといえば、O・ピーターソンの「ナイト トレイン」、その中の「自由への賛歌」は聴き応えが有ります。私は、「自由への賛歌」を聴く為に此のCDに手を伸ばしているようです。ピーターソンの「ウィ ゲット リクエスト」は、初めてジャズを聴く方にもお薦めです。粒立ちの良いピアノの音が心地よく体に響いてきます。もう一人、名指揮者トスカニーニやピアノの巨匠ホロビッツが肝を潰したA・テイタムの「A・テイタム~B・ウエブスター クァルテット」は、たまに聴くと「ああ良い演奏だな!」と思わせてくれます。全てのジャズピアニストの源流といった所でしょうか!?

 そろそろお酒でも、勿論BGMは、G・マリガンの「ナイト ライツ」です。

コアの木

 「コア」と言えばハワイを連想される方は多いと思いますが、味わい深いコアウッドの木工品は、いくら見ていても飽きません。「コア」とは、ハワイ語で勇気・勇気ある者といった意味合いですが現地の人にしか売らない生産者も居る程、神聖な物として扱われているハワイを代表する木材です。

 建具や家具・カヌー・サーフボード・・・様々な用途に使われてきたコアですが、今では高級木材となっており、オール一本だけでも10万円はしますので、カヌーと言ったら私にとっては天文学的な数字になってしまいます。

 私も10年以上前に、コアウッドの19センチ位のお盆(?)を購入しました。そんな高級品ではありませんが、小さな食器でも此の木の良さを十分に味わえます。模様が派手で無い少し落ち着いた感じの方が私の好みです。余りにも変化にとんだ物(高級品)は、器の主張が強すぎて目に付きすぎるきらいが有ります。(負け惜しみではありません。)

 旅で買い求めたものを長い間使い続ける!日頃の生活に馴染んでいるという事は実に楽しい事です。

 以前、ハワイ島のコナコーヒーベルトにあるホルアロアの町へ行った事が有りました。此処にはギャラリーが数件集まっているのですが、歩きながら中を覗き込んでいると、木製の器が目に入りましたので早速中へ!(日本語は通じませんでしたが勇気を降り絞って!)

 気に入ったのはフェゼント(雉)とマイロの木の2つのボール!「2つ買おうか?」と迷っていました。「2つ?!」と家内の顔を見たら、すかさず家内は怖い顔!次は私の悲しい顔(演技です!)それを見ていた店主(作家)は仕方なく大幅な「プライスダウン」、漫才の「ぼけ」と「つっこみ」作戦が大成功といった所です。

 日本語が通じなくてもどうにかなるものです。宿に帰って祝杯を挙げました。

JAPAN

 作られた国が何処であっても陶磁器のことをChina(チャイナ)呼ぶように、一時、漆器全般を「japan」と呼んでいた時代があったようです。旅行に行くと、お土産売り場には、その土地の漆器が並んでいるのを良く見かけます。また、どこの家庭でもみそ汁は漆のお椀でというのが一般的です。それ程、漆器は日本人の生活に密着していますが、呼び名が「japan」だけあって品質は世界最高といって過言では有りません。

 「紀州」「越前」「会津」「山中」「輪島」・・・数多くの産地がそれぞれの特色を出し技法を競っているようです。

 私の好きな漆器は、角偉三郎(角さん)の合鹿椀(大振りの汁茶碗)です。産地は輪島ですが感じは少し違います。一般的な輪島塗は蒔絵の装飾が頭に浮かんで来ますが、角さんの器は豪快でいて素朴の一言に尽きます。

 職人さんが技の限りを尽くして作った美しい漆器は私には合わないようです。第一、傷つけないか心配しながら使うのは精神衛生上良く有りません!

 角さんも若い頃は美術品志向の漆器を作っていたようですが、道端の水飲み場に置いてあった古びた合鹿椀の力強さに感動し、観賞するのではなく使う器を作り始めたといった事を聞いた覚えがあります。

 刷毛を使わず直接手で塗った器は豪快!なんの飾り気も有りませんので素朴の一語!少しくらい傷が付いても全く気にする事はありません。以前、お店の人に、漆器の保管の仕方を尋ねた事がありましたが「あの器は、そんなに気を使わなくても大丈夫」の一言でした。

 取っ手は有りませんが小振りのカップ、磁器(CHINA)と違い漆器(JAPAN)で飲むコーヒーも一味違った趣が有ります。

花はどこへ行った

 「花はどこへ行った」は、世界で一番有名な反戦歌と言われている名曲中の名曲です。若い頃には英語の歌詞を覚え口ずさむ程好きな曲でした。(英語は頭から出ていくのが早く今ではすっかり忘れています。)

 よく聴いていたのは「ブラザーズ・フォア」、男性ボーカル4人の歌声が新鮮で「グリーンフィールズ」や「遥かなるアラモ」「500マイル」「トライ ツ リメンバー」と多くの好きな曲がありましたが歌詞を覚えられたのは、この曲だけでした。

 ピーター・ポール&マリーやキングストン・トリオなんかも有名ですが、女性ボーカルが耳についたり少しテンポが速かったりと言った具合で少し馴染めません。(あくまで好みの問題ですが。)

 やはり「花はどこへ行った」は男性ボーカルのハーモニーが心地よいブラザーズ・フォアです。流石に元祖「花はどこへ行った」のピート・シーガ―の歌声は、バンジョーの弾き語りという事もあって素朴な美しさが心を揺さぶりますが、私の中では僅差でブラザーズ・フォアが上を行ってます。

 今朝も、この曲を口ずさみながら犬の散歩をしていたのですが、近くのマンション横の緑道(歩道)を歩いていた時、マンションの管理人さんらしき人が道に落ちている桜の花びらを掻き集めていました。ふと「この花びらはどこへ行くのかな」と考えてしまいました。 自然の中、野山に咲いている桜の木は花が落ちても大地と一体になり次の命の糧となります。

 しがし、街で咲いている花や木の葉は集められ焼却されているという事は、本来の自然の循環が断たれているような気がします。今まで何気なく見ていた光景でしたが今日は少し違って見えてきました。(素直に御苦労さまと言えないオッサンです。)

 「花は少女に摘まれ」「少女は恋人のもとへ」「恋人(兵士)は戦場へ」「戦場はお花畑に」と歌われている「花はどこへ行った」ですが、歴史は繰り返されるという言葉が悲しく響きます。

 同じ事で「二度としません」と何度も謝っているオッサンも同じようなものですね!

お国ことば

 旅に出ると、何かの時に「遠くに来ているな・・・」と実感する事が有ります。

「見渡す限りの地平線」「何処までも澄んだ紺碧の海」「手を伸ばせば届きそうな星空」・・・日頃見る事のない美しく雄大な自然に出会うと、やはり「はっ」とします。しかし、人の造った物を見ても同じような感動を覚える事は少ないようです。(そこに人々の祈り、思い入れ、生活が息づいていれば別ですが。)

 他愛無い事かも知れませんが私の場合、旅に出て「お国ことば(方言)」を耳にした時、遠くに来た思いが強く感じられるような気がします。

 東京では、地方から出てきても方言は押さえ標準語を話すように努めるといった事もあるようですが、臆する事の無い「お国ことば」に触れると心地よささえ感じます。そして私に旅を感じさせてくれるようです。

  お国ことばと直接関係がありませんが、ハワイに行った時にも日本語が通じるオアフ島よりも、英語しか通じないハワイ島の方が外国に来たという思いを強く感じます。因みに私は「アイ キャン ノット スピーク イングリッシュ」専門のオッサンです。決して「キャノット イングリッシュ」ではありません。以外にも「キャノット」より、ゆっくり「キャン ノット」とベタベタの日本で言った方が伝わり易かったりします。こちらの思いを伝える時は、知る限りの単語を並べてどうにか誤魔化しています。

 昔から単語が覚えられない為、英語の先生からは見捨てられた存在でしたので、ヒヤリングはゼロどころかマイナス状態です。英語で話し掛けられると、頭は真っ白!といったところです。

 そんな私が、一度だけオアフ島で通訳をした事がありました。繁華街から外れた所にある屋台にエビを食べに行ったのですが、相変わらず知っている単語の連発でどうにか注文し食べていた時、店の人が日本人を連れて私の所へ?初めは何が何だか分からなかったのですが、なんと私に通訳をして欲しい!?ヒヤリングは日本語ですのでOK!単語の連発でどうにかクリア!しかし、居合わせた連れは目を丸くしてじっと私の顔みた後、「変人さんが・・・」と言って腹を抱えて大笑い!

 連れといっても私の後輩です。気持ちは分かりますが「デリカシーの無い奴め!」

HOYAのクリスタル

 ふっと、棚に目をやるとHOYAクリスタルのグラスが目に止まりました。HOYAといえば眼鏡レンズやコンタクトレンズで「MADE IN JAPAN」を象徴する品質の光学レンズを作る有名なメーカーです。しかし、HOYAがクリスタルのグラスを作っていたのをご存じの方は少ないかも知れません。

 今、目の前にあるHOYAのビールグラスを見ると、あの世界的に有名なフランスのメーカー「バカラ」と比べても勝るとも劣らない魅力を持っているような気がします。

 バーゲンで買ったグラスですが、いくら見ていても飽きません。目の前のグラスは、日本刀で切ったようなすっきりとしたカット、よくある複雑なカットとは大きく違っています。しかし、ガラスのちょっとした傷は、複雑なカットでは目立たなく出来ますが「スパツ」と切った単純なカットではごまかしが効きません!目の前のグラスを見ているだけでも品質の高さが伝わってくるようです。私は、あまり複雑なカットより単純なカットが好みです。

 2009年に生産が終わっているHOYAクリスタルですが、今でも中古品がネットに出回っています。1,000円台から購入できますので、バカラと比べると格安です。クリスタルの購入を考えておられる方は、是非HOYAを候補に入れてみて下さい。中古ですが品質は世界のトップクラスです。

 時計の「ロレックス」と同じように。「バカラ」は世界的に有名ですが、冷たいビールをHOYAのクリスタルグラスに注ぎ、お客さんに「ウンチク」を語るのもオツなものです。

 値段やブランドに惑わされず、本当に自分の気に入った物を愛用したいですね!