堺市の変人

堺市から情報を発信する変人親父です

映画「フラッシュダンス」

36年前に公開された「フラッシュダンス」、ストーリーは単純明快な青春サクセスストーリーです。

「名作?」、微妙なところです。80年代のアメリカの青春映画にちょっと毛が生えたという印象の映画ですが、どういう訳か題名が頭に残っています。

 

先日、テレビで放映されていました。途中から観たのですが、最後のダンスシーンには見入ってしまいました。

ジャズダンスにブレイクダンスを取り入れた新しいダンスでアレックス(ジェニファー・ビールズ)は、オ―デションの審査員を引き込んでしまいます。

 

このオーデションでバックに流れるのは、「ホワット・ア・フィーリング」!

もう目が離せません!ダンスと曲が最高にマッチしてシーンを盛り上げます。

さすが、アカデミー賞の歌曲賞に輝いているだけの事はあります。

持てる全てを出し切って躍動しているアレックスの体が宙を飛んでいます。

 

「うーん、最高!」「審査員の評価は?」、「素晴らしい!」という審査員の声が何時発っせられるのか・・・

しかし、ダンスの途中で、審査結果が出る前に場面が変わりエンディングシーンへ・・・

「もう少しダンスシーンを観たかったのに・・・」「結果も聞きた方の二・・・」という私の期待を気持ち良く裏切られました。

 

監督の「そこまで懇切丁寧に描写しなくても・・・」という声が聞こえてきそうです。

終盤のダンスシーンと音楽は当然の事ながら、余韻を持たせ「スパッ」とエンディングというのは憎らしい限りです。

 

ハリウッドで「ブレイクダンス」を最初に取り上げた映画、女性の自立をテーマにしたサクセスストーリーですが、前半の単調さと打って変わったラストシーンが印象に残った映画でした。

 

やはり映画は、退屈でも最後まで観るべきものです。

フラッシュダンス」は、上映時間は95分ですが、最後の5分だけで私には忘れられない映画となっています。