堺市の変人

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「印章(ハンコ)」と「印鑑」

最近はネットで色々な申し込み(契約)が簡単に出来るようになり、印章(ハンコ)の必要性も減って来ているようです。

海外では、ハンコの必要性が全く無く、全てサイン一つで契約が出来ますので、日本でもハンコの必要性も徐々に少なくなっていくようです。

 

私の世代では、やはり大切な契約には実印を押して初めて有効といった感覚が強いですが、時代も変りハンコを押していた事が昔話になってしまいそうです。

「印章」と「印鑑」、同じハンコのように使ってしまっていますが、「印章」はハンコそのもの、「印鑑」はハンコで押した陰影をさすようです。

 

どうりで印鑑登録は、陰影を役所に届け出る事、印章を届けるなんて出来ませんので納得できます。

 

一般的な印章の利用は、紀元前5,000年頃に古代メソポタミアまで遡るといわれていますが、わが国での最古の印章は、有名な「漢委奴国王」の金印とされていますので2,000年近く前からハンコの文化がスタートしたようです。

本格的にハンコが使われたのが1,300年前ですので、日本人とハンコは良い意味で腐れ縁といった思いがします。

 

ヨーロッパでも、手紙の封蝋(封印)のように、昔のハンコの名残がかろうじて残っているようですが、契約書なんかはサインだけで挌好よく済んでしまいます。

印鑑登録制度があるのは、日韓併合等で日本の影響を受けた韓国と台湾くらいですので、ハンコは日本独特の文化?のようです。

 

でも、私なんかは、絵画や書に朱色の印鑑があれば、それだけで重みを感じてしまいます。値打ちがあるように思ってしまいます。

時代が変わっても、私の頭にはハンコへの愛着が強く残ったまま消えそうにはありません!