微妙な距離
預り犬のチビ介が徐々に馴れてきて部屋の中を走り回るようになりました。
バリケンに入れようと捕まえに行くと逃げるくせに、此方が何かの作業をしている時など横で寝そべるようになりました。
馴れるのは嬉しい事ですが、馴れるにつれ悪さも「これが仕事!」と言わんばかりにハッチャケてます。
昨日は、何を思ったのか部屋の中を全速力で走っていました。やっと落ち着いたと思うと今度は凡猫の尾っぽを噛んで猫パンチを食らっていました。
「尾っぽを噛まれて怒らない猫なんか居ないのに」自業自得です。
先住犬(凡犬)は、チャカチャカした奴は嫌いなので、事ある毎に「ウ―」と唸って牙を剥いていますが、その度に叱られていますので少し嫌気がさしているようです。
「フッ」と気が付くと、凡犬はチビ介を避け、洗面所や玄関に避難し、チビとの接触を避けているようです。何時も微妙な距離を保っています。
叱られないためには、これが一番と学習しているようで、何時も「微妙な距離」を保っています。
このチビ介、凡犬や凡猫にいくら怒られても全く動じていません。
何回も何回も唸られ吠えられ猫パンチを食らわされても、暫くすると同じ事ことを繰り返しています。
「全く反省が無いな」「怪我せん程度に怒られろ!」と家内もあきれるやら、感心するやら忙しいですが結局は「憎めんな」と甘々!
日曜日に避妊手術をし、未だ抜糸もしていないのに走りまわるチビ介をみていると、怖さよりも新しい世界を見る事の方が余程楽しいかが窺い知れるようで、命の躍動感といったものを感じてしまいます。
今もこ奴は、馬の蹄を加えてバリケンを出たり入ったりと電池が切れるまで大人しくはならないようです。
「野良の子は引き出されなかったら殺処分」、少し位は感謝しろ!