こいつも「おかしな奴」
前回、バイプレイヤー(脇役)で登場した預かり犬は推定13歳超えの黒柴、結構なおばあちゃん犬でメンタルも弱くお腹を壊したりもするのですが、これがなかなかの食いしん坊です。慣れのせいか最近は食欲も増しています。
食事をしていると、横でキチンとお座りして私たちがご飯を食べるのをじっと見詰めています。(来た頃はそんな事も無かったのですが最近は直ぐ横で座っています。)
何時も食事が終わった後にパンの欠片や食べ終わったヨーグルトのパックを舐めさせたりしている家内の悪しき習慣のなせる業なのですが・・・
朝・晩の涼しい時はバルコニーで食事しますが、預り犬は必ず一緒にベランダに付いて来て、私たちの足元で「未だですか?」と訴えるように私達の仕草を見上げています。(「私お利口さんですから」と言っているようです。)
先日は暑かったのでリビングで夕食を食べていると、何時もの如くご飯の匂いに誘われて預かり犬が小屋から出てきました。
でもどういう訳かガラス越しにバルコニーをじっと見詰めています。
食事をしている私達に背を向けておかしいな?と思っていましたが一向に私たちに顔をむけません。一心不乱にベランダを見ています。
暫らくして「ハタ」と気付きました。私達の食事をしている姿がガラスに映りこんでいます。それがベランダでご飯を食べているように見えたようです。
家内が名前を呼ぶと慌てて私たちの側に飛んで来ました。ようやく気付いたようです。
犬のくせに臭いで分からないか!
こ奴はヨーグルトが大好物、400グラム入りのヨーグルトを食べた後、パックを差し出すと、グイッ!と思い切りよく奥まで顔を突っ込んでパックの底に付いたヨーグルトを残さず舐め取ろうとします。そのせいで目の周りや髭がヨーグルトで真っ白に!
我が家の凡犬(飼い犬)とは違い、ばあちゃん犬は砂糖が入ってようと、酸っぱかろうとヨーグルトであればなんでも大好き、大喜びで舐めます。
ヨーグルトは整腸作用があるので今のところは見逃しています。
少しくらい食いしん坊でも元気が一番なのは人間も犬も同じかもしれません。
食事をしている横で、ガラスに移った私達の姿を美味しそうに眺めている預り犬も「おかしな奴」です。