堺市の変人

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「団扇(ウチワ)」は誰のため

暑い、暑い!ここまで暑いとワンコの散歩は日が落ちてからしか行く気がしません。

夕食を済ませ一息ついてから1時間位の夜の散歩です。

風が有れば意外と気持ちの良いものです。

 

この季節、夜に公園の横の緑道を歩いていると、蝉の幼虫が歩き回っています。

土の中で暮らし、ようやく這い出して羽化の準備をしているようですが、数年もの間、土の中に居る幼虫と違い、成虫(蝉)になれば「アッ」と言う間に一生を終える蝉の生涯に少し儚(はかな)さを覚えます。

 

まあ、人間の何十年という生涯も長いようで短いものです。数十億年と言われる地球の歴史からみても数十年なんか蝉と同じように一瞬でしかないのは確かです。

百数十億年のビッグバン(宇宙の始まり)からみれば、人類の歴史すら一瞬どころか存在そのものが無いに等しいようです。

 

実はこの蝉の幼虫、中国や台湾では成虫と同じく食用となっています。

この季節の夜の公園では、中国系?の人が蝉の幼虫を袋一杯に集めているのを見かけますが、信州でも「いなご」や「蜂の子」「ざざ虫」なんかがお土産で売っていますので、お国柄といったところでしょうか。

 

夜の散歩では、たまに団扇をもった人を見かけますが、私は蚊を払っているのだろうなと思っていました。しかし、我が家の団扇は目的が違うようです。

先日、散歩に出ようと準備をしていた時に、家内が「団扇(ウチワ)」持って行かないの?」と聞いてきました。

私は団扇なんか持って歩くのが面倒くさいので「そんなん持って行った事無い」と気楽に答えたところ、「犬が蚊に噛まれたら可愛そうや」と一言!

 

要は犬に蚊が寄ってこないように団扇で犬を扇げということだったようです

そういう事でした。