堺市の変人

堺市から情報を発信する変人親父です

「ハザードマップ」生かしきれず!

西日本豪雨の被害は予想を遥かに越えたもので、中国・四国地方では日を重ねる毎に被害が拡大していました。

私の友人も広島県安佐南区ですが、窓から見える川の水がみるみる増え、氾濫するのではと気が気で無かったようです。

幸い友人宅は被害を免れたようですが、彼女はハワイ(ハワイ島)在住で、たまたま里帰りしていて豪雨に遭ったとの事でした。

 

彼女の住んでいるハワイ島も、今、キラウエア火山が噴火し、近来に無い被害をもたらしているとニュースで取り上げられていました。

今回のキラウエアのマグマは、地下水脈まで達しているので水蒸気爆発がどこで起きても不思議ではないとの事でした。

また、今回のマグマの活動は長期化するような事も現地では言われているようです。

 

さすがに、そんな彼女の「自然の脅威を感じました。」という言葉には説得力があります。

しかし、生来の楽天家か?「ハワイに帰ったら家が無くなっているかも?」と笑っている彼女の言葉に少し救われる気持ちです。

 

豪雨の後の新聞に「ハザードマップ」生かしきれずという記事が掲載されていました。

今回の豪雨で4分の1が冠水した岡山県倉敷市真備町の想定「ハザードマップ」と今回浸水した区域がほぼ一致していたという記事でした。

 

被災された住民の方は、「知っていたがまさかと思っていた」「(ハザードマップを)見た事も無い」等の声が挙がっているようですが、市は「(ハザードマップを)繰り返し確認する対応が必要だった」との反省の声も出ているようです。

 

傾向としては、大雨で被害に遭うのは、昔は人が住んでいなかった比較的新しい住宅地が多いように思われます。

「人のうわさも75日」とか言われますが、昔の教訓が現代に生かされていない部分も否めません。

 

行政の徹底した「ハザードマップ」の周知活動は当然必要ですが、住宅(土地)販売時に「ハザードマップ」の提示を業者に義務付けるような法整備も行って欲しいものです。

事は「命」の問題です。