堺市の変人

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国債の借金返済、最大に!

18年度予算で国債の返済や利払いの合計が23兆3,020億円と歳出総額の23.8%を占めるとの報道がありました。

高齢化により医療や介護といった社会保障費が伸びる事は以前から指摘されていましたが、国債費が社会保障費を上回るペースで伸びていくようです。

 

このままでは、2025年頃に国債費の伸びが社会保障費の伸びを上回り、2030年を待たずして歳出額が社会保障費を国債費が上回る可能性が懸念されています。

欧米が緩和出口に動いている事で、日本の長期金利が上がれば益々国債費(利払い費)が膨らんでいきます。

 

歳入(税収)の範囲内での歳出を目指す財政再建策は、消費税増税等の施策が先送りされていますので低金利と確実性の無い経済成長に頼るという構図は、そろそろ限界といったところではないでしょうか?

 

老朽化した橋や道路・下水道等、インフラの整備が大きな課題となっていますが、有権者受けの良い道路などの新設よりも、今あるインフラの整備が重要になってくる事は簡単に予想出来ます。

 

そろそろ国も地方も新しいものを造る事より修復に重点を置いた政策に転換していく必要があるようです。

厳しい話かも知れませんが、インフラの修復にしても必要性を十分に検討し選別していくような思い切った政策が求められて来るような気がします。

 

人口減少時代!今までのような広範囲に行政サービスを提供し続けられるとは、どうしても考えられません。

人気取りの政策で後世に付けを回すような無責任な政策はもう止めてほしいものです。

 

巨額の国債を日銀が引き受けるという、タコが自分の足を食べるような事はもう通用しません。

経済成長も大切かも知れませんが、期待値で政策を決定するのは危険極まりない話です。

金利が上がる事により、国債の利払いが増加しても国の財政が耐えられるのか?

そんな事を心配させる程、国債の発行額が巨額になっています。

 

先の事を考えない人気取りのような政策は、そろそろ終わりにして欲しいものです。