堺市の変人

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もう一息でした「マウナケア」

ワイ島にある「マウナケア」は、日本が世界に誇るすばる望遠鏡で有名ですが、世界11ヶ国、13基の天文台が頂上付近に点在しており、正に天文観測のメッカとも言える場所です。

このマウナケア山頂には、13基までしか天文台が設置出来ない取り決めが有る事から、スクラップ アンド ビルド又は、新たに原住民との取り決めを行わない限り天文台を造る事が出来ないようです。

 

この山頂には、アメリカは別として単独(国)で天文台を設置しているのはイギリスと日本だけです。

日本とハワイは、技術力もさることながら、長い歴史的な繋がりが有った事から地球上で理想的な場所に設置が許されたのかも知れません。

 

マウナケアは、ハワイの先住民にとっては神が住む神聖な場所である事から17年前に取り決めが行われ、最近では4分の1の天文台の撤去をハワイ州知事が求めているといったニュースも流れていました。

 

マウナケア山頂(4,205m)へは、オニヅカビジターセンター(2,800m)から四駆で山頂までというのが一般的ですが、変わり者は4~5時間歩いて登っているようです。

 

私もチャレンジしました。朝7時40分頃にオニヅカビジターセンターに到着、朝食を済ませ準備をして、8時20分に出発、登り始めから1時間余りは砂が多く足を取られながらも「Humuula Trai」の標識を頼りにひたすら足を前にといった具合でした。(昨日の寝不足が応えました。)

 

2時間位歩いて、やっと雲の上、日頃の運動不足を痛感しながらの登りでしたが、さすがに雲海を下に見て歩くのは気持ちの良い物です。

驚いた事に、私が「ハア ハア」いって登っている後ろから、ランニング姿のアスリート?が駆け足で私を追い抜いて行きました。1時間もすると、そのアスリートは駆け足で下って来ます。挨拶を交わしましたが「天気は最高!登山道はイージー(簡単)」と言っているようです。

それにしても小さなザックで身軽な装備に驚いてしまいました。

 

ビジターセンターから山頂までの道は、危険な所も無く標識代わりの鉄のポールを目印に歩いて行くという全く問題の無いコースでした。多分、一度登れば少々ガスっても大丈夫なルートのようです。(コンパスと地図は必帯ですが!)

 

4時間歩きました。後30~40分歩けばワイアウ湖(3970m)という場所で昼食を摂りながら「行こうか、戻ろうか」迷いました。ワイアウ湖から30分位で頂上下の駐車場(Park3、約4,000m)、でも、Park3まで来れば「すばる天文台」まで行きたくなるのは必然です!

でも、オニヅカビジタ―センターまで歩いて下る事を考えると3時間はかかります。(ビジターセンターで家内と待ち合わせ予定でした。)

山頂まで行って、下りはヒッチハイクという手も100%の自信は有りません。

 

結局、3,800m付近で引き返す事にしました。2時間下ってビジターセンターに到着し家内と合流し、今回のアドベンチャーは幕を閉じました。

 

次回は、夏場の天気の良い日を選んで、装備は水3ℓ、行動食、薄めの防寒暴風具、ツェルト、コンパス、地図、カメラ位で軽快に飛ばし山頂に必ずリベンジ!

ただし、寝不足は避け、山頂で家内と合流し下りは無しという事にするつもりです。