出雲大社分院に行ってきました
今日は義父の「十年祭」でした。
仏教では七回忌の後は十三回忌ですが、大社教では七年祭の次は十年祭、二十年祭となるようです。
島根県出身の義父は「大社教(出雲大社)」ですが、「四国八十八ヶ所」「西国三十三ヵ所」を巡り大変喜んでいたようで、葬儀の時も亡父が回った巡礼の掛け軸を飾ってくれと神主さんに困ったお願いをするといった具合でした。
何時もは、家で行っていました祭事を今回は初めて分院でという事になり朝から出雲大社分院に出かけました。
分院は東住吉区ですので、車で30分!
持って行くのはお供えのみですので、家でする事を思うと格段に楽です。
私も、2年先には父の「十三回忌」が有りますが、真宗でもお寺さんで出来るかな?と思ってしまいました。
祭事は30~40分、「アッ」と言う間に終わってしまいました。
大社教の祭事は、仏教と比べると簡素な気がします。
まず目に入ったのが、神主さんが座る「座布団?」!
薄い畳のような座布団です。仏教と比べると大変簡素で私の目には好ましく映りました。
「万物に神々が宿る」「八百万の神」という言葉からも日本の「神道」の心が窺えますが、仏教と違い祭壇なんかも白木が中心で清廉さが際立っています。
仏教の「地獄と極楽」という世界観とは大分違っていましたが、古来の信仰の良さを少し感じました。
親父の十三回忌は絶対にお寺さんでやるぞ!(出来るのかな?)
YOUは何しに日本へ?
最近はあまりバラエティー番組を見ません。
しかし、そんな我が家が録画してでも必ず見る番組があります。
それが「YOUは何しに日本へ?」(テレビ東京制作)です。大阪では毎週月曜日の夜8時から放映されます。(テレビ大阪)
番組の内容は、成田空港や関西空港で外国人の方に声をかけて「YOUは何しに日本へ?」と尋ね、その目的が興味を引くものであったら密着取材(同行取材)をさせてもらうというものです。
「YOU(この番組では外国人のことをYOUと呼びます)が日本で食べた中で一番印象に残った食べ物」を聞いたまとめ、とか
「観光地の駅で見付けたYOUに取材」「YOUの夢をかなえる」など色んなコーナーがありますが、同じコーナーを毎週繰り返しているのでは無く、見る時々に違うコーナーが見られるのも面白いです。
先日の放映ではアルゼンチンから来たYOUが波照間島をスタートに日本縦断4000キロを自転車で走行するという旅に密着取材していました。
アルゼンチンから来た彼(YOU)は46歳にして家も車も全部売り払って全財産を持って憧れの日本に来ていました。そして旅の途中、富士山を見て感激の余り涙・・・
山梨県のお寺の五重塔と桜そしてその向こうに富士山が一望できる風景!
恥ずかしながらあのような美しい風景が見られる場所が日本にある事を私は知りませんでした。
ある時は「日本刀」の買い付けに来たYOU!
ある時は自分のルーツをたどるために日本に来たYOU!
雪を見た事がないので日本に来たというYOU!
山形県の祭りに参加するために来たYOU!
熊本地震のボランティアに夏の休暇を使って来てくれたYOU!
さまざまな外国人が色んな目的で日本に来られています。
目的はさまざまですが、彼らが教えてくれるのは全て私も気付いていない日本の素晴らしさなのです!
未だこの番組を見た事が無いとおっしゃる方は是非一度見てみてください。
世界に誇れる日本の風景や文化や国民性を再認識で出来ると思います。
「加計学園」問題、記録が無い?
アウトでしょ!
正直言って「国会中継」をしっかり見るのは初めてです。でも今回は見ざるを得ませんでした。
論議の内容を見ていると、「この国は大丈夫か?」と思ってしまいました。
不安定な世界情勢と不透明な世界経済、北朝鮮問題、領土問題、伸び悩む日本経済、高齢化と人口減少、格差と貧困・・・我が国の将来を左右するような多くの課題が未解決のままです。
「いい加減にしろ!」と思いつつも、「今の内閣が我が国の将来を託すのに相応しいか?」見てみようと思い直し見ていました。
はっきり言って、内容は大変お粗末です。「言った」「言わない」「記憶にない」「記録は捨てた」・・・
今治市職員が2年前に首相官邸を訪れた事についても、今治市に出張記録が残っているにも関わらず官邸側は「記憶にない」?
挙句の果ては、首相官邸の入館記録を破棄した!?
普通は、その時点で「アウト」でしょ!
空き巣に入った犯人が「記憶にない」といって罪を免れるようなものです!
国民の多くは、政府が真実を隠している!明らかにしていない!と思っています。
国民の信頼を回復するためにも政府は真実を明らかにすべきでしょうが、残念ながら政府にその選択は無いようです。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201707/CK2017071502000158.html
玄冬の頃
中国では、人生を四つに分けて「青春(せいしゅん)」「朱夏(しゅか)」「白秋(はくしゅう)」「玄冬(げんとう)」という考え方が有るようです。
若々しい正に成長期の「青春」期
人生真っ盛り仕事や家庭に追われる「朱夏」期
定年後、第二の人生を静かに考える「白秋」期
そして、人生終わりを考えてしまう「玄冬」期
と言った感じで、75歳位からが「玄冬」に入って行くようです。
正にこの「玄冬期」ついて語っているのが、五木寛之の「玄冬の門」(ベスト新書)です。
読み進むうちに、つい引き込まれ一気に読み切ってしまいました。
一般的には仕事の人間関係も無くなり、お付き合いが少なくなっていく高齢期には、家にとじ籠る事無く積極的にお付き合いの場を作って行く事が大切では?といった声が良く聞かれますが、五木の考えは違います。
人間、死ぬ時には必ず一人で死んで行くのですから、極端に言えば家族にも頼らず一人で死んでいく心構えが必要なのでは?といった事が書かれていました。
「ボケ」防止の為に人との有る程度の交流は必要かも知れませんが、必ず一人ぼっちで死んでいく!という覚悟も「玄冬期」になれば必要なようです。
元気なうちは趣味を楽しむなり、ボランティアやサークルへの参加も出来ますが、身体が動かなくなったら・・・
子どもは居ませんし、嫁さんに出て行かれないという保証も有りませんし、嫁さんが居ても何時も世話をしてもらうのも気が引けます。
近くに住んで居られる方に「最近は旅行に行かれないようですが?」とお聞きした事が有ったのですが、帰って来た返事は「友達からも誘われるのですが、最近主人から目を離せなくなって私が家を空けられない・・・」
私も人に余り頼らず、迷惑を掛けない生き方を探していく歳に近づいて来ました。
凡犬の由来
昨日は凡猫が我が家に来た経緯を書きましたので、今夜は凡犬が来た経緯を・・・
家内は職場の人間関係で行き詰まり精神的に弱っていた時期がありました。
その時に「犬が飼いたい」と言いだしたのです。
以前から犬が飼いたいとは何度も言われていたのですが「共働きの我が家で飼われる犬は可哀想だ」と説き伏せてなんとか納まっていました。
しかし、職場の関係で精神的に参っている家内に「ワンコはダメ」と全否定もできず、家内と犬好きの友人達も家内の味方になって私を説き伏せてくるので「外(ベランダ)で飼うなら・・」という条件をつけて仕方なく了承しました
私の住むマンションはペット飼育可なのですがサイズが決まっており、だいたい柴犬サイズの大きさくらいが上限と決められています。(マンション内は抱っこ移動という規則もあります。)
家内が希望する犬は「犬種は雑種でも何でも良いけれど、小型犬は嫌、ペットショップでお金を出して買うのではなく、迷子や捨てられた保護犬が飼いたい」ということでした。
私の合意を得て犬が飼えるとなったとたん、家内はPCで犬の保護団体のHPを探しまくりました。
大阪府では大手の保護団体の譲渡会を訪ねて行き、我が家の飼育条件とこういう犬が欲しいと相談したようです。
ですが、「お留守番の多い家はちょっと・・・」「ベランダで飼育する場合夏場に肉球を火傷するかもしれないので、その対策を・・」などと言われ結局、譲って貰えなかったようです。
それでもめげない家内は徳島県の団体を見付け出し、問い合わせのメールを送った所、その団体(徳島県)は我が家が出す条件でも犬を譲ってくれると言ってくれたのです。(都会の保護団体は室内飼育が原則のところが多いですが、地方の団体は条件付きで外飼いでも譲っていただける場合があるようです。)
初めて犬を飼う家内は「成犬」を希望しました。当然の事ですが、留守が多い我が家で仔犬から飼うのは無理だと判断したようです。
団体の方から「この犬はどうですか?」と紹介された雌の柴犬をとりあえず見てみようと、はるばる徳島まで犬に会いにいきました。(車で3時間!私も連れて行かれました。)
ネットで見たワンコは、やはり暗い顔をしておりましたが、いざ会いに行ってみると笑顔で私達を迎えてくれたのです。
犬を見たとたん家内は気に入ったようで「この子にする」とさっそく連れて帰ったのです。(普通はお見合いの後すぐに連れ帰ることができない団体のほうが多いです。ハウスチェックが入る事が原則です。)
こうして凡犬は我が家の一員になりました。
いざ、飼い始めてみると家内は「可愛いくて 可愛いくて」と目を細めています。
成犬になってから来ましたので、子犬と違い「大人しい」という性格が解っていましたので大正解といったところですが、今では部屋の中に居るのが当たり前になって大きな顔をしています。
暗い顔の凡犬が一匹、今も私の横で「ダラー」と寝そべっております。
凡猫の由来
ある朝、家内が出勤の時、駅に続く道で猫の鳴き声を聞いたそうです。
それは悲しそうに「みゃーん、みゃーん」と声を限りに鳴く声?
でも、その声がどこから聞こえてくるのか家内にはわからず、朝の時間のない時でもあったのでそのまま出勤したそうです。
そして、仕事が終わり家への帰りに同じ道を通りかかると、やはり朝と同じ悲しそうな猫の声!
「どこかで猫が閉じ込められるか、首輪が引っかかるかして動けなくなってるのでは?」と思った家内は辺り探したそうですが、やはりどこで鳴いているの分からなかったらしいです。
梅雨の時期の夜6時頃、今にも雨が降り出しそうな空と夕暮れ時の暗さで猫の居場所を見つけられなかった家内は、諦めきれずに凡犬の散歩コースを変更して再び猫の鳴き声がした所に戻ったらしいですが、やはり声はすれども姿は見えず・・・
諦めて帰りかけた時、頭の上のほうから猫の声がする?
張り出した枝を見あげると、そこに一匹の子猫がっ!!
「この子猫、降りれなくなって鳴いてるんだ」と思った家内は即座に警察に電話して
「こんなことで110番するのは間違っているかもしれませんが、子猫が木から降りれなくなってるんです、助けてあげてください」とお願いしました。
断られるのではと覚悟していたにも関わらず警察は「そちらに向かいます」と快諾してくれたそうです。(日本の警察も捨てたもんではないですね。)
しかし、待てど暮らせど警察が来ない?(どうも場所を間違えて行っておられたみたいです。)
そうこうするうちに、見あげる家内を警戒したのか、子猫が枝から飛び降りました!
(落ちたのかな?)
そのまま木の下の茂みに子猫が逃げ込んでしまったので、捕まえられないな・・・と思いながらも茂みに足を踏み入れたところ、すぐそこに子猫はうずくまっていました。
安心させるため、持っていたウェットフードを出してやったようですが、子猫は食べてくれません。
すごく痩せていて貧相な子猫でしたので、このまま放って置いて雨にでも降られたら死んでしまうのでは?
そう思った家内は一旦、家に連れ帰って里親を見付けようようと思ったらしいです。(誠に安直な考えです。)
しかし、連れ帰ったニャンコは、キジトラのごくありふれた猫です。(キジトラが一番頭数が多いらしいです。)
しかも、動物病院で検査をした所、猫白血病が陽性!里親が見付かるはずも有りません。
月日が経てば子猫はやがて憎たらしい猫に成長し、今や大きな顔をして居座っています。(木から落ちてきた不細工な猫のくせにです!)
私の方に先住権が有るのに、未だそれを認める素振りも見せない凡猫です。
ビヤグラス貰いました
最近、知人から一口ビヤグラスを頂きました。「京都の一流料亭では此のグラスをつかっています。」という説明と共に我が家にやって来たのは東京復刻ガラス(廣田硝子)の一口ビヤグラス(5オンス)2個とタンブラー(10オンス)1個です。
箱を開けて手にとってビックリ!まるで薄いプラスチックのような軽さです。
厚さ1ミリ位ですが正真正銘のガラスです。クリスタルのように透明感は有りませんが「味わい」のある薄いグラスです。
加えて、薄い薄いグラスの側面に「カット」が入っています。1ミリ厚のガラスに入ったカットを見ていると「職人技」を感じざるを得ません。
このグラスは、戦後、欧米に輸出されていたタンブラーグラスの復刻物ですが、「Madein Japan」では無く誇りを持って「Made in Tkyo」と謳っています。
最近はほとんどビールを飲まない私ですが、今日はさっそくこのグラスで飲んでみました。
「ウーン」微妙?
一口サイズですので、注ぎ足しが有りません!当たり前です。
薄いので口当たりも気になりません!
軽いのでビールだけを口に運んでいる感じです。
錫や陶器と違い泡立つ琥珀色のビールが目に飛び込んで来ます。
クリスタルよりも日本的な気がします。
結論、好みの問題です!
お店に出すには、ガラス系のグラスの方が見た目に涼しく無難なような気がしますが、陶器や錫の泡の細やかさ、クリスタルの見た目の清涼感・・・
自分の好きなスタイルで飲むのが一番のような気がします。
家内からは使用禁止命令!「割れそうで怖い」の一言でした。