堺市の変人

堺市から情報を発信する変人親父です

映画「バックドラフト」

消防士(Firefighter)を題材とした映画は、1974年制作の「タワーリング・インフェルノ」、スティーブ・マックイーンポール・ニューマンフレッド・アステア・・・これでもかという程の豪華キャストで、内容も登場人物の背景が余すところなく描写されておりパニック映画の最高峰と言っても過言ではありません。

 

最近(とはいっても10年以上前です。)では、オリバー・ストーン監督、ニコラス・ケイジ主演の「ワールド・トレード・センター(2006年制作)」、9・11(アメリカ同時多発テロ)を題材としたノンフィクションは記憶に新しいものがあります。

 

今回私が観たのは、「バックドラフト」、1991年に制作された消防士を題材にした映画です。

タワーリング・インフェルノ」は別格ですが、「ワールド・トレード・センター」程話題にはならなかったですが、観ていて兄(カート・ラッセル)の弟(ウィリアム・ボールドウィン)思う気持ちに「ハッ」とさせられました。

 

以前にもこの映画を一度観ていますが、消火作業や炎の描写、ストーリーなんかが頭に残っていたのですが、「俺のそばを離れるな!」と弟に怒鳴っている消防隊長の言葉に、命を掛けて弟を守ろうという強い愛情を改めて感じました。(だいぶ鈍感なオッサンです。)

 

残念ながら、アカデミー賞は取っていませんが、監督は「コクーン」「アポロ13」「ダ・ヴィンチ・コード」のロン・ハワード

ウィリアム・ボールドウィンカート・ラッセル、ロバート・デ・二―ロ、ドナルド・サザーランド・・・とキャストもなかなかのものです。

 

デ・二―ロが脇役に徹しています。サザーランドは独特の味を出しています。

主役(弟役)のボールドウィン、「テルマ&ルイーズ」(アカデミー賞作品)の出演を降りてこの映画に出演していますが、「テルマ&ルイーズ」には、ボールドウィンの代わりにブラッド・ピットが出演したというのも面白いものです。

 

人物描写は、「ワールド・トレード・センター」よりも深いかも?と思わせる良い映画です。

コーヒーショップにて

行き付けのコーヒーショップ「ジャマイカ」、堺に居る時は二日に一回位はここでコーヒーを飲んでいます。

勿論、コーヒーが美味しいのは言うまでもありませんが、一杯290円ですのでリーズナブルです。年金暮らしのため一杯500円もすると高く感じてしまいます。

 

もう一つ、足しげく通うのは煙草が吸えるという事もあります。近頃は禁煙の店が多く愛煙家としては入りづらいものです。一部に喫煙コーナーのある店もありますが、隔離されてしまいます。

数少ない全面喫煙!何時までも残って欲しいものです。

 

先日も一服吸いながら濃い目のコーヒーを飲もうとお店に寄ったまでは良かったのですが、お隣のご婦人がじっと此方を見て一言。

「その煙草変わっていますね?」(今、私は普通より細いメビウススタイルプラス1を吸っています。)

 

「私も以前吸っていました」「でもピタッと辞めました」「お酒と違い煙草は絶対体に悪いですよ」・・・

 

「私は意思が弱いですから」「リラックスする時の一服は止められません!」とかなんとか応えていたのですが、どうも座り心地が悪くなってきました。

 

善意で言って頂いていますので怒る訳にいかず、二本目は吸う勇気も無いまま早めにお店を出てしまいました。

気にかけて頂いて有難うとしか言えません。

トホホ・・・

ジョンコルトレーン「クレッセント」

J・コルトレーンと言えば正しくジャズサックスの巨人!天性の才能は勿論ですが生涯を通して理想のサックスを救道者のように追い求めた彼の思いは「私は聖者になりたい」といった言葉にも表れています。正直言って1955年にマイルスバンドに入りサックスを吹いていた時には、ファンからブーイングを受けていたようです。

 

1957年7月に彼は「神の啓示を受けた」と語っています。実際、この頃から彼の演奏は自信に満ちたものになっていったようです。

 

ソニー・ロリンズのサックスは圧倒的なパワーで音が飛んで来ますが、コルトレーンのサックスは情感・深みといったものが凄いです。

 

私が最も手にするCDは、「crescent(クレッセント)」、文句無しにサックスの音が堪能出来ます。入っている曲は全て彼のオリジナルですが、バラード調ですので60歳を過ぎたオッサンでもついていけます。

このCDの演奏は、超名盤の「至上の愛」よりシンプルで私には聴き易いです。本音を言えば、このCDを聞いて以来、コルトレーンのCDはこれしか聴いていません。

 

「神様」と言われ、不動の姿勢から自在な音を繰り出すチャーリー・パーカー

圧倒的なパワーで聴いていて元気が出て来るソニー・ロリンズ

取っ付き難いですが、他の奏者のサックスが物足りなくなるエリック・ドルフィー

どれも、現代では聴くことの出来ない名演奏です。

 

しかし、コルトレーンの「ハッ」とさせ、心に沁み込んで来るサックスは、誰が聴いても納得させられるものがあります。

 

ジャズサックスが好きな方は、是非一度聴いてみて下さい。

「良い顔」や

今朝もワンコ二匹を連れて公園界隈を散歩しました。

ここ2~3日、めっきり寒くなって来ましたので、厚着に手袋といった装束ですが、天気が良いため気持ち良く歩けました。

 

幸い二匹共、早い時点でウンチ「OK」、後はグルッと周って帰るだけ、二匹並んでスタスタ歩いていましたら、向こうから中年の女性と小型犬二匹、

会釈して通り過ぎようとした所、声を掛けられました。

 

「この子、里親さんは未だ見付からないの?」「でも、良い顔になったね」「ずっと、飼ってあげてね」・・・

そう、預り犬が来た頃に一度会って挨拶していたのを思い出しました。

 

「前に見た時と違ってニコニコしているわ」と目を細めて笑っておられます。

そう言われると、こちらも悪い気はしません。

「大分慣れて来ました」「ちょっと慣れ過ぎですが!」とか言って返事を返していたら、最後の言葉は「ずっと飼ってあげなあかんで!」

「絶対に捨てたりしません!」と思わず声のトーンが上っていました。

 

やはり、ワンコもここでは危害を加えられる事が無いと分かったら、穏やかな顔になるようです。

 

知人の飼っているトイプードル、食べ物を取り上げたら飛び付いて噛むまで諦めない奴でした。眉間に皺をよせて睨むような目つきで怒りを表していましたが、ト―レーナーさんに教えられた通り飼主さんが躾をしたら変わりました。

 

ニコニコしたフレンドリーな顔で寄ってくる様は、まるで違う犬のようです。

きっと、主人に従うという犬本来の形になった事で、「ストレス」も無くなったようです。

 

以前に預った琉球柴、ガウガウ犬でした。以前の飼主の下では、テーブルに乗ったり唸ったりやりたい放題で気に入らない事があれば人に向かって吠え続けるといったワンコでしたが、この犬もトレーナーさんから「躾」は良い形で終わって下さい。間違っても犬に「勝った」と思わせるような形は避けて下さい。というアドバイスを実践したところ、一ケ月もすると可愛い笑顔を見せるようになりました。

 

家内は、保護犬を預ってワンコの表情がドンドン変わって行くのが見ていて楽しいって言っていますが、ワンコの笑顔が増えて行くのは本当に楽しいものです。

二度目の「瑞宝寺谷西尾根」コース

3ヶ月前に有馬に行った時、余りの天気の良さに急遽「スクランブル」、地図も磁石も持たずに下見のつもりで「瑞宝寺谷西尾根」出かけました。

記憶にあった山道具店の店員さんの説明だけを頼りにチャレンジしたのですが、あいにくの天気(曇りでした)で太陽の位置も分からず方角を見失い、途中で迷いながら下山という痛い目に遭いました。

 

今回は、地図と磁石をしっかり握りしめ、宿を7時に出発、瑞宝寺公園を奥へ奥へと登って行きました。

既に、紅葉は盛りを過ぎているようですが、それでも結構綺麗で十分に楽しませてくれます。30分位歩けば太鼓滝、前回はここで間違えました。右に登ってほとんど人が訪れない「射場山」に登ってしまいました。

 

今回は地図を片手に忠実に沢(谷)を詰め、一時間弱で「展望デッキ」着、さすがに地図と磁石の恩恵は大です。

ここからは、尾根を登るのみですが、落葉が小道を覆っていますので、所どころ枝に巻かれた「テープ」が頼りになります。

完全に地図上の道をトレースしたつもりですが、なにせ登る人が少ないルートですので、踏み跡が分かり難くなっている処もあり、途中一か所だルートを外れ道なき道を突き進みました。

 

でも、曇っていても磁石さえあれば安心です。程無く登山道に出、後はひたすら登るだけです。

最高峰を経ても12時位には有馬に戻って来れます。

瑞宝寺西尾根コースは、一般道ではありませんので、登る人が少なく静で良いコースです。

 

イノシシの生息地らしく、道端がいたる所で掘り返されていましたが、先住権は「猪」の方にありますから此方はよそ者です。いつかはイノシシと鉢合わせ!そんな事もチラッと脳裏に浮かびましたが、今回は「猪との遭遇」は避けられました。

 

有馬から登る白石谷もそうですが。このコースも又登りたくなる良いコースです。

忘れてた!

先日、預り犬を譲渡会に連れて行きました。

譲渡対象犬は、3匹、残りの二匹は可愛い盛りの雑種の仔犬です。

ゲージに入れられた三匹を多くの方が見に来られます。

 

しかししかし、目的は可愛い仔犬!婆っちゃん黒柴はやはり人気が無いようです。

「仔犬は悪魔」「仔犬は悪魔」と何回も宣伝しているのに、皆さん仔犬に寄って行ってます。

 

日頃、家では「アホな犬」「こいつ何考えてんの?」とか、あまり良い表現はしていませんが、家の預り犬は、性格抜群!問題行動も一切有りません!

少しお歳をめされた方にはお薦めです。

 

頃合いを見て、気分転換に散歩でもさせようとリードを付けにゲージに入ると、いつに無く婆っちゃんが喜んで飛びついて来ました。

「可愛いものです」、二回、三回と笑顔が弾んでいます。 

ようやくリードを付け、ドッグランを婆っちゃんと二人でゆっくり回りました。

 

譲渡会も終わり家に帰ってから、「しまった!」、

ワンコが飛びついてきたら「それとなく掃う」とトレーナーさんに言われていました。

飛びついて来て飼い主が喜んでいたら飛び付き癖が付くようです。

もし、子供に飛び付いて怪我にでもなったら!!大変です。

それに、ワンコも殺処分?

 

ついつい飛び付きワンコを「掃う」のを忘れていたオッサンでした。

「躾」は難しい

我が家の凡犬は柴犬です。散歩させていると「賢いですねー」とか「よく躾られていますね」などと声をかけられる事がよくあります。

ただリードを引っ張らず人の横に付いて歩いているだけで言われるのです。

家内にその事を話すと「きっと柴犬やからやわ」と言います

「柴犬=日本犬 は主人に忠実で賢い」というイメージを忠犬ハチ公が人々に植え付けたのだと言うのです。

 

そういえば、ゴールデンレトリバーなんかも「人懐こくて、穏やかで明るく、小さい子供が居ても飼いやすい大型犬」というようなイメージが定着しているように思いますし、実際そういう設定でいろんなCMに出演しています。

 

しかし、私がお手伝いさせていただいている動物保護団体には元噛み犬のゴールデンレトリバーが居ます。

その犬は一歳くらいの時に飼主によって保健所に持ち込まれました。

暴れん坊で人を噛んだりするので殺処分対象でしたが「ドッグトレーナなら直せるかも」と声がかかり団体に引き取られました。ドッグトレーナーさんは「多分、仔犬の頃に可愛い可愛いと甘やかされて躾をされていなかったんでしょう!」とおっしゃっておられました。(犬に責任がない場合が多いようです。)

 

その犬も人間と暮らしていく上で必要な躾を施され、今では噛んだりすることのない犬になっています。

しかし、甘やかす飼主の元に引き取られたりするとまた元の噛み犬に戻ってしまう恐れも十分あります。

 

ペットショップで販売されている犬は幼齢の時に母犬や兄弟犬から引き離されているので社会性が身に付いていません。だから犬社会においても他犬との付き合い方も噛む加減なども分からない。

だからこそ飼主さんがきちんと躾けて名実共に犬の主人にならなければ言う事をきかない犬になってしまいます。

 

大型犬になればなるほどそれは危険なことで、間違って人に危害を加えることにもなりかねません。

犬を飼う時にはイメージだけで飼うのはとても危険な事だと思います。

チワワでも、柴犬でも、シェパードでも全ての犬は人に躾けられてこそベストパートナーになるということを肝に銘じて犬を飼わなければならないと私は思います。

 

かくいう我が家の凡犬、出来ることと言えば「お座り」「待て」「良し」「付け」だけ

それでも賢く見える柴犬という犬種に生まれたことを感謝するべきだと私は思います。