堺市の変人

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感覚が違う!「杉田発言」

「LGBTのカップルのために税金を使う事に賛同を得られるのでしょうか。彼ら彼女らは子供を作らない。つまり「生産性」がないのです。そこに税金を投入する事が果たしていいかどうか・・・」(月刊誌 新潮45

 

国会議員のこの発言には心から怒りを覚えます。

私達夫婦には、子供が居ません

子供の居ないカップルも「生産性」が無いのでしょうか?

 

LGBTのカップルでも子供が居ないカップルでも、真面目に働いて税金を納めています。

「私達の税金で食っているくせに!」といった怒りがこみ上げてきてしまいます。

国会議員の資質が疑われますが、これに輪をかけて自民党の幹事長が「こういう事はそんなに大袈裟に騒がない方がいいんです。この程度の発言があったからと言って・・・」と語っているのには空いた口が塞がりません!

 

当初、自民党は月刊誌への投稿は議員個人のものとして静観する構えだったようですが、大規模な抗議集会等、国民の反発が強い事から、今日までも「性的な多様性を受容する社会の実現」に向け取り組んでいる事を強調し、慌てて「問題への理解不足と関係者への配慮を欠いた表現がある」として、杉田議員に今後注意をするよう指導したとしています。

 

一国会議員の問題発言に党が見解を公表するのは極めて異例の措置だそうですが、今日までの国の方針に反する事を平気で月刊誌に投稿する杉田議員は、余程、腹の据わった人なのか、それとも単なる「???」なのか疑わしい限りです。

あえて政府・自民党の基本方針に反する事を投稿しているのですから、腹が据わっていれば自民党を離党してでも信念を貫くはずですが?

 

ただ、私は一議員の常識を欠いた発言よりも、党の幹部である二階幹事長の「この程度の発言・・・」との発言の方が罪が重いような気がします。

思慮の足りない一国会議員の発言とは重みが違います

二階氏の発言に対しても何らかの処分があってしかるべきです!

 

世界最高の知性の一人といわれるフランスのエマニュエル・トッドは「病院の看護師といった人たちの方がマクロン大統領よりもっと知的だ」と言い放っています。このトッド氏の発言は極端かも知れませんが、「真面目に働いている人達の方が国会議員よりもっと知的だ」という思いが真実味を増してきたような気がします。

 

野党は勿論の事ですが、自民党の議員も権力に流される事無く、少しは正義を貫いて欲しいものです。

杉田議員の除名と二階幹事長の処分が常識的な判断です!