堺市の変人

堺市から情報を発信する変人親父です

田舎に暮らす!

昨今、田舎暮らしが人気だと聞きました。

家内も定年退職した後は「庭が広い中古の一軒家を田舎に購入して、犬を好きに走り回らせながら片隅で野菜などを作って、綺麗な空気を吸いながら静かに暮らしたい」などと夢のような話を時々しています。

 

しかし、現実はなかなか難しいようです。

以前、沖縄に旅行した際に「定年後はこういう楽園みたいなところで暮らしたい」と家内の友人が現地で仲良くなった方に話すと、その方が「いきなり家を買ったりせずに、まずは家を借りてこちらで暮らしてみることが大事です。沖縄に移住してきた人の半数以上がまた本土に帰っていかれます。」と言われたそうです。

 

やはり現地の方とのお付き合いに戸惑われてという事が多いそうです。(結局最後の決め手は人間関係!私はお酒があまり飲めませんので沖縄は難しいかも)

沖縄に移住となると当然ご近所付き合いも必要になってきます。都会暮らしで近隣の人ともある程度の距離感を持って暮らしてきた方などは、沖縄の方のフレンドリーな距離感になじめずに都会に戻って行かれるそうです。

 

沖縄の田舎の方は、地域のつながりが密着していて、夜に鍵を掛けたりする事は無いようです。近所の方がおすそ分けなどを持ってくる時などは勝手に上がり込んできたりするのは当たり前、家に居るのに鍵を掛けたりしたら「なんで鍵なんか掛けてるの?」と不思議がられるようです。

移住者の方を親切に迎え入れてくれるらしいのですが、フレンドリーすぎて都会暮らしに慣れた人には「それはちょっと・・・」となってしまうとか。

 

片や、奈良の田舎の方に移住した家内の友人によると「地域の方が閉鎖的で仲間外れにされた」という事もあるようです。

彼女は慣れてしまって「このほうが楽ちんでいいよー」と今は笑って話してくれますが、最初の頃はちょっとした悩んでしまったようです。

 

旅行で行くと素敵に見える土地でも、実際に暮らしてみると「理想と現実のギャップ」というのが出てきます。

 

土地土地で風習やご近所との付き合い方も違います。田舎暮らしはとても魅力的ですが家を買ったりする前に、何度も出かけて情報を収集したり、その土地に知り合いを作るなどの土台作り無くいきなり行くのはちょっとリスクが大きいような気がします。

 

実は私も、落ち着いたらそんなに遠く無い田舎で、小さな音楽喫茶(ちょっと良い音のスピーカを置いて!)なんて事も考えますが、先立つものが有りません。

土地と家は安いレンタル、固定資産是も格安、車で2時間位でいける場所・・・

大変難しいですが夢は膨らみます。