日本犬の「換毛期」
春は我が家にとって少し憂鬱な季節です。(秋もですが!)
年に二回、凡犬の換毛期、部屋中がワンコの毛だらけになります。
掃除機をかけてもかけても追いつかない!ワンコの毛が抜けて室中に舞います。
日本犬は四季に合わせて毛が抜ける身体の構造になっています。冬になったら厚い毛を身にまとい、暖かくなって来たら毛が抜けて暑い夏に備えます。
人間が衣替えをするように犬も衣替えをするのですが、犬は冬の間皮膚に密着して生えていたアンダーコートと呼ばれるふわふわした毛が暖かくなるにつれて抜けていきます。
秋の換毛期は生えてくるほうなので少しはましですが、春の換毛期は一度のブラッシングでスーパーのビニール袋が満杯になるくらいごっそり抜けます。
先日はブラッシング直後でも毛のかたまりが沢山落ちていました。
いくらなんでも、さっきブラッシングを終えたばかりなのに可笑しいな?と思って見てみると、凡犬と凡猫がじゃれあっています。
家の凡猫は子猫の時から犬と暮らしているので自分を犬と思っている節があります。
まるで柴犬同士が遊ぶ時のように後ろ脚で立ち上がって犬とがっぷり四つに組んで取っ組み合いをして遊びます。(猫の柴犬遊び?)
そして、組み合っている猫の爪で犬の毛を抜き取っています。
犯人は猫でした!
今、掃除機をかけたばかりの家内は悲鳴をあげて凡犬と凡猫をベランダに追い出しました。
そして、また掃除のやり直しです。
洋犬は一年中毛が抜けると聞きますが、多分、日本犬ほど大量には抜けないと思います。
しかし、日本犬は一か月くらいの間、集中的に抜けて後はほとんど抜けないようです。
その代わり抜ける時は驚くほど大量に抜けてしまいます。
どちらの方がマシなのか、日本犬しか飼ったことのない私にはわかりませんが、ただ一つ言えることは、犬を飼うということはこういうリスクも伴うという心構えが要るようです。
さすがに、猫との取っ組み合いで毛が抜ける事までは頭に無かったオッサンでした。