堺市の変人

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安富祖貴子の歌声

安富祖貴子のCDを聴くと先ず「日本人離れした声」という思いが何時もします。

彼女は、沖縄出身のジャズシンガーですが、私が初めて聴いたのは二番目のアルバム「マブイのうた」でした。

 

このCDから流れる彼女の声は、決して綺麗な声ではありませんが歌心満点、他では真似できない凄さを持っています。

試しにこのアルバムの「ラヴァーズ・コンチェルト」や「マイ・ウェイ」を聴いてみて下さい。まるで本場のジャズを聴いているようです。

 

美しい歌声とは程遠い彼女の声には、生きる事の楽しさや苦しさの一切合財が込められているようで迫力十分です。

歌唱力もある彼女の歌を聴いていると、美しいとか可愛いとかいった歌声には満足できなくなるというか、物足りなささえ感じてしまいます。

 

マック・ザ・ナイフ」なんかも、有名な「エラ・フィツジェラルド」を彷彿とさせる力をもっています。

さすがにエラの歌声は、日本でいえば「美空ひばり」級、聴いていて楽しくなってきますが、安富祖の土臭い歌声の方が「マック・ザ・ナイフ」の心を掴んでいるのかな?と思ってしまいます。

 

2011年に「ザ・ブルース」というアルバムが発売されていますが、今度、難波に出た時には探してみようと思っています。

「レフト・アローン」「朝日のあたる家」「朝日のごとくさわやかに」「アメイジング・グレイス」・・・聴いてみたい曲が盛りだくさんです。

今から「ワク ワク」していまいます。