堺市の変人

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「YESTEDAY ONCE MORE」

カーペンターズでお馴染みの「YESTEDAY ONCE MORE」、40年位前は、LP(レコード)で何度も聴きました。カレンの豊かな低音が心地よく伸び、何の違和感も無く心に伝わって来ます。ビートルズのポールとジョンが絶賛したのも分かる気がします。

 

3オクターブの音域を持つカレンですが、特に低音の懐の深さは、ポップスで今日に至るまで彼女に匹敵するボーカルは現れていないような気がします。全盛期の「ちあきなおみ」なんかも良かったですが、カレンの声は無理なく自然!青空に吸い込まれていくような声です。声に幅があります!

 

手元に有る2枚のCD、どちらもカーペンターズ、どちらにも「YESTEDAY ONCE MORE」が入っています。

一つは「カーペンターズ ゼア グレイティスト ヒッツ」、今一つは「カーペンターズ ゴールド グレイティスト ヒッツ」ですが、同じ曲を聴いてみると驚くほど感じが違います。

 

「ゼア グレイティスト ヒット」は、バックが抑え気味でボーカルが前面に出て来ていますし、歌声も素朴(シンプル)に心地よく伝わって来ます。

片や、「ゴールド グレイティスト ヒット」は、低音が少し耳に付くようで、カレンの声も太って聴こえてしまいますし、ボーカルがバックの音楽に埋もれそうな気配も感じます。

レコーダーを通してテレビのスピーカーで聴き比べた時は分からなかったのですが、ステレオのスピーカーから音を出すと明らかに違いました。

同じ2,000円位のCDですが、音源の違いかな?少し驚いてしまいました。

好きな方のCDは、中古で買った物で1,000円もしなかったのでなお更です。

 

演歌のCDなんかでも同じような経験が有ります。

私の好きな美空ひばりの「愛燦燦」、あの艶やかな歌声が十分に録音されていないCDも有るようです。

 

ジャズ界では、伝説の録音技師といえば「ルディ・ヴァン・ゲルダ―」、演奏者と共に、ヴァン・ゲルダ―盤なんて事も言われていますので、録音技師が変われば同じ演奏でも感じが変わるのは当たり前のようです。(あくまでも好みの問題ですが、ヴァン・ゲルダ―盤は低音が少し耳に付く事があります。)

 

私もこれで沢山失敗をやらかしました!