堺市の変人

堺市から情報を発信する変人親父です

トイレ騒動

我が家のシャワー便座が壊れてしまいました。

今の家に引っ越してかれこれ12年使用していましたので壊れても仕方がありません。しかし、たかが便座と言うなかれ・・・

昔は贅沢品だったシャワートイレですが、今の日本ではあって当たり前、使う側も使って当たり前、意外と日本文化の最たる物かも知れません。(アメリカでは、シャワートイレは見かけません!高級な所は知りませんのであしからず!)

 

「これは早速買いに行かなければ・・・」と近くの量販店に出掛けました。

最初、家内は「便座だけとりあえず買って自分で交換したらいい」と言っていたのですが、いざ店に行って店員さんの話を聞いてみると「やっぱり便器ごと変えたほうがいいかも・・・」と言いだしました。

 

10数年前と比べると便器の節水機能が向上しているので、取り替えた場合10年間で約13万円も節水できるという説明でした。しかし、費用は勿論アップします。

そして便器を変えるならば、ついでに床も変えておかないと、何年後かにトイレの床を変える時、また便器を取り外す必要があるようです。

 

家内と二人で悩んでいると、店員さんが「お見積りだけでもさせて頂きます。トイレの広さや仕様を見てみないと見積もりできないので係の者を伺わせますので、お家のトイレを見せて頂けますか?他店と相見積もりでもかまいません。見積もりした後でやっぱり便座だけにしていただいても結構です」と、なんとも気持ちの良い応対でしたので、とりあえず見積もりをお願いする事にしました。

 

行った日の夕方4時に見積もりの係の方が来て、トイレの状態とか床の状態をチェックして貰いました。

その上で「床は全く痛んでいません」「貯水タンクの水流しレバーが普通は右についているのですが、こちらのお宅は左についています、トイレの構造上左にしかつけられないので、別発注しないといけないので少々お高くなります」と、分かり易く説明して頂きました。

 

こちらからも色々質問した上で「今回は便座のみ交換ということにします」という事になったのですが、「支障が出れば、新しい便座はそのままで、トイレ本体の交換も出来ます」と嫌な顔一つされませんでした。

 

それではと、便座を選びに再度店に行ったのですが、店に行くと先に行った時に対応してくれた店員さんが「何度も足を運ばせてしまって申し訳ありませんでした」と痛く恐縮して出迎えて頂きました。

 

どうも見積もり係の方から早速連絡が入っていたようで、私達が希望する商品について色々調べてくれている途中だったようです。改めて店員さんに説明を聞き、購入品を決めました。

 

実は今回、他店にも相見積もりをお願いしていたのですが、他店の店員さんの対応よりも、店員さんと見積もり担当者の方の対応が気持ち良いものだったため、他店の見積もりを断って便座を購入しました。

 

強引に行けば、今回購入した店より安くなったかも知れませんが、何の迷いも無く納得して便座を購入出来ました。(済みません、たかが便座の事ですが・・・)

 

でも、やはり最後の決め手は「人」なんだなと、つくづく感じました。