堺市の変人

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「美の壺」のBGMがオシャレ

NHKのテレビ番組「美の壺」といえば、さまざまな美を紹介する観賞マニュアルといった感がありますいが、お笑いやドタバタ、ゴシップなんかが幅を利かせている風潮からは、明らかに一線を画しており、しっかりとした内容のある番組という印象が強いです。

 

日本の美を紹介したものが多いですが、西洋の磁器等、日本に定着している西洋物も多く紹介されています。

「そうか」と感心してしまう、知らなかった観賞の「つぼ」がちりばめられています。

さすが「NHK」! 質の高い番組です。

 

2006年にスタートしていますので、正に長寿番組、ナビゲーターの「谷 啓」(初代)の巧妙な語りが印象的でした。

2009年からナビゲーターが「草刈正雄」に代わっています。

「谷 啓」の印象が余りに強かったせいか、当初は違和感もありましたが、今では草刈の語りも様になっているように感じます。

 

初めて「美の壺」を見た時には、多くの和の美を紹介する番組のBGMにジャズ?

驚きでした。

しかし、テーマ曲の「モ―ニン」が、この上なくこの番組を「粋」な物に変えています。

番組の中で使われているのも「ジャズ」の名曲揃いです。

和のテイストとジャズのコラボレーションが心地よく耳に響いてきます。

 

陶器や藍染め、万年筆や時計・・・

バックに流れるジャズ・・・

もう堪りません!

 

ナビゲーターはもとより、温もりのあるナレーションや映像、全てがマッチして独特の雰囲気を醸し出しています。

私は、伝統的な日本の美を取り上げているのが好みですが、全体として質の高さを感じる番組です。改めて、ジャズという音楽の懐の深さを感じてしまいました。

これから先、何年も続いて欲しい番組です。