堺市の変人

堺市から情報を発信する変人親父です

「新紙幣発行」は景気付け?

2024年に新しい紙幣が発行されます。

今年の5月1日に新天皇の即位と、それに先立ち4月1日に新元号が発表されました。

自然と「令和」への期待(祝い)が、クリスマスや新年以上に高まっています。

 

10月に消費税が増税されるという大きなハードルが待ち構えており、消費者は勿論、企業や商店では、不安を抱えながら準備をしていますが、敢えてこの時期に新紙幣の発行を発表し景気を付けているようです。

 

現在の紙幣は、2004年に発行されていますが、発表は2年前の2002年です。今回の発表が5年も前ですので、20年に一度の定例的な新札発表を意識的に3年前倒したようです。景気付け?

 

新札発行にまつわる経済効果については、否定的あるいは効果があっても限定的という声が多く出されていますが、そもそも日本の現金流通残高は、115億円と多くキャッシュレス化が叫ばれている今日においても流通量が増えているというお国柄です。

 

現在流通している紙幣を新券に交換するには500億円を超える税金(印刷費用等)が必要との試算がでていますが、なぜ20年に一度の新紙幣の発行が必要なのか?なぜこの時期に発表なのか?偽造防止が深刻な問題になっているのか?・・・

説明が無いので分かりません!

 

政府の専決事項、財務省限りで新紙幣の発行は可能なようですが、経済効果も少なく、企業の対応も本格化するのは3年先位、巨額の税金が必要な新札発行については、広く論議をする場があっても良いような気がします。

 

多くの国民は、スーパーで少しでも安い食品を買い求め生活を防衛しています。

「必然性」が無く、もし新紙幣発行が只の「景気付け」なら、余りにも安易な税金の使い方のような気がします。

 

印刷技術の伝承のためという理屈も有りますが論外です!

技術の伝承は、他にも方法はいくらでもあります。

簡単に景気付けに500億円という発表に違和感を感じるのは、私だけでしょうか?