堺市の変人

堺市から情報を発信する変人親父です

「かますご」Love!

私の大好物の「かますご」、よくよく考えると今年は一回しか口に入っていません。

魚屋や百貨店の魚売り場に行く度にチェックしているのですが、見付けたのは一回限りでした。

 

大阪では「かますご」、一般的には「いかなご」「こおなご」と呼ばれていますが、いかなごの大きくなった「かますご」、10㎝位の大きなものは魚の味が口に広がり最高です。

 

少し炙ったり、南蛮漬けや天ぷらにと色々な食べ方があるようですが、ボイルしたのをそのまま酢と醤油だけの二杯酢で食べるのが好みです。

変に手を加えない方が「かますご」の味をダイレクトに味わえるような気がします。

 

余り大きくなり過ぎると骨が堅くなってしまいますので、10㎝位の骨が堅くなる前が最も美味しいですが、とにかく安い!

スーパーでも1パック100円~200円位ですので正に庶民の味方!

でも、味は抜群です。

鯛と「かますご」が並んでいたら、その日のおかずは「かますご」に決まりです。

 

3月いっぱいが旬のようですので、今年はもう口にする事はできません。

それにしても、これだけ「かますご」が口に入らなかった年も珍しいような気がします。

 

播磨灘で生まれ餌の多い大阪湾で育つと言われていますが、正に春を告げる魚です。

小さい「くぎ煮」は、醤油の味の中に「いかなご」の風味が噛むほどに味わえ、お茶漬けなんかにもピッタリですが、大きくなって身の存在感を感じられる「かますご」は「日本の春」を感じさせてくれる食材です。

 

温暖化で「かますご」の成長が早く食べ頃が短くなっているのかな?

そんな事はないか?

来年は、もう少し真剣に魚屋をチェック!