無謀な挑戦
昨夜の9時以降、口に出来るのは水だけでした。
毎年恒例の「人間ドック」に早朝から病院へ向かいました。
従来は、家内の健康保険の被扶養者になっていましたので、大阪市内の人間ドッグ専門のクリニックに行っていましたが、昨年から国民健康保険に移りましたので、堺市内の医療機関で検査してもらっています。
一般の病院は、ドッグ専門のクリニックと違い検査毎の移動が大変ですが、応対も良く気持ち良く検査が進んでいきます。
苦手なのは、肺活量の検査と聴力検査、そしてバリウムを飲む胃の検査です。
肺活量の検査は、いつも家内よりも下です。(今日は一緒に受診していませんが)
聴力は、昔に突発性難聴になった時、治療が遅れ右耳があまり聞こえません。
バリウムは、みんな苦手のようです。
天気が良さが気持ちにも表れたのか、全ての検査が順調に進み、後は先生の話を聞くだけ。
用意された弁当(堺なだ万)を平らげ、病院外の煙草が吸える喫茶店で一服しました。
「バリウムの検査は、お年寄りには大変ですね」
「年配の方は、だいたい胃カメラです」
そんな他愛も無いことを看護士さんと話をしながら時間を潰していました。
「〇〇さん」と看護士さんに呼ばれ、「ハッ」と目が覚めました。
ついつい寝てしまっていたようです。
最後は、お医者さんから、あれこれと注意を頂いて病院を出ました。
後は、送迎バスで帰るだけです。
乗り場にいって時間を確認すると、次のバスまで30分あります。
天気も良いので「泉ヶ丘駅」まで歩いてみました。
歩いても30~40分位で駅まで行けそうですので楽勝です。
暖かい日差しの中を「ルンルン」気分で駅に向かいました。
しかし、この30~40分の歩きが無謀でした。
バリウム検査終了後に下剤を飲んだのを忘れていました。
15分位歩くと、もよおしてきました。
20分も歩くと限界が近づいてきます。
とこかにトイレは!下剤が効いてきています。
限界に近い頃、目の前にお寺さん!
お寺ならきっとトイレがあるはず!必死です。
目の前に「お手洗い」の張り紙、助かりました。
後、1~2秒遅れていたら万事休す!冷や汗ものでした。
下剤の事を忘れた「無謀な挑戦」でしたが、バリウムはしっかり出たようです。