堺市の変人

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「洗たくマグちゃん」

今日のモーニングショ―で「洗たくマグちゃん」が紹介されていました。

高純度のマグネシウムの粒を洗濯機に入れるだけで洗剤要らずの優れ物らしいです。

マグネシウムが水素とアルカリイオン水を生成し、部屋干し臭やカビを落とし、すすぎも不要!おまけに洗濯槽も綺麗になるというのですから、一石二鳥です。

家内も「私も買おうかな・・・」と興味津々といったところです。

 

この「洗たくマグちゃん」を作っているのが、茨城県の宮本製作所、従業員18名の中小機械加工会社ですが、マグネシウムの加工では実績のある企業のようです。

「洗たくマグちゃん」は、製品の製造過程で出てきたマグネシウムの屑を活用したというのですから、誠に「エコ」です。

 

この製品は、永く使い続けるにはクエン酸で洗浄といったメンテナンスが必要なようですが、今まで捨てていた屑を活用し洗剤が要らないというのは画期的です。

宮本社長曰く「我が社の発展が世界の人口問題、長寿医療問題の解決に役立つ事を夢見て日々努力してまいります。」との言葉に「志」の高さを感じます。

 

このような中小企業が、日本を元気にしてくれるのでは?と期待してしまいます。

大企業が経済的な発展(売れる物を作る)を追い求め、人々の「幸せ」が後回しになっている現状を見るにつけ、「志」の大切さを改めて感じます。

 

この番組で宮本社長が「自分で値段を付けられる製品を作りたかった」という言葉に、私は「ハッ」としました。全く気付いていませんでした。

改めて中小企業(下請け会社)の現実に触れたような気がしました。

テレビを見ている時には、話題の商品が売れ、順風満帆、元気な中小企業と思っていましたが、この会社も他の中小企業と同じように自分で値段を決められなかったのかと思うと、夢を実現した宮本製作所に拍手喝采といったところです。

 

まだまだ日本には、大企業だけでなく「志」を持った元気な中小企業が必要なようです。

そんな中小企業が、我が国の製造業の底力となっているような気がします。